2023年05月12日

「面舵いっぱい」由来

船の舵を右に目一杯とって船の進行方向を全力で右に向ける。

舵を左にとるのは「取り舵」で、左に目一杯舵を取るとは「取り舵いっぱい」。


「取舵」の「とり」は十二支の「酉(とり)」の方角に由来する。年だけでなく時刻や方位にも使われて、方角を十二支に分けた場合、北が「子(ね)」で南が「午(うま)」となる。北極と南極を結ぶ線を「子午線」というのは十二支の方位に由来する。

そして、西(左)が「酉」で東(右)が「卯」となる。左の酉の方位に舵を切るので、「酉舵」となった。一方、右は卯の方位となり、「卯の舵」となる。これを古くは「卯面舵(うむかじ)」といい、音がなまって「面舵(おもかじ)」になったり

北と南を結ぶ「子午線」と同様に、東と西を結ぶ線は十二支の方位に由来して「卯酉線(ぼうゆうせん)」という。

posted by koinu at 09:00| 東京 ☁| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月05日

子供の日と「菖蒲」

IMG_3599.jpegIMG_3625.jpeg

端午の節句は中国に由来する行事。

中国の世界観では陰陽の考え方で、55日は33日や77日と同じく、陰陽の「陰の日」とされていた。

日本に伝来してからも、55日には菖蒲を飾ったり、軒先に吊るしたりするなどして邪気を払い、家族の無病息災を祈った。

戦国時代になり「菖蒲」の言葉から「尚武(しょうぶ)」につながり、端午の節句は男子の武運を祈り、成長を願う行事になった。「尚武」とは「武道、軍事を重んずること」という意味で、武家に生まれた男子にとって重要視された。

江戸時代に入ると武家以外の民衆にとっても端午の節句は、男の子の成長を祝い、願う行事へと定着していった。

posted by koinu at 10:00| 東京 ☀| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月03日

ひな祭りの歴史と由来

「ひな祭りの起源は中国までさかのぼれるとされています。昔、漢の時代の徐肇という男おり、3人の女児をもうけたにも関わらず、3人とも3日以内に死んでしまいました。

 その嘆き悲しむ様子を見た同じ村の人たちが酒を持ち、3人の女児の亡骸を清めて水葬したことに由来しているとされています。」


ひな祭りの歴史と由来(歳時記の用語)

http://www.kanshundo.co.jp/museum/saijiki_yogo/hina01.htm


悲劇性のある由来だったんですね。

平安時代には由来の雛形のようなことが、起源とされています。

 

「ひな祭りの歴史は古く、その起源は平安時代中期にまでさかのぼります。

 その頃の人々は、三月の初めの巳の日に、上巳の節句といって、無病息災を願う祓いの行事をしていました。陰陽師を呼んで天地の神に祈り、季節の食物を供え、また人形(ひとがた)に自分の災厄を托して海や川に流すのです。」


人形辞典:ひな祭りの歴史

https://www.ningyo-kyokai.or.jp/jiten/history.html


古代中国には上巳の日(3月最初の巳の日)に川で身を清める風習があり、これが日本に伝わって草や藁など作った人形(ひとがた)に穢れや災いを移して川や海に流す風習と融合したとされる。また、貴族の間では幼児を災いから守る「天児と這子」が作られ、後の「立雛」の起源になった。一方で上流階級の子女の間には「ひいな遊び」という遊びがあった。

https://ja.wikipedia.org/wiki/雛祭り


「縁起がいいって何?」

https://youtu.be/yD3m426q-S8

posted by koinu at 11:00| 東京 ☁| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月22日

【ねこの日】2月22日

82BDA7D3-FF23-467B-8CCC-CD07CC2C1966.jpeg
昨年西暦2022年は「2」が6個並らんで、「スーパー猫の日」ニャー(=^ェ^=)。だった。
6個も並ぶのは鎌倉時代の1222年以来800年ぶりらしい。次のスーパー猫の日は2122年となる2月22日にゃん。(=^x^=)
posted by koinu at 10:12| 東京 ☀| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月01日

「癸卯」元旦

DF118126-FF95-4EC2-9470-A604D99765DC.jpeg

本年度は六十干支では「癸卯(みずのとう)」にあたる年。

干支の十二支は動物ではなく、季節に従って植物が変化するのを表す12段階、「滋」「紐」「演」「茂」「伸」「巳」「仵」「味」「身」「老」「脱」「核」が十二支のもとであったらしい。それが音や韻が似ている動物に置き換わり、ネズミに始まる12種類の動物になったという。

posted by koinu at 09:00| 東京 ☀| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月12日

来年は卯年

卯は穏やかで温厚な性質で、「家内安全」な意味を示している。その跳び姿から「飛躍」、「向上」を象徴して親しまれてきた。草木が地面を蔽うようにした状態を表して、新しいことに挑戦するのに最適な年という。


卯年生まれの人は、優しく、静かで、優雅で、警戒心が強く、素早く、巧みで、親切で、忍耐強く、非常に責任がある傾向があるが、表面的で、頑固で、憂鬱で、過度に控えめな場合がある。

91AE818A-7D23-47A7-9ED5-765E3BBF5B82.jpeg
posted by koinu at 08:35| 東京 ☀| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月30日

縄文人の笛

DSCN0165.JPG
posted by koinu at 11:44| 東京 ☁| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月29日

弥生人たち

DSCN0152.JPG
posted by koinu at 09:30| 東京 ☁| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月13日

【1899年生まれ著名人】


この年には鮮烈な真っ直ぐな生き様をした人が生まれている。調べてみたらズラリと、開拓者たちが並んでる。

1

17 - フランシス・プーランク、フランスの作曲家(+ 1963年)

18 - ソロモン・バンダラナイケ、政治家、セイロン第4代首相(+ 1959年)

112 - パウル・ヘルマン・ミュラー、スイスの化学者(+ 1965年)

113 - 田谷力三、オペラ歌手(+ 1988年)

115 - 赤尾敏、日本の政治家、大日本愛国党初代総裁(+ 1990年)

117 - アル・カポネ、アメリカ合衆国のギャング(+ 1947年)

117 - ネヴィル・シュート、イギリスの小説家(+ 1960年)

120 - 高柳健次郎、日本の工学者、「日本のテレビの父」(+ 1990年)

120 - アレクサンドル・チェレプニン、ロシアの作曲家(+ 1977年)

120 - 徳永直、小説家(+ 1958年)

123 - 堀田庄三、銀行家(+ 1990年)

123 - 林正之助、吉本興業元会長・社長(+ 1991年)

2

22 - 東畑精一、経済学者・農学者(+ 1980年)

23 - 老舍、中国の小説家(+ 1966年)

26 - ラモン・ノヴァロ、メキシコの俳優(+ 1968年)

210 - 田河水泡、日本の漫画家(+ 1989年)

210 - 阿波野青畝、俳人(+ 1992年)

211 - 山手樹一郎、日本の小説家(+ 1978年)

213 - 宮本百合子、日本の小説家・評論家(+ 1951年)

215 - ジョルジュ・オーリック、フランスの作曲家(+ 1983年)

219 - ルーチョ・フォンタナ、美術家・画家・彫刻家(+ 1968年)

222 - デチコ・ウズノフ、ブルガリアの画家(+ 1986年)

223 - エーリッヒ・ケストナー、ドイツの小説家(+ 1974年)

226 - 島田清次郎、日本の小説家(+ 1930年)

227 - チャールズ・ベスト、カナダの医学者(+ 1978年)

227 - マックス・クラウゼン、ドイツの無線技士・ゾルゲ諜報団のメンバー(+ 1979年)

227 - 森岩雄、東宝相談役(+ 1979年)

3

37 - 石川淳、日本の小説家(+ 1987年)

311 - フレゼリク9世、デンマークの国王(+ 1972年)

321 - 水島三一郎、化学者(+ 1983年)

322 - エリアナ・パヴロワ、バレリーナ(+ 1941年)

329 - ラヴレンチー・ベリヤ、ソビエト連邦の政治家(+ 1953年)

4

43 - 関根正二、洋画家(+ 1919年)

45 - 寿々木米若、浪曲師(+ 1979年)

47 - ロベール・カサドシュ、フランスのピアニスト、作曲家(+ 1972年)

423 - 代田稔、日本の実業家、ヤクルトの開発者・実質的創業者(+ 1982年)

423 - ウラジーミル・ナボコフ、ロシア生まれのアメリカの小説家、詩人(+ 1977年)

424 - オスカー・ザリスキ、ロシア生まれのアメリカの数学者(+ 1986年)

426 - ジョセフ・フックス、ヴァイオリニスト(+ 1997年)

428 - 千田正、日本の政治家(+ 1983年)

429 - デューク・エリントン、アメリカ合衆国のジャズ・ピアニスト(+ 1974年)

5

54 - 笹川良一、日本の政治家、社会運動家(+ 1995年)

58 - フリードリヒ・ハイエク、オーストリアの経済学者(+ 1992年)

510 - フレッド・アステア、アメリカ合衆国の俳優・ダンサー・歌手(+ 1987年)

510 - 張大千、画家(+ 1983年)

514 - アール・コームス、メジャーリーガー(+ 1976年)

515 - ウィリアム・ヒューム=ロザリー、イギリスの金属学者(+ 1968年)

518 - 広沢虎造 (2代目)、浪曲師(+ 1964年)

524 - アンリ・ミショー、詩人・画家(+ 1984年)

531 - 赤間文三、元大阪府知事(+ 1973年)

6

61 - エドワード・チャールズ・ティッチマーシュ、イギリスの数学者(+ 1963年)

65 - オーティス・バートン、探検家・発明家・俳優(+ 1992年)

63 - 渡辺邦男、映画監督(+ 1981年)

613 - カルロス・チャベス、メキシコの作曲家、指揮者(+ 1978年)

614 - 川端康成、日本の小説家(+ 1972年)

7

75 - マルセル・アシャール、フランスの劇作家(+ 1974年)

77 - ジョージ・キューカー、アメリカ合衆国の映画監督(+ 1983年)

711 - エルウィン・ブルックス・ホワイト、アメリカ合衆国のエッセイスト(+ 1985年)

715 - ショーン・レマス、アイルランドの政治家、第6代首相(+ 1971年)

717 - ジェームズ・キャグニー、アメリカ合衆国の俳優(+ 1986年)

721 - ハート・クレイン、アメリカ合衆国の詩人(+ 1932年)

721 - アーネスト・ヘミングウェイ、アメリカ合衆国の小説家(+ 1961年)

722 - ソブーザ2世、スワジランドの第7代国王(+ 1982年)

722 - ヴォルフガンク・メッツガー、ドイツの心理学者(+ 1979年)

723 - グスタフ・ハイネマン、ドイツの政治家、連邦大統領(+ 1976年)

730 - ジェラルド・ムーア、イギリスのピアニスト(+ 1987年)

コンスタンディノス・ツァツォス、ギリシアの外交官・政治家、大統領(+ 1987年)

8

81 - ジミー・エンジェル、飛行家(+ 1956年)

82 - ビル・ロバーツ、映画監督(+ 1974年)

85 - 壺井栄、日本の小説家・詩人(+ 1967年)

89 - パメラ・トラバース、児童文学作家(+ 1996年)

810 - 小室達、彫刻家(+ 1953年)

813 - アルフレッド・ヒッチコック、イギリスの映画監督(+ 1980年)

823 - 木川田一隆、経営者・財界人(+ 1977年)

824 - ホルヘ・ルイス・ボルヘス[2]、アルゼンチンの小説家・詩人(+ 1986年)

828 - 張勉、大韓民国の政治家、第2代・第7代国務総理(+ 1966年)

828 - シャルル・ボワイエ、俳優(+ 1978年)

9

97 - 渡辺政之輔、労働運動家・政治活動家(+ 1928年)

99 - ブラッサイ、ハンガリー生まれのフランスの写真家(+ 1984年)

99 - ウェイト・ホイト、アメリカ合衆国の野球選手(+ 1984年)

10

101 - 川口松太郎、日本の小説家(+ 1985年)

103 - 山口華揚、日本画家(+ 1984年)

103 - ルイス・イェルムスレウ、言語学者(+ 1965年)

1019 - ミゲル・アンヘル・アストゥリアス、グアテマラの小説家(+ 1974年)

1019 - 山本豊市、彫刻家(+ 1987年)

1019 - 仁田勇、物理化学者(+ 1984年)

11

113 - シェレシュ・レジェー、ピアニスト・作曲家(+ 1968年)

1110 - 進藤英太郎、俳優(+ 1977年)

1111 - 奥野信太郎、中国文学者・随筆家(+ 1968年)

1111 - パイ・トレイナー、メジャーリーガー(+ 1972年)

1113 - 水野成夫、実業家、元経団連理事(+ 1972年)

1115 - イスカンダル・ミルザ、パキスタンの政治家、初代大統領(+ 1969年)

1118 - ユージン・オーマンディ、ハンガリー生まれのアメリカの指揮者(+ 1985年)

1119 - 江上トミ、料理研究家(+ 1980年)

1129 - エンマ・モラーノ、世界最高齢だった人物(+ 2017年)

12

122 - ジョン・バルビローリ、イギリスの指揮者(+ 1970年)

123 - 池田勇人、日本の政治家、第585960代内閣総理大臣(+ 1965年)

124 - 松井千枝子、女優(+ 1929年)

125 - サニー・ボーイ・ウィリアムソンII、ハーモニカ奏者(+ 1965年)

125 - 古賀逸策、電気通信工学者(+ 1982年)

126 - ジョッコ・コンラン、メジャーリーグ審判(+ 1989年)

129 - ジャン・ド・ブリュノフ、フランスの作家、イラストレーター(+ 1937年)

1216 - ノエル・カワード、イギリスの俳優、脚本家、作曲家(+ 1973年)

1221 - 灘尾弘吉、日本の官僚・政治家、第61代衆議院議長(+ 1994年)

1220 - 高田稔、俳優(+ 1977年)

1222 - 立花大亀、臨済宗の僧侶(+ 2005年)

1225 - 尾崎一雄、日本の小説家(+ 1983年)

1225 - ハンフリー・ボガート、アメリカ合衆国の映画俳優(+ 1957年)

1231 - シルベストレ・レブエルタス、作曲家・指揮者・ヴァイオリニスト(+ 1940年)


1899年・明治32年生まれ・亥年(いのししどし)2022年で123(満年齢)

西暦1899年生まれ干支は亥年(いのししどし)。ひとつのことに向かって向こう見ずにまっすぐに、猛烈ないきおいで突き進むイノシシの気質であったのか。己亥(つちのとい)十干は己(つちのと)、十二支は亥年となる。なるほどエネルギーあふれる人が多いわけだ。

posted by koinu at 10:00| 東京 ☔| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月09日

ライチを歌った詩人の蘇東坡


「日啖茘枝三百顆 不辞長作嶺南人」


蘇軾・蘇東坡(そしょく・そとうば)

政治家、詩人、書家

1037年〜1101年

中国北宋時代、四川省に生まれる、東坡は号で蘇東坡と呼ばれ、蘇洵の長男であり、弟の蘇轍とともに三蘇とも称される。画は枯木・竹石・寒林を得意とし、書は若年に王羲之、晩年には顔眞卿を学んだ、詩は宋代一とされ、文は欧陽脩や蘇洵、蘇轍とともに唐宋八家の一人。

寺子屋に学ぶ庶民としての教育を通じてその学問を培い、22歳で科挙の進士科に及第して官界に入る。40歳代の半ばまではおもに各地の知事を務める。


横看成嶺側成峰

横より見れば嶺を成し、傍らよりは峰となる正面から眺めると尾根続きの嶺みね、側面へ回って眺めると切り断った峰となる

遠近高低各不同

遠近・高低いつも同じきは無し 廬山は眺める位置の遠近高低によってそれぞれ違った姿に見える

不識廬山真面目

廬山の真面目を知らざるは 廬山そのものの誠の姿はどうなのか、さっぱりわからないのは

只縁身在此山中

只だ身の此の山中に在るに縁る


視覚的な表現が目立っている詩が多い。

そして自然を味わう絵も描いている。

posted by koinu at 15:00| 東京 ☀| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月13日

シビ王と鷹に追われる鳩

釈迦の前世であるジャータカが、シビ王であった時の物語。過去世において菩薩として檀波羅蜜を修行していた時のことでした。

鷹に追われていた鳩がシビ王の懐に入りました。

「その鳩をお返しください」と鷹がいうと、王は「生き物を救いたい気持ちがあるので、返すことはできません」と答えた。

「私も衆生です。どうして今日の私の食べ物を奪いなさるのですか?」と訴えます。

鳩の命も救いたい王は、鷹の飢えも助けたいと思って、自ら肉を刀で切って鷹に与える。

鷹はさらに「鳩と同じ重さの肉がほしい」と要求します。王は斤(秤の意)で自分の肉を量って鷹に与えようとした。

そうすると鳩はますます重くなって、手足の肉だけでは足りず、王は体全体を斤に乗せようとする。そんなシビ王の慈悲の心を目の前にして、鷹はなんと帝釈天の姿になって尋ねた。

「痛く苦しいだろうに、悔いる心はあるか」

「深く喜ぶ心だけがあります。全く悔いる気持ちはありません」とシビ王は答えた。

「本当か?どうやって証明するのか」

「我が身を今捨てて仏道を求めるに際して、偽りの心がなければ、私の体をもとに戻してください」

帝釈天が天の薬をシビ王に注いで、元の姿に戻された。慈悲深さを試そうと帝釈天は鷹に身を変えて、臣下の毗首羯磨天へ頼んで鳩になってもらっていたのでした。鳩の正体は彫刻、建築など種々の美術をつかさどる神であったのだ。

posted by koinu at 09:46| 東京 ☀| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月03日

六波羅蜜【ろくはらみつ】

45D7B8A0-1E08-4A28-810C-592BB8EBE716.jpeg

大乗仏教で説く悟りの彼岸に至るべく、

そのために六つの修行徳目がある。


布施(純真な物質的、精神的な恵み)

持戒(戒律を守り反省する)

忍辱(完全な忍耐)

精進(ひたむきな努力の実践)

禅定(心作用の完全な統一)

智慧(真実を開現して命を把握する)


これら六つの波羅蜜のなかで、智慧は他の五徳目の根拠となる底辺である。だれでも容易に積み重ねられる事柄であるのが、忘れられてはならないだろう。大乗仏教の最も重要な修行方法を六種として、完成したあり方を波羅蜜という。

3429E14A-6229-4167-A5AB-7EE77792CB76.jpeg

「女人の身は五障・三従である」

〈五障とは五つの障〉

posted by koinu at 15:00| 東京 ☁| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月09日

「Sustainable Development Goals エスデージーズ」17項目

Sustainable Development Goals エスデージーズ」(持続可能な開発目標)17項目とは「論語と算盤」の考え方に近い。

1,貧困をなくそう。

2,飢餓をゼロに。

3,すべての人に健康と福祉。

4,質の高い教育。

5,ジェンダー(社会的性差別)平等

,安全な水とトイレを世界へ。

7,エネルギーをみんなにクリーンに。

8,働きがいも経済も。

9,産業と技術革新の基盤を作ろう。

10,人と国の不平等をなくそう。11,住み続けられる街づくり。

12,つくる責任、使う責任。

13,気候変動に具体的な対策を。

14,海の豊かさを守ろう。15,陸の豊かさを守ろう。

16,平和と公正をすべてのひとへ。

17,パートナーシップで目標達成。


5,7,13,14は日本が大いに取り組まねばいけない項目です。論語の上に経済あり。人権の上に経済あり。


渋沢栄一の母が言うこと。

「一人がうれしいことよりみんながうれしいことの方がよいことなんだよ」


大国には率先して実施してほしい。

1位スエ―デン、2位フィンランド 17位日本 20位韓国 アメリカ31位、タイ41位、中国48位、ブラジル53位、ロシア57位、インド117


一人ひとりに天の使命があり、その天命を楽しんで生きることが、処世上の第一要件である。

渋沢栄一(18401931年)

posted by koinu at 07:00| 東京 ☀| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月15日

愚者と隠者に囲まれた世界

posted by koinu at 06:56| 東京 ☀| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月20日

フィンランド人の幸せの秘訣

国際連合による世界幸福度調査で、フィンランドが3年連続で幸福度の最も高い国に選ばれた。

https://diamond.jp/articles/-/233290


フィンランド人の幸せの秘訣はどこにあるのでしょう。

フィンランド人の生活は「自分の時間」「家族との時間」「自然の中にいる時間」を大切にして、日常的に時間を大切に使っている。

posted by koinu at 14:00| 東京 ☀| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月19日

「針の目」の細いトンネルを通過する期間

【バシャールから最新メッセージ】


私達は、今まで類のない極めて重要な時期を通過しています。それは 「針の目(穴)」のように細いトンネルのなかを通過するようなものなのです。


そこで私達はこのタイミングを完全版の自分で体現して”体験”できるよう準備を整え、過去とリンクする 重たいエネルギーを一掃していかなくてはなりません。

自分ではない波動を徐々に手放し、意識の浄化を促進する事や新しいポジティブパイプを構築することです。

また、仲たがいしていた人や気分が悪い人間関係を手放しているのか?問い直してみましょう。

そしてその代わりに 心地よい環境をシンクロで引き寄せているだろうか?


現在世界中でパンデミックが展開されていますが、今まで学んできた気づきと学びを使って

今ここから望む未来へとリンクしているのかを確かめるターニングポイント。

3ヶ月ちょっとで抜ける『トンネル』の先に広がる世界が、果たして貴方の望む世界にリンクしていく世界なのか、またはそうではないかは貴方が何を『トンネル』の向こう側に持っていくかで決定されるのです。


不安や恐れのエネルギーを『トンネル』の向こうの世界まで持って行くのであれば、望む世界を生きる可能性は限りなく低くなるでしょう。


貴方が本気で『ポジティブ地球』の望む平行世界へとシフトしたいのであれば、この3ヶ月が手放し最終ポイントになります。


覚醒の道を行くのか否かの分岐点が”今ここ”で起きる事を信じてすべての人を完全に赦してあげましょう。


それから、自分を赦してあげます。

そして、過去の自分から影響を受けない、振り回されない、過去のエネルギーからリンクを外します。


未来の自分にリンクし、ハイヤーマインドの視点で生きる未来生に牽引して貰いましょう。


最後に、これらの全てを実施した後に、今ここ”をフルでワクワクでポジティブな自分で生きてゆくことです。


https://ameblo.jp/viva-bashar/entry-12596763877.html

posted by koinu at 15:00| 東京 ☀| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月27日

▽和泉流狂言「宗論」「舟ふな」 3月29日日曜 NHKFM 午前6時00分〜 6時55分放送。

【ラジオで狂言】想像力が倍増

現代でいうところの「よしもと新喜劇」、人々の日常生活で沸き起こる笑いをテーマにした喜劇。

登場人物はほとんど無名の人々で、日々の出来事が題材。起承転結がはっきりして、1曲が短時間で終わり、気軽に観られる狂言の特長。


和泉流狂言「宗論」「舟ふな」

329日日曜 NHKFM 午前600分〜 655分放送。

【ご案内】高桑いづみ,【出演】野村萬,野村万蔵,能村晶人,野村万之丞

「宗論」

(シテ)野村 万蔵、(アド)野村 萬、(小アド)能村 晶人(3749秒)

「舟ふな」

(シテ)野村 万之丞、(アド)野村 万蔵(1157秒)


【あらすじ】

主人の供をして参拝に出かけた太郎冠者は、道中の渡し場で「ふなやーい」と船頭を呼ぶ。

主人が「ふね」と呼ぶように注意すると、太郎冠者は古歌を引用して「ふな」だと反論した。

主人も負けじと古歌をあげて「ふね」だとやり返すが、次々と古歌を引く太郎冠者に圧倒されてしまうのだ。

そこで主人は謡曲の『三井寺』の一節「〜ふねもこがれいづらん」と謡うが、次に続く謡が「ふな〜」だったために詰まった。

太郎冠者が「ふな人もこがれいづらん」と続けて謡ったら、主人が叱ってふなひき〜幕引きです。


【見どころ】

引用される古歌や謡曲の知識なくても、アホが主人をやり込めてしまうところに軽妙なおかしみがあって、あらゆるドラマの応用となる。

筒井康隆さんのような古典から、奇抜な発想をする民間芸能の解釈。

「現代吉本」と異なるのは魂の浄化機能が、物語起伏に邪気払いとして含まれている笑いの伝承文化。

posted by koinu at 09:00| 東京 ☀| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月23日

後継者を養成せよ

またわれわれは常に二つのことを心すべしとされてきた。

一つは「師を追い越すような弟子をつくれ」ということを、二つには、常に「自分の後継者を養成せよ」とのことである。(三島通陽)



「よく聞け!

金を残して死ぬ者は下だ。

仕事を残して死ぬ者は中だ。

人を残して死ぬ者は上だ。

よく覚えておけ!」

(後藤新平)


「ボーイスカウト十話」三島通陽

http://www.scout-ib.net/09SCIB-DB/DATA/mishima01.html

posted by koinu at 10:00| 東京 ☀| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月22日

死のうと思えば、いつでも死ねる

われ、薩長の明治に恭順せず──。幕府歩兵奉行・大鳥圭介は異色の幕臣だった。全身にみなぎる反骨の気概、若き日に適塾で身に着けた合理的知性、そしてフランス式軍学の圧倒的知識。

大政奉還後、右往左往する朋輩を横目に、江戸から五稜郭まで戦っていく。勝海舟や土方歳三に信頼された大鳥は、なぜ戦い続け、何を信じていたのか。


「死のうと思えば,いつでも死ねる。今度は一番降参としゃれてみてはどうか(五稜郭落城に臨んで)」


大鳥圭介 おおとり-けいすけ1833−1911 

幕末-明治時代の武士,外交官。

天保4年2月25日生まれ。江戸の江川塾で兵学をまなび,幕府歩兵奉行となる。

戊辰戦争では榎本武揚にしたがい五稜郭で降伏。のち清(中国)公使となり,明治26年朝鮮駐在公使をかねて日清戦争の発端となる外交工作をおこなった。枢密顧問官。明治44年6月15日死去。79歳。

播磨(兵庫県)出身。本姓は小林。名は純彰。著作に「幕末実戦史」など。

09E026B2-4B54-4AA3-9FA9-3FEC9A1D69F5.jpeg

大鳥圭介『南柯紀行』

目次

慶應四年四月十一日大鳥圭介江戸を脱走す/1p

圭介市川の渡船場に至り小笠原新太郎に迎へらる/3p

松戸を出發し小金澤に至る/5p

圭介諸川驛に至り里長中村嘉寧氏宅に宿す/7p

四月十六日小山驛方面に於て初めて接戰勝利を得る/8p

壬生城下街道通過の義を壬生藩に交渉す/13p

壬生藩の交渉に依り栃木驛に至る/14p

四月十九日合戰場を出で鹿沼に向ふ/15p


四月十九日合戰場を出で鹿沼に向ふ/15p

宇都宮方面に火災起り戰爭のありしことを知る/15p

宇都宮城は落城し市街大半焼失せるを見る/17p

大鳥圭介宇都宮城焼失跡へ入城し兵士を慰勞す/18p

壬生城に向ひ本道の兵幕田に至り暴風雨に遭ふ/19p

大川の隊は遂に壬生城下に入り敵死骸を殘して去る/20p

壬生城外市中城の東南並に明神山に戰ふ/22p

土方歳三傷き其他負傷者あり/22p

圭介等日光の神廟を拜し今市へ下る/27p

松平太郎來着す/28p

會津より宰相の使者來り御紋付羽織を贈らる/29p

圭介日光の山中に於て野州花を賞し詩を吟ず/31p

二十六日早曉今市を攻む/39p

圭介會津の山川大藏に面會の要あり五十里驛に至る/50p

小佐越方面に於て激戰あり身方敗らる/51p

桑折の關門に逹す/82p

圭介遂に榎本軍に投じ松島に逗留す/85p

東薺に移り開陽艦乘込の便利を計る/85p

慶應四年十月十三日開陽艦松島を發航す/86p

圭介二十二日鷲ノ木に上陸す/86p

七重村附近に於て接戰身方勝利を得/91p

箱館知府事引擧げ身方五稜郭に入る/94p

秋田藩の軍艦高雄丸を捕獲す/95p

松前城を陷落せしむ/98p

松前の新城館に於て官軍の僧三上超順能く戰ふ/100p

松前侯夫人と共に日本船に乘り津輕に向ふ/101p

蝦夷一圓平定し榎本總裁となる/104p

南部宮古灣に於て囘天艦官軍と激戰す/107p

松前に於て官軍と交戰す/110p

五稜郭及び箱館の激戰/124p

額兵隊喇叭手の奇談/124p

蟠龍艦、敵艦朝陽鑑を撃沈す/125p

高松凌雲、榎本、松平へ手書を投ず/127p

薩藩の池田次郎兵衞我軍へ降伏を勸む/127p

薩藩田島敬藏再び使者として來る/128p

津輕陣屋砲臺に於て中島三郎助父子三名戰死す/128p

榎本、松平、荒井、大鳥の四名官軍に降る/129p

細川藩士志水一學に護送せられ東京に至る/130p

軍務局糺問所に收檻せらる/130p

明治五年正月六日赦免せらる/206p

大鳥家の戸籍謄本/209p

posted by koinu at 08:51| 東京 ☀| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月28日

▽狂言『昆布売』『蝸牛』NHKFM

9月29日日曜 午前6時00分〜 午前6時55分


【案内】木ノ下裕一【出演】茂山千之丞, 茂山あきら, 小笠原匡, 山本豪一, 小笠原弘晃


「昆布売」は供を連れずに外出した大名が、通りかかった昆布売を無理やり従者にしようとする話。怒った昆布売は太刀を抜いて大名を脅して、昆布を売ることを強要して、立場が逆転していきます。昆布の売り声が謡節から浄瑠璃節、踊節とだんだん興にのっていくところがいかにも狂言らしい。


「狂言「昆布売」〜大蔵流〜」

不明:作詞

不明:作曲

「昆布売」シテ(昆布売)…(昆布売)茂山 千之丞(三世、童司改め)、「昆布売」アド(大名)…(大名)茂山 あきら

(27分35秒)

〜2019年8月29日大阪局R-1スタジオ〜


「狂言「蝸牛」〜和泉流〜」

不明:作詞

不明:作曲

「蝸牛」シテ(山伏)…(山伏)小笠原 匡、「蝸牛」アド(主人)…(主人)山本 豪一、「蝸牛」小アド(太郎冠者)…(太郎冠者)小笠原 弘晃

(19分48秒)

〜2019年8月22日大阪局R-1スタジオ〜

蝸牛を進上すれば祖父の寿命が伸びるらしく、主人は家来の太郎冠者に蝸牛を捕ってくるよう命じる。蝸牛が何か全く知らない冠者に、「頭は黒く、腰に貝をつけ、折々角を出し、藪にいる」と教える。藪の中を探して旅疲れで寝ている山伏を見つけた冠者は、山伏の頭が黒いので起こして蝸牛かと尋ねた。勘違いに気づいた山伏は、からかってやろうと蝸牛のふりをする。すっかり信じた冠者が、主人の元へ一緒に来るよう頼むと、山伏は囃子物に乗るならば行こうと言い、冠者に「雨の風も吹かぬに……」と囃させて「でんでんむしむし」と言いながら舞い、2人は浮かれ出す。

そこへ帰りが遅いと業を煮やした主人がやってきて冠者を叱るが、最後はつり込まれ、3人で囃しながら退場(笑)




posted by koinu at 01:57| 東京 ☀| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする