2024年12月31日

なぜ美人はいるのか?

世には美男美女がいる。さて美男美女とはなんだろう。

男性なら眉目と引き締まった口元、きちんと手入れされた髪と背丈も締まった身体のイケメン。女性なら大きく二重の目と柔らかそうな唇、水気のあるしっとりした肌に、長くつややかな髪などの要素。ユニセックス化が進んで、男の精悍さと女の優美さを兼ねそなえた美人もいる。そして美少女のようは男性も増えたりしてる気がする。


目鼻立ちがよい髪が美しい、といっても、それらは感覚器官や保護器官の配置と形状の差異でしかない。美人のほうが視力がよくて百メートル先に落ちている硬貨を見つけられる機能的には美人でも不美人でも相違はない。人は美人を見ると好ましいのか謎である。


なぜ美人を美人だと感じるのか?

進化史的な経緯から、太古ヒトはみな猿のような顔をして、人類は不細工だったろう。

その中に突然変異によって、かわいい美人が発生したとする。この人は当初から好ましいものとして扱われたか疑問である。

なぜなら猿のようなヒトたちは、外敵と飢えと寒さから逃げるのに精一杯で、目鼻の位置が左右に二、三ミリ異なるだけの同胞を優遇する余裕はなかったろう。

視力がいいとか嗅覚が鋭いとか、よい子を産みそうな大きな骨盤が要るなど機能面に着目した優遇策を取っただろう。

進化の曙には美人は無視された可能性がある。現代では美人が美人として扱われるきっかけとなった出来事があったか?


高等哺乳類には表情がある。表情は要するに早い意思伝達手段。最初に生まれた表情は泣き顔、生存に直結する表現である。

抵抗しない命ばかりは許しという意思を表明するのが泣き顔だろう。

泣顔できなかった者より生き延びやすい。赤ん坊は泣いて生まれてくる。それによって周囲の大人は庇護心を喚起された。


泣き顔に続いて怒り顔であろう。怒りは威嚇を表して、攻撃せずにそれに近い成果を得る。攻撃は反撃される恐れのあるリスクの高い行動だから、避けられたら大きな利点となる。

そして人間は笑い顔を採用して、解釈はちょっと難しい。犬猫は笑わないので、笑いが知能の高さと関係してると考えられる。

人間にはミラーニューロンに感情移入をする神経部位がある。これによって生じるのが想像力となる。想像力があれば、楽しんでいる相手を見て楽しめるから、有効な報酬となる。赤ん坊の観察から限られたリソースを割いて、早くから笑う。

喜怒哀楽の表情を描く、アニメーションの作画に長々と関わっていると人間の顔について歴史を感じざるをえない。


顔面部品の細やかな操作の瑣末な行為が、ヒトの社会において、対費用効果の高い生存手段であるか考える。

ヒトは顔面部品の微動に操ることで、大幅にコミュニケーションのコストを削減したのだ。

さて社会で美人はいかなる意味を持つか。

健康、エンタメ、ファッション、政治、犯罪、陰謀など美女は社会に広まっています。

ある種の奇形でもあった美人たちは人口が増えて、好まれて結婚する男子も多い。そして美少女が益々誕生することになる。


この現象は何か想いあたるのだった。

ロマンポランスキーの映画『吸血鬼』である。コメディではあるが、人類史の崖っぷちを見事に描いている。

「人からなんでもかんでも、吸収してしまうのが女の機能でもある」

まさに動植物の生物機能を利用して、生き延びることをしている。

何の為に?

如何にして?

そしてどこまで、やるのかな?

posted by koinu at 07:00| 東京 ☀| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月05日

ロボットの語源と原則

ヨーロッパの国チェコスロバキアの作家カレル・チャペックが、1920年に書いた戯曲「R.U.R. 」で登場。

チェコ語で「強制労働」を意味するロボタ(robota)という言葉から作ったらしい。


【動画】重い荷物を引くヒューマノイドロボット(The humanoid robot which drags a heavy load.) 

https://youtu.be/i_M4gtNkNHQ?si=hQkONaSf4NjPzWSD


科学者でもありSF作家のアイザック・アシモフがSF小説「われはロボット」の中で「ロボット工学三原則」を提唱して、その後のロボット研究者に影響を与えている。


【ロボット工学三原則】

第一原則「ロボットは人間に危害を加えてはならない」

第二原則「第一原則に反しない限り、人間の命令に従わなくてはならない」第三原則「第一、第二原則に反しない限り、自身を守らなければならない」


FOOMA JAPAN 2023】人協働ロボット COBOTTA PROを活用した協働計量システム

https://youtu.be/1FyvBkAFnn8?si=AhVzNrDZuSgHF77J

posted by koinu at 09:00| 東京 ☁| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年04月01日

エイプリルフールの由来

「古代ペルシャで行われていた41日前後にいたずらする『ジズダベダール』があった。

そんな春のお祭りに由来するなど、いろいろな国の文化が起源となり、16世紀フランスで暦を改変する時に起きた暴動が起源という。

フランスでは長い間325日を新年として祝っていた。16世紀に国王だったシャルル9世が、11日を新年とする新しい暦『グレゴリオ暦』を採用する。日本でも明治時代からこのグレゴリオ暦が採用された。

325日から41日にかけて新年のお祭りをしていた人々は混乱して、41日を「嘘の新年」だと騒いで王様に反抗する。

シャルル9世は嘘の新年を祝った人たちを処刑して、この事件を忘れないために、41日に嘘をつく習慣が欧州を中心に伝わり世界にも広がった。

日本では大正時代に欧米で流行っている文化として直訳で『四月馬鹿』と新聞で紹介された。

posted by koinu at 10:00| 東京 ☁| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年03月05日

チキンラーメンとカップ麺の発案

チキンラーメン創業者・安藤百福は、ハレー彗星が地球に大接近した1910年に生まれた。幼い頃に両親を亡くして呉服店を営む祖父母のもとで、商売の現場を間近に見ながら育った。独立心と事業意欲が旺盛で「誰もやっていない新しいことをやりたい」と、最初に選んだのは繊維事業。22歳の若さでメリヤスを販売する会社を設立すると、大成功を収める。幻灯機の製造、炭焼き事業、バラック住宅の製造、製塩や学校の設立など、さまざまな事業を手がけた。

時代の流れをいち早くキャッチして、すぐに事業化するベンチャー精神と、失敗してもあきらめないバイタリティーは、芽ばえていた。

どんな事業も「何か人の役に立つことはないか」「世の中を明るくする仕事はないか」という確固たる信念があった。

終戦後に食糧難となった日本では、腹をすかせた人々が街にあふれて、栄養失調のために行き倒れになる人がいた。

「やっぱり食が大事。食がなければ、衣も住も、芸術も文化もあったものではない」

大阪駅近くの闇市を通りかかった時に、目にしたのは寒空で杯のラーメンを食べるのに並ぶ長い行列だった。日本人が麺類好きであるのを改めて実感し、この行列に大きな需要が隠されているのを確信した。

同じ頃に日本政府はアメリカの余剰小麦を使った食事を奨励してたが、そのほとんどはパンやビスケットになっていた。

同じ小麦を使うなら、なぜ日本人の好む麺類を奨励しないのか?」と疑問に感じていた。

"お湯があれば家庭ですぐ食べられるラーメンを作ろう。無一文の生活から這い上がるため、長い間あたためてきたアイデアの実現へ向けた。

熱湯を注いで3分で食べられる。チキンラーメンは大ヒットした。


1966年に安藤がチキンラーメンの日本国外進出を目指してロサンゼルスのスーパーマーケットに売り込んだが、アメリカには手近に箸や丼がないのに気づかされる。 そこで考えた末にチキンラーメンを砕いて紙コップに入れて、熱湯を注いでフォークで食べたのがヒントになった。紙コップで手軽に食べられるラーメンをと発案して作られたのが、カップヌードルである。

世界80カ国で発売されて、世界累計販売数は20163月に400億食、20218月には500億食を達成した。

今や様々なタイプがあるカップ麺だが、あっさりしたな健康志向も開発されている。


安藤 百福 (あんどう ももふく

1910  2007。日清食品創業者。 安藤スポーツ・食文化振興財団創設者。 1958年世界初のインスタントラーメンチキンラーメンを発明してインスタントラーメン産業創出。 1971年、世界初のカップ麺カップヌードルを発明。

posted by koinu at 10:00| 東京 ☀| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年02月02日

2月3日は「節分の日」

「節分」は立春・立夏・立秋・立冬の前日で、とくに立春前日がもっとも重要視される行事。

当日に豆をまいて鬼を追い払い、邪気や穢れ次の季節へ持ち越さない日本古来の風習。


一般的には、23日が「節分の日」として知られる。しかしうるう年の関係で、その年によって立春の日が変わることがある。22日や24日になることもある。


節分に大豆で豆まきをする理由は、昔から穀物には鬼や邪気を追い払う力があるといわれているからです。中国では古来より、宮中行事の厄払いにあずきを使用。この風習が室町時代に日本へ伝わり、五穀豊穣を祈って大豆に変わったとされます。

posted by koinu at 21:00| 東京 ☁| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月19日

1月19日はエドガー・アラン・ポーの誕生日

今日119日はアメリカ合衆国の小説家、詩人、評論家であるエドガー・アラン・ポーの誕生日です。 


エドガー・アラン・ポー(Edgar Allan Poe1809119 - 1849107日)

米ボストンに生れ、旅役者の両親と幼くして死別、アラン家で養育される。ヴァージニア大学を中退。

貧窮のなか雑誌編集の仕事などを転々としながら詩・短編小説を執筆するが、母国よりもフランスで高く評価された。酒と麻薬の乱れた生活を送り、奇矯な振る舞いで悪名が喧伝される。詩や小説の計算された美的効果を主張し、フランス象徴派をはじめ推理小説にいたるまで後代に大きな影響を与えた。


【青空文庫】作家別作品リスト:ポー エドガー・アラン

https://www.aozora.gr.jp/index_pages/person94.html


彼を尊敬する作家がエドガーランポから、江戸川乱歩のペンネームをつけた。

江戸川乱歩は1894年生まれ、エドガー・アラン・ポーは1849年没。

子供の頃から、日本の探偵小説などに親しんで、早稲田大学在学中の1914年ごろに、エドガー・アラン・ポーやコナン・ドイルの探偵小説に出合い、乱歩に影響を与えたのは、「暗号もの」と呼ばれる小説で、ポーの代表作である「黄金虫」と呼ばれる暗号ものに触発される。

乱歩自身も「孤島の鬼」「黄金仮面」「化人幻戯」「ぺてん師と空気男」など、暗号ものの小説を多く残している。


しかし1933年に〈新青年〉昭和811月号から昭和91月号まで連載した探偵小説は、完成に至らず未完となっている。


江戸川乱歩『悪霊』あらすじ

小説家の「私」はとある失業者の男から無理矢理に、犯罪記録を二件売りつけられる。その犯罪記録は祖父江進一が、岩井坦という人物に送った手紙の束であった。

祖父江が顔見知りの未亡人の家を訪ねたところ、鍵のかかった密室で全裸の遺体で発見される。警察の調査によると遺留品として、謎のマークが書かれた紙が発見された。

その後の調査で事件当日に、奇妙な紳士と和服の女性が未亡人の家を訪ねていたのが発覚したが、それ以上の情報は得られなかった。捜査が難航する中、祖父江は霊媒師に犯人を透視する事を提案した。

祖父江の前で降霊術を行った霊媒師は、この後もう一つ殺人事件が起こると語る。さらに犯人は祖父江を含めた5人の中にいると口にした。一体犯人は何者なのだろうか。


【青空文庫】『悪霊』

https://www.aozora.gr.jp/cards/001779/card57515.html


【連載中止】

『新青年』編集部の懇請に応じて執筆したが、大衆小説を書いていた乱歩は2年ぶりの本格推理小説復帰と注目された。しかし途中で乱歩が創作意欲をなくし、2号続けて休載した後に4月号に読者へ「失敗のひとつの理由は、種々の事情の為に、全体の筋立ての未熟のまま、執筆を始めた点にもあったと思いますが、抜け殻同然の文章を羅列するに堪えませんので、ここに作者としての無力を告白して、『悪霊』の執筆をひとまず中絶することに致しました」との詫び状を掲載。

その後も執筆が再開されることはなく、乱歩の死によって永遠に未完の作品となっている。

posted by koinu at 10:00| 東京 ☁| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年08月16日

【おだつ】という方言

北海道弁の「おだつ」は、「ふざける」「ふざけて騒ぐ」「調子に乗る」「いい気になってはしゃぐ」という意味。 

仙台弁では「おだつ」を「おだづ」と発音されて、「おだつ」や「おだつな」の使い方や意味は同じだが「おだづもっこ」というイタズラ小僧・悪ガキという意味の方言もある。


『おだてる(煽)』という語(他動詞)は『人の気持ちを乱すように騒ぎ立てること』や『さかんにほめたてること』を言う。  


福島方言の『おだつ』は、この語の自動詞形である。 『お立ち』の意の『おだつ』とは発音が違っていて、こちらは『おだ』の音が鼻にかかった発音になっている。」


三重では、伊賀弁・伊勢弁・紀州弁・志摩弁と数多く存在している。北三重方言では、北・中伊勢方言・伊賀方言。南三重方言では、志摩・南伊勢方言などが使われ、京阪式アクセントと東京式アクセント違いがある。

北部では「おだつ」という方言も頻繁に使われているが、南部ではあまり聞き馴染みがない。

posted by koinu at 14:00| 東京 ☀| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年06月19日

サソリとカエルの寓話

サソリが川の前にやってきて川を渡りたいと思った。そこへ泳ぎの得意なカエルがやってきた。
「俺をおぶって向こう岸まで連れていってくれよ」
泳げないサソリを見るとカエルは答える。
「いやだよ。だってお前は俺を刺すに違いないだろう」
IMG_4193.jpeg
「安心しな。お前を刺してしまうと、金槌の俺までおぼれてしまうじゃないか」
カエルはもっともだと思い、サソリを背負って川に入った。川の中盤に来た頃にカエルは背中に激痛を感じた。

「うう、なんでお前はおぼれることがわかっているのに俺を刺したりするんだ」
そういいながらカエルはサソリを背負ったままずぶずぶと水の中に沈んでいく。サソリは哀しそうな声で言った。
「すまんな。それがおれの性 (nature)ってやつなんだ」

植民地にされる側の痛みと、侵略する側の性分が、二人称の形式で描かれている物語。

全く何の役にも立ってない攻撃、ズブズブと自らも沈むとう、加害の対象にも関わらず抑えきれない行為に及ぶ。戦争でない日常でも、侵攻するする者たちの止めれない性分というものがある。

IMG_3710.jpeg
posted by koinu at 14:00| 東京 ☀| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月12日

「面舵いっぱい」由来

船の舵を右に目一杯とって船の進行方向を全力で右に向ける。

舵を左にとるのは「取り舵」で、左に目一杯舵を取るとは「取り舵いっぱい」。


「取舵」の「とり」は十二支の「酉(とり)」の方角に由来する。年だけでなく時刻や方位にも使われて、方角を十二支に分けた場合、北が「子(ね)」で南が「午(うま)」となる。北極と南極を結ぶ線を「子午線」というのは十二支の方位に由来する。

そして、西(左)が「酉」で東(右)が「卯」となる。左の酉の方位に舵を切るので、「酉舵」となった。一方、右は卯の方位となり、「卯の舵」となる。これを古くは「卯面舵(うむかじ)」といい、音がなまって「面舵(おもかじ)」になったり

北と南を結ぶ「子午線」と同様に、東と西を結ぶ線は十二支の方位に由来して「卯酉線(ぼうゆうせん)」という。

posted by koinu at 09:00| 東京 ☁| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月05日

子供の日と「菖蒲」

IMG_3599.jpegIMG_3625.jpeg

端午の節句は中国に由来する行事。

中国の世界観では陰陽の考え方で、55日は33日や77日と同じく、陰陽の「陰の日」とされていた。

日本に伝来してからも、55日には菖蒲を飾ったり、軒先に吊るしたりするなどして邪気を払い、家族の無病息災を祈った。

戦国時代になり「菖蒲」の言葉から「尚武(しょうぶ)」につながり、端午の節句は男子の武運を祈り、成長を願う行事になった。「尚武」とは「武道、軍事を重んずること」という意味で、武家に生まれた男子にとって重要視された。

江戸時代に入ると武家以外の民衆にとっても端午の節句は、男の子の成長を祝い、願う行事へと定着していった。

posted by koinu at 10:00| 東京 ☀| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月03日

ひな祭りの歴史と由来

「ひな祭りの起源は中国までさかのぼれるとされています。昔、漢の時代の徐肇という男おり、3人の女児をもうけたにも関わらず、3人とも3日以内に死んでしまいました。

 その嘆き悲しむ様子を見た同じ村の人たちが酒を持ち、3人の女児の亡骸を清めて水葬したことに由来しているとされています。」


ひな祭りの歴史と由来(歳時記の用語)

http://www.kanshundo.co.jp/museum/saijiki_yogo/hina01.htm


悲劇性のある由来だったんですね。

平安時代には由来の雛形のようなことが、起源とされています。

 

「ひな祭りの歴史は古く、その起源は平安時代中期にまでさかのぼります。

 その頃の人々は、三月の初めの巳の日に、上巳の節句といって、無病息災を願う祓いの行事をしていました。陰陽師を呼んで天地の神に祈り、季節の食物を供え、また人形(ひとがた)に自分の災厄を托して海や川に流すのです。」


人形辞典:ひな祭りの歴史

https://www.ningyo-kyokai.or.jp/jiten/history.html


古代中国には上巳の日(3月最初の巳の日)に川で身を清める風習があり、これが日本に伝わって草や藁など作った人形(ひとがた)に穢れや災いを移して川や海に流す風習と融合したとされる。また、貴族の間では幼児を災いから守る「天児と這子」が作られ、後の「立雛」の起源になった。一方で上流階級の子女の間には「ひいな遊び」という遊びがあった。

https://ja.wikipedia.org/wiki/雛祭り


「縁起がいいって何?」

https://youtu.be/yD3m426q-S8

posted by koinu at 11:00| 東京 ☁| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月22日

【ねこの日】2月22日

82BDA7D3-FF23-467B-8CCC-CD07CC2C1966.jpeg
昨年西暦2022年は「2」が6個並らんで、「スーパー猫の日」ニャー(=^ェ^=)。だった。
6個も並ぶのは鎌倉時代の1222年以来800年ぶりらしい。次のスーパー猫の日は2122年となる2月22日にゃん。(=^x^=)
posted by koinu at 10:12| 東京 ☀| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月01日

「癸卯」元旦

DF118126-FF95-4EC2-9470-A604D99765DC.jpeg

本年度は六十干支では「癸卯(みずのとう)」にあたる年。

干支の十二支は動物ではなく、季節に従って植物が変化するのを表す12段階、「滋」「紐」「演」「茂」「伸」「巳」「仵」「味」「身」「老」「脱」「核」が十二支のもとであったらしい。それが音や韻が似ている動物に置き換わり、ネズミに始まる12種類の動物になったという。

posted by koinu at 09:00| 東京 ☀| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月12日

来年は卯年

卯は穏やかで温厚な性質で、「家内安全」な意味を示している。その跳び姿から「飛躍」、「向上」を象徴して親しまれてきた。草木が地面を蔽うようにした状態を表して、新しいことに挑戦するのに最適な年という。


卯年生まれの人は、優しく、静かで、優雅で、警戒心が強く、素早く、巧みで、親切で、忍耐強く、非常に責任がある傾向があるが、表面的で、頑固で、憂鬱で、過度に控えめな場合がある。

91AE818A-7D23-47A7-9ED5-765E3BBF5B82.jpeg
posted by koinu at 08:35| 東京 ☀| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月30日

縄文人の笛

DSCN0165.JPG
posted by koinu at 11:44| 東京 ☁| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月29日

弥生人たち

DSCN0152.JPG
posted by koinu at 09:30| 東京 ☁| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月13日

【1899年生まれ著名人】


この年には鮮烈な真っ直ぐな生き様をした人が生まれている。調べてみたらズラリと、開拓者たちが並んでる。

1

17 - フランシス・プーランク、フランスの作曲家(+ 1963年)

18 - ソロモン・バンダラナイケ、政治家、セイロン第4代首相(+ 1959年)

112 - パウル・ヘルマン・ミュラー、スイスの化学者(+ 1965年)

113 - 田谷力三、オペラ歌手(+ 1988年)

115 - 赤尾敏、日本の政治家、大日本愛国党初代総裁(+ 1990年)

117 - アル・カポネ、アメリカ合衆国のギャング(+ 1947年)

117 - ネヴィル・シュート、イギリスの小説家(+ 1960年)

120 - 高柳健次郎、日本の工学者、「日本のテレビの父」(+ 1990年)

120 - アレクサンドル・チェレプニン、ロシアの作曲家(+ 1977年)

120 - 徳永直、小説家(+ 1958年)

123 - 堀田庄三、銀行家(+ 1990年)

123 - 林正之助、吉本興業元会長・社長(+ 1991年)

2

22 - 東畑精一、経済学者・農学者(+ 1980年)

23 - 老舍、中国の小説家(+ 1966年)

26 - ラモン・ノヴァロ、メキシコの俳優(+ 1968年)

210 - 田河水泡、日本の漫画家(+ 1989年)

210 - 阿波野青畝、俳人(+ 1992年)

211 - 山手樹一郎、日本の小説家(+ 1978年)

213 - 宮本百合子、日本の小説家・評論家(+ 1951年)

215 - ジョルジュ・オーリック、フランスの作曲家(+ 1983年)

219 - ルーチョ・フォンタナ、美術家・画家・彫刻家(+ 1968年)

222 - デチコ・ウズノフ、ブルガリアの画家(+ 1986年)

223 - エーリッヒ・ケストナー、ドイツの小説家(+ 1974年)

226 - 島田清次郎、日本の小説家(+ 1930年)

227 - チャールズ・ベスト、カナダの医学者(+ 1978年)

227 - マックス・クラウゼン、ドイツの無線技士・ゾルゲ諜報団のメンバー(+ 1979年)

227 - 森岩雄、東宝相談役(+ 1979年)

3

37 - 石川淳、日本の小説家(+ 1987年)

311 - フレゼリク9世、デンマークの国王(+ 1972年)

321 - 水島三一郎、化学者(+ 1983年)

322 - エリアナ・パヴロワ、バレリーナ(+ 1941年)

329 - ラヴレンチー・ベリヤ、ソビエト連邦の政治家(+ 1953年)

4

43 - 関根正二、洋画家(+ 1919年)

45 - 寿々木米若、浪曲師(+ 1979年)

47 - ロベール・カサドシュ、フランスのピアニスト、作曲家(+ 1972年)

423 - 代田稔、日本の実業家、ヤクルトの開発者・実質的創業者(+ 1982年)

423 - ウラジーミル・ナボコフ、ロシア生まれのアメリカの小説家、詩人(+ 1977年)

424 - オスカー・ザリスキ、ロシア生まれのアメリカの数学者(+ 1986年)

426 - ジョセフ・フックス、ヴァイオリニスト(+ 1997年)

428 - 千田正、日本の政治家(+ 1983年)

429 - デューク・エリントン、アメリカ合衆国のジャズ・ピアニスト(+ 1974年)

5

54 - 笹川良一、日本の政治家、社会運動家(+ 1995年)

58 - フリードリヒ・ハイエク、オーストリアの経済学者(+ 1992年)

510 - フレッド・アステア、アメリカ合衆国の俳優・ダンサー・歌手(+ 1987年)

510 - 張大千、画家(+ 1983年)

514 - アール・コームス、メジャーリーガー(+ 1976年)

515 - ウィリアム・ヒューム=ロザリー、イギリスの金属学者(+ 1968年)

518 - 広沢虎造 (2代目)、浪曲師(+ 1964年)

524 - アンリ・ミショー、詩人・画家(+ 1984年)

531 - 赤間文三、元大阪府知事(+ 1973年)

6

61 - エドワード・チャールズ・ティッチマーシュ、イギリスの数学者(+ 1963年)

65 - オーティス・バートン、探検家・発明家・俳優(+ 1992年)

63 - 渡辺邦男、映画監督(+ 1981年)

613 - カルロス・チャベス、メキシコの作曲家、指揮者(+ 1978年)

614 - 川端康成、日本の小説家(+ 1972年)

7

75 - マルセル・アシャール、フランスの劇作家(+ 1974年)

77 - ジョージ・キューカー、アメリカ合衆国の映画監督(+ 1983年)

711 - エルウィン・ブルックス・ホワイト、アメリカ合衆国のエッセイスト(+ 1985年)

715 - ショーン・レマス、アイルランドの政治家、第6代首相(+ 1971年)

717 - ジェームズ・キャグニー、アメリカ合衆国の俳優(+ 1986年)

721 - ハート・クレイン、アメリカ合衆国の詩人(+ 1932年)

721 - アーネスト・ヘミングウェイ、アメリカ合衆国の小説家(+ 1961年)

722 - ソブーザ2世、スワジランドの第7代国王(+ 1982年)

722 - ヴォルフガンク・メッツガー、ドイツの心理学者(+ 1979年)

723 - グスタフ・ハイネマン、ドイツの政治家、連邦大統領(+ 1976年)

730 - ジェラルド・ムーア、イギリスのピアニスト(+ 1987年)

コンスタンディノス・ツァツォス、ギリシアの外交官・政治家、大統領(+ 1987年)

8

81 - ジミー・エンジェル、飛行家(+ 1956年)

82 - ビル・ロバーツ、映画監督(+ 1974年)

85 - 壺井栄、日本の小説家・詩人(+ 1967年)

89 - パメラ・トラバース、児童文学作家(+ 1996年)

810 - 小室達、彫刻家(+ 1953年)

813 - アルフレッド・ヒッチコック、イギリスの映画監督(+ 1980年)

823 - 木川田一隆、経営者・財界人(+ 1977年)

824 - ホルヘ・ルイス・ボルヘス[2]、アルゼンチンの小説家・詩人(+ 1986年)

828 - 張勉、大韓民国の政治家、第2代・第7代国務総理(+ 1966年)

828 - シャルル・ボワイエ、俳優(+ 1978年)

9

97 - 渡辺政之輔、労働運動家・政治活動家(+ 1928年)

99 - ブラッサイ、ハンガリー生まれのフランスの写真家(+ 1984年)

99 - ウェイト・ホイト、アメリカ合衆国の野球選手(+ 1984年)

10

101 - 川口松太郎、日本の小説家(+ 1985年)

103 - 山口華揚、日本画家(+ 1984年)

103 - ルイス・イェルムスレウ、言語学者(+ 1965年)

1019 - ミゲル・アンヘル・アストゥリアス、グアテマラの小説家(+ 1974年)

1019 - 山本豊市、彫刻家(+ 1987年)

1019 - 仁田勇、物理化学者(+ 1984年)

11

113 - シェレシュ・レジェー、ピアニスト・作曲家(+ 1968年)

1110 - 進藤英太郎、俳優(+ 1977年)

1111 - 奥野信太郎、中国文学者・随筆家(+ 1968年)

1111 - パイ・トレイナー、メジャーリーガー(+ 1972年)

1113 - 水野成夫、実業家、元経団連理事(+ 1972年)

1115 - イスカンダル・ミルザ、パキスタンの政治家、初代大統領(+ 1969年)

1118 - ユージン・オーマンディ、ハンガリー生まれのアメリカの指揮者(+ 1985年)

1119 - 江上トミ、料理研究家(+ 1980年)

1129 - エンマ・モラーノ、世界最高齢だった人物(+ 2017年)

12

122 - ジョン・バルビローリ、イギリスの指揮者(+ 1970年)

123 - 池田勇人、日本の政治家、第585960代内閣総理大臣(+ 1965年)

124 - 松井千枝子、女優(+ 1929年)

125 - サニー・ボーイ・ウィリアムソンII、ハーモニカ奏者(+ 1965年)

125 - 古賀逸策、電気通信工学者(+ 1982年)

126 - ジョッコ・コンラン、メジャーリーグ審判(+ 1989年)

129 - ジャン・ド・ブリュノフ、フランスの作家、イラストレーター(+ 1937年)

1216 - ノエル・カワード、イギリスの俳優、脚本家、作曲家(+ 1973年)

1221 - 灘尾弘吉、日本の官僚・政治家、第61代衆議院議長(+ 1994年)

1220 - 高田稔、俳優(+ 1977年)

1222 - 立花大亀、臨済宗の僧侶(+ 2005年)

1225 - 尾崎一雄、日本の小説家(+ 1983年)

1225 - ハンフリー・ボガート、アメリカ合衆国の映画俳優(+ 1957年)

1231 - シルベストレ・レブエルタス、作曲家・指揮者・ヴァイオリニスト(+ 1940年)


1899年・明治32年生まれ・亥年(いのししどし)2022年で123(満年齢)

西暦1899年生まれ干支は亥年(いのししどし)。ひとつのことに向かって向こう見ずにまっすぐに、猛烈ないきおいで突き進むイノシシの気質であったのか。己亥(つちのとい)十干は己(つちのと)、十二支は亥年となる。なるほどエネルギーあふれる人が多いわけだ。

posted by koinu at 10:00| 東京 ☔| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月09日

ライチを歌った詩人の蘇東坡


「日啖茘枝三百顆 不辞長作嶺南人」


蘇軾・蘇東坡(そしょく・そとうば)

政治家、詩人、書家

1037年〜1101年

中国北宋時代、四川省に生まれる、東坡は号で蘇東坡と呼ばれ、蘇洵の長男であり、弟の蘇轍とともに三蘇とも称される。画は枯木・竹石・寒林を得意とし、書は若年に王羲之、晩年には顔眞卿を学んだ、詩は宋代一とされ、文は欧陽脩や蘇洵、蘇轍とともに唐宋八家の一人。

寺子屋に学ぶ庶民としての教育を通じてその学問を培い、22歳で科挙の進士科に及第して官界に入る。40歳代の半ばまではおもに各地の知事を務める。


横看成嶺側成峰

横より見れば嶺を成し、傍らよりは峰となる正面から眺めると尾根続きの嶺みね、側面へ回って眺めると切り断った峰となる

遠近高低各不同

遠近・高低いつも同じきは無し 廬山は眺める位置の遠近高低によってそれぞれ違った姿に見える

不識廬山真面目

廬山の真面目を知らざるは 廬山そのものの誠の姿はどうなのか、さっぱりわからないのは

只縁身在此山中

只だ身の此の山中に在るに縁る


視覚的な表現が目立っている詩が多い。

そして自然を味わう絵も描いている。

posted by koinu at 15:00| 東京 ☀| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月13日

シビ王と鷹に追われる鳩

釈迦の前世であるジャータカが、シビ王であった時の物語。過去世において菩薩として檀波羅蜜を修行していた時のことでした。

鷹に追われていた鳩がシビ王の懐に入りました。

「その鳩をお返しください」と鷹がいうと、王は「生き物を救いたい気持ちがあるので、返すことはできません」と答えた。

「私も衆生です。どうして今日の私の食べ物を奪いなさるのですか?」と訴えます。

鳩の命も救いたい王は、鷹の飢えも助けたいと思って、自ら肉を刀で切って鷹に与える。

鷹はさらに「鳩と同じ重さの肉がほしい」と要求します。王は斤(秤の意)で自分の肉を量って鷹に与えようとした。

そうすると鳩はますます重くなって、手足の肉だけでは足りず、王は体全体を斤に乗せようとする。そんなシビ王の慈悲の心を目の前にして、鷹はなんと帝釈天の姿になって尋ねた。

「痛く苦しいだろうに、悔いる心はあるか」

「深く喜ぶ心だけがあります。全く悔いる気持ちはありません」とシビ王は答えた。

「本当か?どうやって証明するのか」

「我が身を今捨てて仏道を求めるに際して、偽りの心がなければ、私の体をもとに戻してください」

帝釈天が天の薬をシビ王に注いで、元の姿に戻された。慈悲深さを試そうと帝釈天は鷹に身を変えて、臣下の毗首羯磨天へ頼んで鳩になってもらっていたのでした。鳩の正体は彫刻、建築など種々の美術をつかさどる神であったのだ。

posted by koinu at 09:46| 東京 ☀| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月03日

六波羅蜜【ろくはらみつ】

45D7B8A0-1E08-4A28-810C-592BB8EBE716.jpeg

大乗仏教で説く悟りの彼岸に至るべく、

そのために六つの修行徳目がある。


布施(純真な物質的、精神的な恵み)

持戒(戒律を守り反省する)

忍辱(完全な忍耐)

精進(ひたむきな努力の実践)

禅定(心作用の完全な統一)

智慧(真実を開現して命を把握する)


これら六つの波羅蜜のなかで、智慧は他の五徳目の根拠となる底辺である。だれでも容易に積み重ねられる事柄であるのが、忘れられてはならないだろう。大乗仏教の最も重要な修行方法を六種として、完成したあり方を波羅蜜という。

3429E14A-6229-4167-A5AB-7EE77792CB76.jpeg

「女人の身は五障・三従である」

〈五障とは五つの障〉

posted by koinu at 15:00| 東京 ☁| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする