2020年05月17日

黒田三郎「夕焼け」

いてはならないところにいるような
こころのやましさ
それは
いつ
どうして
僕のなかに宿ったのか
色あせた夕焼け雲のように
大都会の夕暮の電車の窓ごしに
僕はただ黙して見る
夕焼けた空
昏れ残る梢
灰色の建物の起伏

美しい影
醜いものの美しい影
                     黒田三郎
記憶とは過去ではなく、私たちの今の意識だ。夕陽の記憶とは?
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選▽作曲家・加古隆の世界 NHKFM

5月17日日曜 NHKFM 午前8時10分〜 午前9時00分

選▽作曲家・加古隆の世界(1)

西村朗,加古隆


「パリは燃えているか」加古隆:作曲

(ピアノ)加古隆、(管弦楽)NHK交響楽団、(指揮)下野竜也(5分30秒)


「愛と憎しみの果てに」加古隆:作曲

(管弦楽)NHK交響楽団、(指揮)下野竜也(4分20秒)


「パラドックス」加古隆:作曲

(ピアノ)加古隆、(ベース)ケント・カーター、(ドラムス)オリバー・ジョンソン(8分10秒)


「ピアノ曲集「クレー」から「秋を告げる使者」「さえずり機械」「冬の山」」

加古隆:作曲(ピアノ)加古隆(13分00秒)

5月24日日曜 NHKFM 午前8時10分〜 午前9時00分

選▽作曲家・加古隆の世界(2)

西村朗,加古隆

楽曲

「ポエジー」加古隆:作曲(ピアノ)加古隆(6分20秒)

「曠野のアリア」加古隆:作曲(3分20秒)

「白い巨塔」加古隆:作曲(2分35秒)

「フルート、クラリネットと2人の打楽器奏者のための四重奏曲」加古隆:作曲(2分15秒)

「「ヴァーミリオン・スケープ」から 第4楽章 第5楽章」加古隆:作曲(管弦楽)オーケストラ・アンサンブル金沢、(指揮)井上道義(5分35秒)

「テンペスト」加古隆:作曲(ピアノ)加古隆、(バイオリン)相川麻里子、(ビオラ)南かおり、(チェロ)植木昭雄(4分30秒)

「黄昏のワルツ」加古隆:作曲(3分20秒)

今の社会状況に寄り添っている音楽です。空気の深く読めるサウンドは、心に染み入ります。

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2020年05月16日

『ドゥルーズ 流動の哲学』宇野邦一(講談社学術文庫)

 没後20年を過ぎた今も世界中で多くの読者を獲得し続けている哲学者ジル・ドゥルーズ(1925-95)。初の単著『経験論と主体性』(1953)から『ニーチェと哲学』(1962)、『カントの批判哲学』(1963)を経て『ベルクソニスム』(1966)に至る哲学者のモノグラフィーを発表したドゥルーズは、続いて『差異と反復』(1968)と『意味の論理学』(1969)を解き放ち、世界に衝撃を与えた。進化を続ける哲学者は、次に精神分析家フェリックス・ガタリ(1930-92)との協働を始動させ、『アンチ・オイディプス』(1972)と『千のプラトー』(1980)という恐るべき著作を完成させる。その後、記念碑的な映画の哲学『シネマ』全2(1983年、85)、ライプニッツ論『襞』(1988)といった単著の執筆に戻ったドゥルーズは、最後にもう一度、ガタリとの共著『哲学とは何か』(1991)を発表。そして、1995114日、みずから命を絶った。 


本書は1976年から83年――『千のプラトー』から『シネマ』へと至る時期にドゥルーズ本人の薫陶を受け、その指導の下で博士論文を書いた著者が、主要著作の読解を通して師の歩んだ道のりをたどり直し、初めて1冊にまとめたものである。

 2001年に講談社選書メチエとして出された原著は、20世紀最大の哲学者の全容に触れたい人の「最初の一冊」として広く親しまれてきたが、このたび、大幅な加筆・訂正を経た決定版をお送りする。 


ひたすら愚直に、そして誠実に主要著作を読み解いていった約20年前の作業を現在のまなざしで見直した著者は、「いまはドゥルーズについて書くべきことを書き終えなければ、と思う。量ではなく、質の問題、いやまさに強度の問題である」と書いている。こうして生まれ変わった本書は、今後も新たな輝きを放ち続けるだろう。 


『ドゥルーズ 流動の哲学』宇野邦一(講談社学術文庫)目次


この本にいたるまで――学術文庫版に寄せて 

プロローグ――異人としてのドゥルーズ 

第一章 ある哲学の始まり――『差異と反復』以前 

第二章 世紀はドゥルーズ的なものへ――『差異と反復』の誕生 

第三章 欲望の哲学――『アンチ・オイディプス』の世界 

第四章 微粒子の哲学――『千のプラトー』を読み解く 

第五章 映画としての世界――イマージュの記号論 

第六章 哲学の完成 

エピローグ――喜びの哲学 

文献一覧 

あとがき 

学術文庫版あとがき 

ジル・ドゥルーズの生涯と主要著作


https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000337919


宇野邦一  1948年、島根県生まれ。パリ第8大学哲学博士。立教大学名誉教授。専門は、フランス文学・思想。主な著書に、『反歴史論』(講談社学術文庫)のほか、『アルトー』、『ジャン・ジュネ』、『破局と渦の考察』、『吉本隆明』、『土方巽』など。ジル・ドゥルーズの主な訳書に、『フーコー』、『アンチ・オイディプス』、『襞』、『フランシス・ベーコン』など。


《いま世界に蔓延しているのは、生命よりも、権力や諸々の欲望であり、観念であり、それが学や思想さえも侵食している。哲学を外部の生に向けて切開しようとしたドゥルーズたちの懸命な試みに逆行するように、アカデミズムを保持しつつ、哲学のフォーマットを確保するような試みが、一部でモードになっている。

生を否定する権利が今も跋扈する世界では、生の肯定のために、権利の勢力に対して激しい否定、あかり、笑いが向けられるのは自然なことだ。》

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原っぱには、何もなかった。

「原っぱ」 長田 弘


 原っぱには、何もなかった。ブランコも、遊動円木もなかった。ベンチもなかった。一本の木もなかったから、木蔭もなかった。激しい雨が降ると、そこにもここにも、おおきな水溜まりができた。原っぱのへりは、いつもぼうぼうの草むらだった。


 きみがはじめてトカゲをみたのは、原っぱの草むらだ。はじめてカミキリムシをつかまえたのも。きみは原っぱで、自転車に乗ることをおぼえた。野球をおぼえた。はじめて口惜し泣きした。春に、タンポポがいっせいに空飛ぶのをみたのも、夏に、はじめてアンタレスという名の星をおぼえたのも、原っぱだ。冬の風にはじめて大凧を揚げたのも。原っぱは、いまはもうなくなってしまった。


 原っぱには、何もなかったのだ。けれども、誰のものでもなかった何もない原っぱには、ほかのどこにもないものがあった。きみの自由が。


長田弘『深呼吸の必要』より

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東京オリンピックが中止だと?

1923関東大震災 
1925治安維持法 
1940東京オリンピック(中止) 
1941太平洋戦争 

2011東日本大震災 
2014秘密保護法施行 
2020東京オリンピック(中止?)
2021には何があるのだろうか
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2020年05月15日

ドラマ25『捨ててよ、安達さん。』テレビ東京

『捨ててよ、安達さん。』TV東京

深夜番組 土曜 0:52 - 1:23(金曜深夜)

本人役を演じる安達祐実さん。

女性誌の編集長から持ちかけられた「毎号一つ私物を捨てる」という連載企画を引き受けたことから、夢の中に現れる擬人化した私物と対峙していくさまを描く。


安達さん(本人) - 安達祐実 

夢の中の少女 - 川上凛子

西村マネージャー - 西村晋弥

安達さんの娘(美羽) - 新井美羽


【ゲスト】

1話 貫地谷しほり - 安達さんの代表作のDVD 後藤ユウミ

2話 臼田あさ美 - 輪ゴム

戸塚純貴 - レジ袋 黒木うらら

3話 加藤諒 - 初代携帯電話

4話 片桐はいり - 時計

5話 梶原ひかり - 梶原ひかり(本人)

https://youtu.be/BGWA-jfLqKc

監督 - 大九明子、成瀬朋一、林雅貴

脚本 - 下田悠子、大九明子

音楽 - 侘美秀俊

オープニングテーマ - Vaundy Bye by me」(SPACE SHOWER MUSIC

エンディングテーマ - SpecialThanks 「明日も明後日も」(K.O.G.A Records

プロデューサー - 漆間宏一(テレビ東京)、加藤伸崇(S.D.P)、坪ノ内俊也

制作 - テレビ東京、S.D.P

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『イップ・マン 継承』香港映画 2020年5月15日『イップ・マン 継承」(朝日放送) 25:31-27:21

ブルース・リーの師匠でもある武術家イップ・マンを主人公に据えた人気アクションの第3弾。1950年代末の香港を舞台に、悪徳不動産業者に挑む彼の姿を、家族との絆を絡めて描く。監督にこれまでのシリーズ同様ウィルソン・イップ、キャストに『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』などのドニー・イェンや、リン・ホンら前2作のメンバーが結集。ドニー・イェンが見せる立ち回りに加え、ボクシングの王者としてその名をとどろかせてきたマイク・タイソンの出演も見どころ。


武術家イップ・マン(ドニー・イェン)が、イギリス人ボクサーと死闘を繰り広げてから9年。妻や息子と静かな毎日を送ってきた彼は、都市開発を進める悪徳不動産業者が息子の通う小学校の土地を狙っているのを知る。強引に土地買収を行う不動産王とその手下から、小学校を守ろうとするイップ・マン。暴力も辞さない手下たちをけ散らしていく彼だったが、妻が病に倒れてしまう。愛する家族を守るべきか、自分たちが暮らす町のために戦うべきか、そのはざまで思い悩む彼は……


https://youtu.be/zNiWK9MK1dc


【キャスト】 吹替え

ドニー・イェン(大塚芳忠

マックス・チャン(遠藤大智

マイク・タイソン(藤沼建人

リン・ホン(恒松あゆみ

パトリック・タム(岡井カツノリ

ケント・チェン(高岡瓶々

チャン・クォックワン(三瓶雄樹


【スタッフ】 

監督:ウィルソン・イップ 

アクション監督:ユエン・ウーピン 

製作:レイモンド・ウォン 

脚本:エドモンド・ウォン 

音楽:川井憲次 

撮影監督:ケニー・ツェー 

プロダクションデザイナー:ケネス・マック 

編集:チュン・カーファイ 

衣装:リー・ピッククワン 


原題:葉問32015年/中国・香港/広東語・英語/105分/カラー/シネスコ/ 配給:ギャガ・プラス


興行成績にインチキ工作があった中国公開、だが本編は映画としてキッチリ製作されている。アクション場面に面白い演出が楽しめる作品。

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『天使にラブ・ソングを…』5月15日放送

金曜ロードショーでリクエストが多かった『天使にラブ・ソングを…』5月15日(金)よる9時00分〜10時54分放送。

◆監督:エミール・アルドリーノ

◆出演:ウーピー・ゴールドバーグ、マギー・スミス、ハーヴェイ・カイテル

キャシー・ナジミー、ウェンディ・マッケナ

しがないクラブ歌手のデロリスが、殺人現場を目撃したためギャングに命を狙われるハメに…!身を隠すための意外な場所は、なんと修道院!

命惜しさにじっと我慢するデロリスだったが、聖歌隊のリーダーに任命されてから実力発揮。それまでヘタクソだったコーラスに代わり教会から流れてくるのはソウルやロックの”賛美歌”!?

街中の人気となり、ニュースに取り上げられたせいでデロリスの存在をギャングに知られてしまい…!!

posted by koinu at 14:00| 東京 ☀| 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画『荒野の七人』シノプシス

『荒野の七人』1960年アメリカ映画

 くる年も、くる年もメキシコの寒村イストラカンは、カルヴェラ(イーライ・ウオーラック)ひきいる野盗に襲われた。相談を受けた村の長老は言った。
 「ガンマンを雇うんだよ。わしらにろくに金はないが、メシが欲しいガンマンもいる筈だ」
 ガンマン探しに出かける3人の村人の或るテキサスの町で滅法強いガンマンのグリス(ユル・ブリンナー)を見つけた、黒ずくめで、頭脳と度胸のある男だ。グリスは村人の窮地を察して引き受けた。金につまっていた相棒ヴイン(スティーブ・マックィーン)も承知した。あと5人が必要だ。西部がず和になって、ガンでメシが食えなくなったハリー(ブラッドーデイクスター)が加わった。農家のマキ割をしていた無愛想だが、たくましい筋肉の持主ライリー(チャールズ・ブロンソン)ナイフ投げの名人ブリット(ジェームズ・コーバン)話をきいた口に撃ちのスタイリストのリー(ロバート・ヴォーン)で合計6名、グリスをリーダーに、村に出発した。
 ひとりの若者があとをつけてくる。向う気がつよく、グリスの腕にほれこんで弟子人をしたがるチコ(ホルスト・ブッフホルツ)だ。初めから子供扱いしていたグリスも、やがてチコの熱心さにほだされて、一行に加えてやる。
 村人たちは、一人たった20ドルの仕令に命をかけてやって来た七人を丁寧に迎えた。村祭りが最鳥潮に達した時、見張りの少年から合図、3人の斥候兵が近づいてきだ。ブリットとリー、そしてあとを辿ったチリの姿が火山に消えた。
 銃声が2度、また1発、おびえき村人たちの前に3人が銃を持って現れる。
7人は村人たちに射繋の練習をさせ、隠し柵を作り、溝を掘らせて、カルヴェラー党の襲撃にそなえた。やがて40人ひきいて現われる。支離滅裂、カルヴェラー党は七人と村人たちが力を合せた反撃に部下の半数の死体を残して、命からがら逃げ帰った。
 こんな時チコと村娘ペトラ(ロゼンダ・モンテロス)に恋の花がさく。逆襲の先手を打って七人はカルヴェロの野営地を襲ったがも抜けのから、不吉な予感に村にとって返したグリスは、まんまとカルヴェラの罠にはまって捕えられ、丸腰にされてテキサス国境まで送り届けられた。
村で勝利の祝い酒に酔っていたカルヅエラー党は、まさか戻ってくるまいと思われたグリスら七名に急襲された。七人がすごいスピードで走りまわり、射ちまくるめまぐるしい乱戦。カルヴェラをはじめ、野盗はほとんど全滅した。だが七人の方も生き残ったの
は、グリス、ツイン、チコの三人だけだった。村人たちが取り入れに、追われている秋の日、三人は村を去っていく、だがチコは村娘ペトラのところに残る決心をした。
グリスはヴインに言った。
「勝ったのは俺たちのたちじゃない、百姓だよ」。
(スクリーン編集部選『外国映画代表作への招待』アメリカ編より)

なかなか要領よくしかも、人物のキャラクターも、動き方も、狂いなく、僅か800字の中で、眼に浮ぶように書かれています。これは作者の頭の中に七人のキャラクターがはっきり描かれているからです。特にラストで、黒澤明氏の「七人の侍」のラストのセリフそのままで、「勝ったのは俺たちのたちじゃない、百姓だよ」といわせて、ただ単なる勧善懲悪ものでないことも明確に立てています。

シノプシス(synopsis)
梗概、要約、大意の意で、映画や芝居、オペラなどの粗筋をいう。syn-は「ともに」「同時」「類似」の意の接頭語で、これに「見る」の意のopがついたもの。演目のストーリーを簡単に要約、紹介するためのもので、劇場のプログラムなどに掲載されているものをいうが、とくに映画製作上では、主題、登場人物、舞台などを設定した粗筋をいい、シナリオを書く前につくられるものをさす。【デジタル大辞泉】より
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2020年05月14日

『群盗荒野を裂く』1966年制作のマカロニ・ウェスタン。

『群盗荒野を裂く』1966年制作のマカロニ・ウェスタン。

BSプレミアム515日(金)午後100分〜259分放送


【製作】ビアンコ・マニーニ

【監督】ダミアーノ・ダミアーニ

【原案・脚本】サルバトーレ・ラウラーニ

【撮影】トニー・セッチ

【音楽】ルイス・バカロフ

【音楽監修】エンニオ・モリコーネ


https://youtu.be/OnvhP89d3HY


動乱のメキシコ。 

アメリカ人のビルの乗り込んだ列車を、エル・チュンチョ率いる盗賊団が襲撃する。 

賞金首であったビルは盗賊団の味方につこうと考え、機関手を撃ちチュンチョらの仲間になる。 

一味はビルの策略で政府軍の基地を次々と襲い、チュンチョとビルは闘いの中で友情を深めていく。 

しかしビルの本当の目的は他にあった…… 

殺戮や銃撃シーンより、ストイックな人物描写が見所の異色マカロニ・ウエスタン。


https://youtu.be/_mgJDIVxc6s


キャスト(日本語吹替)

エル・チュンチョ/ジャン・マリア・ヴォロンテ(小林清志)

ビル・テイト/ルー・カステル (市川治)

エル・サント/クラウス・キンスキ(寺島幹夫)

アデリータ/マルティーヌ・ベズウィック (平井道子)

フェレイラ /アルド・サンブレル(柴田秀勝)


製作年度 1966

製作国・イタリア

原題 QUIEN SABE?/A BULLET FOR THE GENERAL

posted by koinu at 21:00| 東京 ☀| 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする