2017年11月12日

プレミアムシネマ「甘い生活」<字幕スーパー><レターボックスサイズ>

プレミアムシネマ「甘い生活」<字幕スーパー><レターボックスサイズ>
[BSプレミアム] 2017年11月14日(火) 午後1:00〜午後3:55(175分)
http://www.nhk.or.jp/bscinema/

La dolce vita.jpg

『甘い生活』(原題:La dolce vita)1960年公開フェデリコ・フェリーニ監督
作家志望の夢破れて、今はしがないゴシップ記者のマルチェロは、豪華なナイトクラブで富豪の娘と出会い安ホテルで一夜を明かす。
ハリウッドのグラマー女優を取材すれば、野外で狂騒し、トレビの泉で戯れる。乱痴気と頽廃に支配された街ローマ。同棲中のエンマは彼の言動を嘆く。
二人で訪れた友人スタイナー一家の知的で落ち着いた暮らしぶりを羨むマルチェロだが、彼らも子連れの無理心中で突如死に、残るは絶望の実感のみ……。


フェデリコ・フェリーニ監督の代表作。ニーノ・ロータ音楽。カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作。
アカデミー賞衣裳デザイン賞受賞作。
https://www.youtube.com/watch?v=ARlSVnAiX00

『甘い生活』【キャスト】
マルチェロ・マストロヤンニ:マルチェロ
アニタ・エクバーグ:シルヴィア
アヌーク・エーメ:マダレーナ
アラン・キュニー:ステイナー
イヴォンヌ・フルノー:エマ
マガリ・ノエル:ファニー
レックス・バーカー:ロバート
ジャック・セルナス:セルナス
ウォルター・サンテッソ:パパラッツォ
ニコ:ニコ

【脚本】フェデリコ・フェリーニ,トゥリオ・ピネッリ,エンニオ・フライアーノ,ブルネッロ・ロンディ,
【音楽】ニーノ・ロータ 【撮影】オテロ・マルテッリ
【製作】ジュゼッペ・アマート、アンジェロ・リッツォーリ



フェリーニ監督『甘い生活』リメイクへ
フェリーニ監督の家族がプロデューサーのダニエレ・ディ・ロレンツォと共同製作する予定。
フランチェスカ・フェリーニは「これまで数えきれないほどのリメイク、あるいは新たにイメージされた前日譚や続編まで、
ありとあらゆるオファーをされてきました。もし(家族が)映画化権を委ねるのならば、それは特別なプロデューサーと人を動かさずにはおかない状況によって、われわれが刺激されなければならなかったんです」と声明している
https://www.cinematoday.jp/news/N0075049
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2017年11月11日

アレハンドロ・ホドロフスキー 映画『エンドレス・ポエトリー』

前作『リアリティのダンス』から3年、舞台はサンティアゴへ―。
 世界に潜む「マジック・リアリズム」を追い求め続けるホドロフスキー監督が、 観る者すべてに送る“真なる生”への招待状。


舞台は故郷トコピージャから首都サンティアゴへ。父親との軋轢や自身の葛藤を抱えたホドロフスキーは、初めての恋や友情、古い規則や制約に縛られない若きアーティストたちとの出会いと交流を経て、囚われた檻から解放され詩人としての自己を確立する。
本作はフランス、チリ、日本の共同製作で、新作を望む世界中のファン約1万人からキックスターター、インディゴーゴーといったクラウド・ファンディングで資金の多くを集めて製作された、まさに待望の新作。
撮影監督は『恋する惑星』(94年/ウォン・カーウァイ監督)など、手持ちカメラを使った独特の映像で知られるクリストファー・ドイル。自身の青年時代を虚実入り交じったマジック・リアリズムの手法で瑞々しく描き、「生きること」を全肯定する青春映画の傑作。



マグリットのモノクロ世界に カーニバルの極彩色をぶち込んだ、 究極の色世界。
眩惑的な視覚に圧倒!  * Picure this Post *

強烈だ。 * Time Out *

生きる悲しみや喜びについての、 倫理を超えた狂喜溢れる作品だ。* Paste Magazine *

これこそが映画の魔法である。* TELERAMA *

映画『エンドレス・ポエトリー』 http://www.uplink.co.jp/endless/
 2017年11月18日(土)より、新宿シネマカリテ、 ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク渋谷ほか全国順次公開.
監督・脚本:アレハンドロ・ホドロフスキー 撮影:クリストファー・ドイル
(2016年/フランス、チリ、日本/128分/スペイン語 /1:1.85/5.1ch/DCP) 
配給・宣伝:アップリンク
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プレミアムシネマ「ひまわり」<字幕スーパー><レターボックスサイズ>

プレミアムシネマ「ひまわり」<字幕スーパー><レターボックスサイズ>
[BSプレミアム] 2017年11月13日(月) 午後1:00〜午後2:50(108 分)
http://www.nhk.or.jp/bscinema/

ヴィットリオ・デ・シーカ『ひまわり』(原題: I Girasoli )
『靴みがき』や『自転車泥棒』などイタリアンリアリズムの一翼を担ったヴィットリオ・デ・シーカ監督。
ヘンリー・マンシーニが音楽担当して、映画音楽を担当した彼の作品の中でも評価は高く世界中でヒットした。
戦争によって引き裂かれた夫婦の行く末を悲哀たっぷりに描いた作品で、エンディングでの地平線にまで及ぶ画面一面のひまわり畑が評判となった。このひまわり畑はソビエト連邦時代のウクライナの首都キエフから南へ500キロメートルほど行ったヘルソン州で撮影された。


ナポリで幸せな結婚式を挙げたジョバンナ(ソフィア・ローレン)とアントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)。
だがアントニオは厳冬のソ連戦線に送られ、行方不明になってしまう。
戦後、復員兵から夫の情報を集め、ひとりモスクワを訪ねるジョバンナ。
だが、そこで見たものは、アントニオの新しい妻と可愛い娘の姿だった……!
戦争によって引き裂かれる男女の悲劇を情感豊かに描き、デ・シーカ監督+ローレン+マストロヤンニのトリオが紡いだ数々の傑作の中でも最も人気の高い感動作!


監督:ヴィットリオ・デ・シーカ
音楽:ヘンリー・マンシーニ
出演
アントニオ・ガルビアーティ - マルチェロ・マストロヤンニ
ジョバンナ - ソフィア・ローレン
マーシャ - リュドミラ・サベーリエワ
アントニオの母 - アンナ・カレーナ


◆ソフィア・ローレン◆ 1934年、イタリア・ローマ生まれ。私生児として生まれ、ナポリ近郊で貧しい子供時代を過す。
戦後、女優を目指して母と共にローマに移り住むが、仕事に恵まれず、ヌードモデルの仕事等で糊口をしのぐ苦しい生活が続く。しかし、映画プロデューサーのカルロ・ポンティにスターの素質を見出され、「河の女」(55)等、
数多くの映画に出演し、瞬く間にトップ女優に躍進。ハリウッドにも進出し、「誇りと情熱」(57)ではケイリー・グラントとも共演を果たす。
その後、ヴィットリオ・デ・シーカ監督のイタリア映画「ふたりの女」(60)でアカデミー主演女優賞を獲得。
「昨日・今日・明日」「ああ結婚」では、2年連続ダヴィド・ディ・ドナテッロ最優秀女優賞を受賞。
名実共にイタリアを代表する大女優となる。
ポンティとは公私にわたる良きパートナーだが、妻子のあったポンティと正式に結婚できたのは1966年。
1968年には長男が誕生。「ひまわり」の終盤に登場するヒロイン・ジョヴァンナの子供は実際の息子である。
1973年には次男も出産している。
その他の主な出演作に「ナポリ湾」(60)「ボッカチオ'70」(62)「旅路」(74)「微笑みに出逢う街角」(02)等。

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2017年11月10日

『シン・ゴジラ』地上波初放送!11月12日にテレビ朝日で

昨年7月公開されて、興行収入82.5億円を記録、2016年邦画ランキング1位に輝いた『シン・ゴジラ』。11月12日にテレビ朝日で地上波初放送される。テレビ朝日がゴジラ映画を放送するのは、2005年8月の『GODZILLA』(1998)以来12年ぶり。


11月はゴジラの誕生月でアニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』も公開される。六本木のテレビ朝日本社で地上波初放送を記念した展示や、人気番組との連動企画などコラボレーションを展開する。

『シン・ゴジラ』はテレビ朝日にて11月12日夜9:00放送。

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2017年10月30日

スター・トレック放映50周年『フォー・ザ・ラブ・オブ・スポック』

名作「スター・トレック」シリーズで、50年にも渡りスポックを演じたレナード・ニモイ。その知られざる素顔を映画監督となった実の息子が描き出す。
ドキュメンタリー映画『フォー・ザ・ラブ・オブ・スポック(原題) / For the Love of Spock (112 min)

テレビシリーズ「スター・トレック/宇宙大作戦」が、放映50周年を迎える記念作品。クラウドファンディングサイト・Kickstarterで製作資金を集めて製作された。スポック役レナード・ニモイの息子アダム・ニモイが監督して完成させた。


「彼は1949年にL.A.に引っ越してきて、1966年にテレビシリーズ『スター・トレック』の撮影に入ったが、約17年間も成功までに時間が掛かった。だから(家族内で)多くの葛藤があったし、僕も姉もそれを覚えている。そのため父が成功したときは、まるで宝くじに当たったようだった。当時は興奮したけれど、テレビ放映が始まってすぐにファンが集まってきて、困難な生活を強いられた。さらに当時、16もの雑誌がファン用の郵便物の送り先に自宅の住所を間違えて掲載してしまい、自宅は郵便物であふれかえっていたこともあった」アダム・ニモイ。


「(製作過程は)60年代を追体験した感じだった。実際に編集室には、1本の映画を(制作するのに)考えるための多くの資料が残されていて、中にはファンが所有する、僕も知らなかった家族の写真があった。僕はその編集時に、病気で父を失っただけでなく、父の人生の歴史や自分への影響までも一緒に失ったような感じがした」アダム・ニモイ。



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2017年10月27日

『スローターハウス5』BSプレミアム10月28日(土)午前0時15分〜1時59分

先鋭作家カート・ヴォネガットが体験したドレスデン空襲を盛り込んだSF小説「Slaughterhouse-Five, or The Children's Crusade: A Duty-Dance With Death」を、ジョージ・ロイ・ヒル監督が映画化。ゴルトベルク変奏曲で知られるグレン・グールドのバッハ音楽が印象的で、カンヌ映画祭審査員賞受賞した。



第二次世界大戦中、訓練もろくに受けていない米国兵ビリー・ピルグリムは道に迷い、ドイツ兵に捕らえられてドレスデンにある屠殺場の奥深くある代用監獄で生活する。ここで彼は「時間の中に解き放たれる」のだった。

トラルファマドール星からやって来た地球外生物に出会い、誘拐拉致された惑星の動物園で、ポルノ映画スターと同時に展示される。ここの星人たちは物理的にはトイレ吸引具と似ていて、四次元を見ることができる。その人生すべての瞬間を既に知覚しており、運命を変える選択はできないが、集中したい人生の瞬間を選んで焦点を合わせるのが可能であった。

そしてビリーは時間の中を行き来して、人生において様々な場面を何度も追体験する。痙攣的な時間旅行は、いつ現れるのか分からないシーンの連続なので、彼は「あがり症」を感じるのだ。トラルファマドール星で時を過ごして、ドレスデンから捕虜になる前の第二次世界大戦中のドイツで深い雪の中をぼんやりと歩き、戦後のアメリカで大富豪の娘との結婚生活を送り、何年も後の地球上で彼が殺人されてしまう瞬間へと向かう。
惑星トラルファマドールの運命論を受け入れて、素晴らしい個人的な平和を手にしたビリーは、この哲学を多くの人々に広めて地球上で有名な人物になる。
「ビリー・ピルグリムが変えることの出来ないものの中には、過去と、現在と、そして未来がある」

人間に同情的なる星人のひとりは、生命が住む惑星のうち「自由意志といったものが語られる世界は地球だけだった」という。

妻の死や、第二次世界大戦でのナチスによる捕囚や、ドレスデン爆撃など、人生で起きた他の様々な出来事も分析する。
死(人であれ動物であれシャンパンの泡であれ)に触れる時には「そういうものだ」(So it goes)、死すべき運命を軽く見せて、死がありふれた事でユーモラスでさえあると感じる。

信じられないほど戦闘に不向きなビリーと、敵に捕えられた仲間たち。ローランド・ウェアリーは捕虜になったのをビリーのせいにして恨む、ウェアリーの陰気な友人ラザーロは、“ビリー・ピルグリムを殺す”と誓う。「復讐こそが人生における最も甘美なもの」と信じていた。

そして時空を旅していたビリーは、いつどうやって自分が殺されるのかを克明に知っていた。アメリカ合衆国が多くの小国に分裂した未来に、公衆の前で演説中に、ラザーロに撃たれて死ぬのだった。その演説が終わると、わたしは殺されるだろうと宣言して、この“動かしようのない”事実を彼のメッセージを伝えるために使う。
「時間は3次元の切片に加わるもうひとつの次元であり、我々はその切片が同時に存在することを知っているから、誰もが常に生きており、死は悲しいものではない」
戦後は実業家として成功したビリーは、自分の意志と無関係に時空を超える力を与えられ、戦争、飛行機事故、トラルファマドール星での生活など、過去と未来をさまよう人生を繰り返し幾重にも回想する。

愛犬スポットは太った母さんから邪険にされつつ、ビリーから愛される仔犬時代、最終運命をともにする老犬時代と、其々の世代の犬たたによって演じられる。お爺さん犬役の足元覚束ない動作演技が素晴らしく、老人になったビリーに抱きかかえられて階段を昇って行くのがうんと感動するシーンとなっている。

【製作】ポール・モナシュ 【監督】ジョージ・ロイ・ヒル
【原作】カート・ヴォネガット 【脚本】スティーブン・ゲラー
【撮影】ミロスラフ・オンドリチェク 【音楽】グレン・グールド
【出演】マイケル・サックス、ロン・リーブマン、ユージーン・ロシェ、バレリー・ペリン ほか
製作国:アメリカ :1972年 103分
原題:SLAUGHTERHOUSE‐FIVE
備考:英語(一部ドイツ語)/字幕スーパー/カラー/レターボックス・サイズ


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映画『スローターハウス5』解説

【監督】ジョージ・ロイ・ヒル【原作】カート・ヴォネガット

【音楽】グレン・グールド

【出演】マイケル・サックス、ロン・リーブマン、ユージーン・ロシェ、バレリー・ペリン ほか

製作国:アメリカ :1972年 103分

原題:SLAUGHTERHOUSE‐FIVE



映画音楽にゴールドベルク変奏曲を使ったのは画期的で、『明日に向かって撃て』の「雨にぬれても」や、『スティング』の「ジ・エンターテイナー」は音楽自体も大ヒットさせた、監督の学生時代からの音楽体験と知識センスが反映されている。


グレン・グールド演奏によるバッハのピアノ協奏曲第5番を背景にして、雪原から主人公が現れる導入部から、映画は原作にない要素を細部にわたって演出してゾクッとする場面も多い。


前作『明日に向かって撃て』が超大ヒットして、アメリカンニューシネマ台頭する勢いで製作されたこの映画は、ストーリーとしては原作小説のダイジェスト展開となって、「カート・ヴォネガットの小説になじんでないと説明不足な内容だった」という当時の観た印象がある。


SF小説の要素と人間の条件の分析とを結びつけた作品で、ヒューゴー賞受賞した原作と読み比べたい。映画メディアと小説表現の比較するには興味深い作品系譜。


屠殺場5号 (1973年 伊藤典夫訳 早川書房・ハヤカワノヴェルズ)


スローターハウス5 (1978年 伊藤典夫訳 早川書房・ハヤカワ文庫 )電子書籍Kindle版あり。







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『ゲームの規則』BSプレミアム 2017年10月27日(金)13時〜放送

フランス映画の巨匠ジャン・ルノワール監督が、ミュッセの戯曲に想を得て、ブルジョワたちが織りなす恋愛騒動を描き、社会を痛烈に風刺した映画史上の傑作喜劇。製作後43年を経ての復元完全版。




【出演】マルセル・ダリオ,ノラ・グレゴール,ローラン・トゥータン,ジャン・ルノワール

【脚本】ジャン・ルノワール,カール・コッホ

【音楽】ロジェ・デゾルミエール


シェネ侯爵。クリスチRules of the Game - Re-release








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2017年10月26日

タルコフスキー監督『ストーカー』

SF映画『惑星ソラリス』のアンドレイ・タルコフスキー監督2作目のSF大作。
原作はロシアSF作家アルカージーとボリスのストルガツキー兄弟の「路傍のピクニック」脚本も原作者自らの書き下ろし。

雨、水、火等、彼独特の映像言語を駆使して、極端に少ないカット数(『惑星ソラリス』の約半分)で、この地上に忽然と現出した不可解なゾーンに──それは宇宙人の痕跡か、隕石の落下かわからないのだが──
禁を犯して踏みこむ3人の男たちを通して、現代の苦悩と未来の希望を探り、現代人の生き方を問いかける。
監督自らが美術担当して、前作『鏡』同様に、父親アルセニー・タルコフスキーや、19世紀ロシア象徴派詩人フョードル・チュッチェフの詩が挿入されている。


[ストーリー]
隕石の落下か? それとも宇宙人の来訪か? 何が起ったのかわ、からないがある小国にゾーンと呼ばれる不可思議な地域があった。そこにはただちに軍隊が派遣されたが、兵士は一人として帰還しなかった。ゾーンには鉄条 網が張られ、警戒厳重な警備隊がゾーンを守っていた。だが、このゾーン内には、人間の一番切実な望みをかなえる「部屋」があるといわれていた。そこで、禁を犯してゾーンに侵入しようとする者たちが現われる。彼らを「部屋」まで案内する者はストーカー(密猟者)と呼ばれた。
この日も、ストーカーは妻が引きとめるのを振り切って、ゾーンヘと出発する。待ちあ わせ場所のバーには二人の客がいた。「現代社会は法則づくめで退屈だ。ゾーンには、何かインスピレーションを取り戻すものがあるんじゃないか」と云う作家と、口数の少ない物 理学者の教授……。

かれらはゾーンの境界地帯にいる警備兵の銃火をかいくぐり、軌道車に乗ってゾーンへ侵入する。ゾーンはかっての文明の根幹、発電所の跡のようだが、いまでは緑がうっそう と茂る廃嘘でもある。そしてそこには、この地の秘密を暴くべく派遣された軍隊の戦車の残骸や、人間の骸が雨露にさらされたままだ。

ストーカーは、ゾーンは「言わば複雑な罠で、その罠にかかれば命がない」と語り、白布を結びつけたナットを投げては「部屋」へ行く道順を決めていく。ストーカーの忠告を聞かずに前進しようとした作家も、何者が発したかわからない「止まれ、動くな!」という声に怯え、たちこめてきた霧に行手を阻まれる。ゾーンでは周囲の風景も、自然も刻一刻と変化するのだ。風が吹き、大地が揺らぎ、そして帰路も同じコースをたどっては戻れない……

かれらは水が滝の如く流れ落ちる「乾燥室」という、皮肉な名を持つトンネルを通り、何人もの生命を奪った「肉挽き機」と呼ばれ る非常に危険で恐ろしい管(バイプ)をくぐりぬけ、深い井戸をもつ、波紋が連なる砂丘の部屋を通過して、ついに「部屋」の入口にたどりつく。

「部屋」を眼前にして、三人とも無事にここ にたどりついたことを喜ぶストーカー。がこの時、教授は、かって友人と共に製造した爆弾をリュックから取り出す………。かれは、人間が胸に秘めている最も大切な夢をかなえるというゾーン内の「部屋」が、犯罪者に利用されて、人類が不幸に襲われるかもしれないという危倶を抱いていたから、「部屋」を爆破することを目的にゾーンに来ていた。ゾーンを唯一の心の支えに生きていたストーカーは、必死で爆弾をとりあげようとする。

一方、自らの才能や名声に倦んで、ゾーンに新たな希望を托してやってきたはずの作家は、やがてゾーンを神聖視するストーカーの態度に疑問を感じ始めていた。
そして、かれは全人類のための愛といったような、教授の言動を一笑するが、同時にまた、ゾーンこそ偽善にすぎないとストーカーをなじる。
教授は「部屋」を爆破するのをあきらめ、爆弾を解体する。そしてやがて、三人は「部屋」の敷居をまたぐこともせず、ただ黙して坐り込 む…… はたして「部屋」とはなんだったろうか。

──かれらは揃ってバーに戻って来た。そこでは妻が、足の動けない娘とともに、スト ーカーを待っていた。
わが家に帰って、ストーカーは「あんな作家や学者ども、何がインテリだ!………骨折り損だった」と絶望的に叫ぶ。

「少し眠ったほうがいいわ」とやさしくいたわり続ける妻。そして、ストーカーの妻の独白がつづく、「母はいいました。"ストーカーは、呪われた永遠の囚人なのよ。ろくな子供は生れない"って。……でも好きになったんだから仕方ありません。……私たちって、そういう運命だったんです。」


[スタッフ]
脚本:アルカージー・ストルガツキー、ボリス・ストルガツキー/撮影:アレクサンドル・クニャジンスキー/音楽:エドゥアルド・アルテミエフ/美術:アンドレイ・タルコフスキー/詩:フョードル・チュッチェフ、アルセニー・タルコフスキー

[キャスト]
ストーカー:アレクサンドル・カイダノフスキー、ストーカーの妻:アリーサ・フレインドリフ、作家:アナトリー・ソロニーツィン、教授:ニコライ・グリニコ

1979年/モスフィルム製作/長編劇映画/35mm/スタンダード/カラー/163分
1980年 ダヴィド・ドナテロ賞:ルキノ・ヴィスコンティ賞
配給:ロシア映画社/日本公開:1981年
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2017年10月25日

タルコフスキー監督『ノスタルジア』BSプレミアム 10月26日(木)午後1時00分〜3時07分放送


Tarkovsky, Nostalghia (1983)

ロシアの映画監督アンドレイ・タルコフスキーが1983年イタリアで製作したイタリア、ソ連合作映画『ノスタルジア』。第36回カンヌ国際映画祭創造大賞。 映画制作においてソ連から出国してタルコフスキー監督は完成後に亡命したらしい。


ロシアの詩人アンドレイは、通訳のエウジェニアを連れてモスクワからイタリア・トスカーナ地方の田園にやって来る。2人は18世紀のロシアの音楽家パヴェル・サスノフスキーの足跡を追って旅を続けてきた。
だがアンドレイが不治の病に冒されたことで、その旅も終わりを告げようとしている。

ある朝、アンドレイは周囲から狂人扱いされているドメニコという男と出会った。やがてドメニコはアンドレイに“ロウソクの火を消さずに広場を渡る”という、自分が成し得なかった願いを託す。それが“世界の救済”に結びつくと言うのだが…。
主人公のアンドレイ・ゴルチャコフはタルコフスキー自身と解釈される。


【製作】レンツォ・ロッセリーニ、マノロ・ボロニーニ【監督・脚本】アンドレイ・タルコフスキー
【脚本】トニーノグエッラ【撮影】ジュゼッペ・ランチ【出演】オレグ・ヤンコフスキー、エルランド・ヨセフソン、ドミツィアーナ・ジョルダーノ ほか
製作国:イタリア/ソ連  製作年:1983
原題:NOSTALGHIA
備考:イタリア語・ロシア語/字幕スーパー/カラー(※一部白黒)/レターボックス・サイズ



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2017年10月23日

ルイス・ブニュエルのDVD傑作選

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ルイス・ブニュエル( Luis Buñuel 1900年2月22日 - 1983年7月29日)

スペイン出身、のちにメキシコに帰化した映画監督、脚本家、俳優である。フランス、スペイン、アメリカ合衆国、メキシコ、国境を越えて多種多様な映画を撮った。
特にシュルレアリスム作品とエロティシズムを描いた耽美的作品で有名である。キリスト教に関する作品もあり、物議を醸した。
1900年2月22日、スペイン・アラゴン州テルエル県カランダに生まれる。
1928年、短篇『アンダルシアの犬』をサルバドール・ダリと共同監督する。
1930年、中篇『黄金時代』が上映禁止となる。
1946年、メキシコに渡る。
1961年、『ビリディアナ』がカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞するも、反宗教的との理由でスペイン政府により作品の国籍を剥奪される。
1963年以降は主にフランスで映画製作をする。
1983年7月29日、メキシコシティで肝硬変により死去。満83歳没。


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 1900年にスペイン・アラゴン地方のカラダンで地主の家に生まれる。17歳のときにマドリードに出て7年間を学生館で過ごし、後に詩人として有名になるフェデリコ・ガルシーア・ロルカ、画家として有名になるサルバドール・ダリなどと交友を結ぶ。最初は自然科学を学ぶが、途中で歴史学、哲学に変更。
1923年に父が死に、1925年にパリに出る。批評を書き、映画撮影所に出入りして助監督などをしているうちに当時の前衛芸術であるシュールリアリズム運動を知る。スペインに一時帰国したとき、まだ無名だった友達のダリと見た夢の話をしているうちに、それをもとに映画を作ることになる。二人で脚本を書き、パリに戻って『アンダルシアの犬』を撮影。女性の眼球(実際には牛の目が使われた)を剃刀でいきなり切るというスキャンダラスなシーンからスタートするこの映画は熱狂的な拍手で迎えられて、ダリとブニュエルはアンドレ・ブルトンらのシュールリアリスト達の輪の中に迎えられる。今も同作品はシュールリアリズムを代表する古典的名作である。
その直後にダリとブニュエルは『黄金時代』を撮るが、右翼がスクリーンに向って爆弾を投げつける事件が起きて、その後50年間公開禁止となる。その後、ブニュエルはスペインに戻ってドキュメンタリー映画『糧なき土地』を撮影。スペインの最貧地方の生活を描いたこの映画はファシスト達の愛国心的反発を誘発し、これも公開禁止となる。国辱映画を作ったとして、ブニュエルはフランシスコ・フランコ政権下で指名手配までされることになる。
スペイン内戦が勃発し、ブニュエルは共和国側のフランス大使のスタッフとして東奔西走する。共和国側がファシストに敗北した頃はアメリカに渡っていてニューヨーク近代美術館で反ファシズム映画を集めるという仕事に就くが、あまりにも世間知らずなダリが『わが秘められた生涯』の中で「ブニュエルは無神論者だ」と発言することによって職を失う。
ハリウッドに移って映画周辺の仕事をしたあと、メキシコに移る。ここで久々に映画監督を再開し、コメディ映画『のんき大将』でヒットを飛ばし、社会主義リアリズム映画の傑作『忘れられた人々』によってカンヌ映画祭で監督賞を受賞。50歳にて国際的に返り咲く。
そこから後は、メキシコにとどまって低予算映画を量産し、『この庭での死』、『ロビンソン漂流記』などの冒険映画、『嵐が丘』などの文芸映画、偏執狂の男を描いた『エル』、不条理映画『皆殺しの天使』、メロドラマのパロディ『スサーナ』、大衆向け娯楽作品の『昇天峠』、『幻影は市電に乗って旅をする』など多種多様な映画を撮る。このメキシコ時代の作品は、欧米でも紹介が遅れたが、ブニュエルらしい映画として批評家の間で評価は高い。アメリカ資本でも2本撮っている。

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1961年にスペインに招かれて『ビリディアナ』を撮影。フランコ将軍が健在な時期に帰国したことで共和国側の亡命者達の間で非難轟々となる(やはり共和国側亡命者だったパブロ・ピカソ等は「フランコ政権が続く限りスペインには戻らない」と宣言してそれを死ぬまで守っている)。だが、当局の検閲を通り、スペイン映画として初のカンヌ国際映画祭グランプリを取ったこの映画は、乞食たちが最後の晩餐のパロディーを行うシーンがもとでスキャンダルを巻き起してスペインとイタリアで上映禁止。「スキャンダル映画監督」の健在ぶりを示す。
1963年以降はフランスに招かれジャンヌ・モロー主演で『小間使いの日記』を、カトリーヌ・ドヌーヴ主演で『昼顔』や『哀しみのトリスターナ』などの耽美映画を撮り、フランス映画界の異色の重鎮となる。そして『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』、『自由の幻想』というギャグ映画のようなもので観客を戸惑わせ、キリスト教異端事典で脚本を書いたという『銀河』や、同一人物の役をシーンによって二人の違う女優に演じさせた『欲望のあいまいな対象』で観客を煙に巻いた。1983年に死去。
【Wikipediaより】

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ルイス・ブニュエルのDVD傑作選

原点回帰したかのように超現実的な映画を晩年を撮り、数々の名作を残した。 裕福な生活をしながらもマゾヒスティックな幻想に取り憑かれてる、絶世の美女優ドヌーブ主役にして、フェチな描写がこんでもか〜とばかり続く「哀しみのトリスターナ」。フランスに占領されたスペインのトレドで、人々が「自由よくたばれ!」と叫んでいる二人の家政婦が公園のベンチで読む物語の一場面で、二人が主人公かと思いきや、公園内にいる他の少女に視点が移されて最後まで人を喰った連想ゲーム「自由の幻想」。仲間との食事に中々ありつけないブルジョワの姿を描いた「ブルジョワジーの秘かな愉しみ(アカデミー外国語映画賞受賞)」。2人1役のヒロインと関係を持った老紳士を描いていたかと思いきや唐突に結末を迎える「欲望のあいまいな対象」など、鑑賞してると常識を放棄してしまいたくなるような話ばかりだ。しかし不思議なに飽きない映像作品であるのが、鬼才監督たるところだろう。

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ルイス・ブニュエル『皆殺しの天使』36年ぶりに劇場公開

ルイス・ブニュエルの幻の傑作映画『皆殺しの天使』(1962)が、遂に12月に渋谷シアター・イメージフォーラムでリバイバル公開される。http://natalie.mu/eiga/news/253675

アナーキーで予定調和をしない有り得ない系の展開で、映画表現に極北ならぬ熱い極南の世界を疾走した幻のブニュエル作品。サルドバル・ダリとの前衛映画『アンダルシアの犬』も、ぶっ飛んでしまう。日本初公開から36年ぶりに劇場公開。


《あらすじ》晩餐会が催されたブルジョワ邸宅が舞台。20人の男女が宴を楽しみ、夜が更けるが、明け方になっても、誰も帰ろうとしない。次の夜が来ても、誰もが帰らず、客間を出ることができなくなる。使用人も去り、食料も水も底をつく。数日間にわたる幽閉状態が続き、ブルジョワジー達の道徳や倫理が崩壊、突然羊や熊も現れ、事態は異常な展開を見せていく。

ブニュエルならではの神話的で寓話的なブラックユーモアが光る傑作。1962年カンヌ映画祭で国際批評家連盟賞を受賞した。

スペイン出身のブニュエルがメキシコに渡ってから製作した“メキシコ時代”の2作品『ビリディアナ』(1961)と『砂漠のシモン』(1964)も同時公開。
https://www.cinematoday.jp/news/N0095487 (C)1991 Video Mercury Films


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2017年10月12日

幻のハリウッド超大作。『臨時雇の娘』The Extra Girl (1923)

恋と夢と冒険とスリルとサスペンスが詰まった、幻のハリウッド超大作。『臨時雇の娘』The Extra Girl (1923) 

チャップリンの初期短編で顔みせたメイベル・ノーマンドは、映画界初のコメディエンヌとして、忘れられた存在の一人になっている。

kiff.kyoto.jp/film/detail/9


臨時雇の娘(1923年、アメリカ) The Extra Girl

監督 F・リチャード・ジョーンズ F. Richard Jones



出演 メーベル・ノーマンド Mabel Normand

ラルフ・グレイヴス Ralph Graves

ジョージ・ニコルズ George Nichols

アンナ・ドッジ Anna Dodge

ヴァーノン・デント Vernon Dent

ラムゼイ・ウォーレス Ramsey Wallace

シャーロット・ミノー Charlotte Mineau

メアリー・メイソン Mary Mason

マックス・デヴィッドソン Max Davidson

ルイーズ・カーヴァー Louise Carver

ウィリアム・デスモンド William Desmond

カール・ストックデール Carl Stockdale

ハリー・グリボン Harry Gribbon

ビリー・ビーヴァン Billy Bevan

ジョージ・ベランジャー George Beranger

https://youtu.be/9UkhgqgOezA



メーベル・ノーマンド(Mabel Normand、本名:Mabel Ethelreid Normand、1892年11月10日 - 1930年2月23日)


〈女優出演した映画〉

メーベルの誤解 Bangville Police(1913)

メーベルの劇的な半生 Mabel's Dramatic Career(1913)

メーベルの窮境(犬の為め) Mabel's Strange Predicament (1914)

新米活動屋(活動狂) A Film Johnnie (1914)

メーベルの身替り運転 Mabel at the Wheel (1914) ※監督(マック・セネットと共同)

チャップリンの総理大臣(キャバレエ御難の巻) Caught in a Cabaret (1914) ※監督

衝突(運命の木槌) The Fatal Mallet (1914)

彼女の友人である追いはぎ(メーベルの悪友) Her Friend the Bandit (1914) ※監督(チャップリンと共同)

メーベルの多忙な一日 Mabel's Busy Day (1914) ※監督

メーベルの結婚生活 Mabel's Married Life (1914)

アルコール自動車競争の巻(鉄面皮な紳士) Gentlemen of Nerve (1914)

逢引きの場所(他人の外套) His Trysting Place (1914)

醜女の深情け Tillie's Punctured Romance (1914)

夫婦交換騒動(メーベルとチャップリン) Getting Acquainted (1914)

メーベルのわがまま Mabel's Wilful Way (1915) ※監督(マック・セネットと共同)

デブと海嘯(デブ君の漂流) Fatty and Mabel Adrift (1916)

デブ君の焼餅 He Did and He Didn't (1916)

ミッキー Mickey (1918)

モリー・オー Molly O' (1921)

スザンナ Suzanna (1923)

臨時雇の娘 The Extra Girl (1923)


「※」監督も務めた作品

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2017年09月22日

映画『ブレードランナー2049』日本版予告編

前作から本作の舞台である2049 年に至るまでの空白の30年間、つまり前作のラストでデッカードが姿を消した後の世界では、レプリカントは寿命を持たないよう改良されていた。しかし2022年、アメリカ西海岸で原因不明の大規模停電が発生し、食物の供給がストップ。世界中がそれをレプリカントが原因だと非難したことで、レプリカントの製造は法令で禁止された。


そんな中、科学者であるウォレスは、人工農法によって食糧難を解決する新たなシステムを開発。さらに以前レプリカントを製造していたタイレル社を買い取り、ウォレスは新型レプリカントの製造を始め“レプリカント禁止法”の廃止を目論む。



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2017年09月12日

映画『リュミエール!』


あのマーティン・スコセッシも絶賛!
「映画の父」リュミエール兄弟の世紀の偉業が現代に蘇る!

映画『リュミエール!』公式サイト
http://gaga.ne.jp/lumiere!/


1895年から1905年の10年間に製作された1422本から、カンヌ国際映画祭総代表であり、リヨンのリュミエール研究所のディレクターを務めるティエリー・フレモー氏が選んだ108本で構成して4Kデジタルで修復。

監督・脚本・編集・プロデューサー・ナレーションのすべてを担当し、リュミエール兄弟にオマージュを捧げた。

映画「リュミエール!」は、10月28日から東京都写真美術館ホールほか全国で順次公開。

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2017年09月05日

映画『ザ・ウォール』9月より全国公開。

イラク戦争時に実在して、37人ものアメリカ兵を殺害したイラク最恐のスナイパー・ジューバに狙われた主人公。極限の頭脳戦に挑む様を描く。謎多き最恐のスナイパー・ジューバの狂気と緊迫感溢れる展開で、観る者をスクリーンに引きずり込むサバイバル・スリラー。




2007年、アメリカ兵のスナイパーであるアイザック(アーロン・テイラー=ジョンソン)とマシューズ(ジョン・シナ)は、イラクの荒廃した村で瓦礫の中に残った大きな壁に潜む敵を狙っていた。しかし5時間経っても動きがない。マシューズが様子を見に壁に近づくと、想定外の場所から銃撃に遭い倒れる。援護に向かったアイザックも撃たれ、壁の背後に命からがら逃げ込む。身動きの取れなくなったアイザックの無線に、謎の男からの声がかかる。「仲間だ。すぐに助けに行くから、名前とIDを言え。」男のかすかな訛りを聞き分けたアイザックは、男の正体を確かめようとするのだが...。


映画『ザ・ウォール』

公開日:2017年9月1日(金)

原題:THE WALL

監督:ダグ・リーマン

脚本:ドウェイン・ウォーレル(『デンジャー・コール』)

キャスト:アーロン・テイラー=ジョンソン(『キック・アス』『GOZZILA/ゴジラ』『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』)、ジョン・シナ(WWE 所属プロレスラー)

製作:Amazon Studios


まだ映画化されていない良質な脚本をハリウッドの重役たちか毎年選出する、“ハリウッド ザ・ブラックリスト”に選出された作品。近年では『スラムドッグ$ミリオネア』や『アルゴ』、『セッション』、『スポットライト 世紀のスクープ』など、ブラックリスト選出脚本の映画化作品でアカデミー賞を受賞している作品が数多くあり期待が高まっている。


http://thewall-movie.jp/sp/


アメリカ軍兵士を次々と狙撃する動画をインターネットに投稿して、その過激性で注目を集め欧米諸国を震撼させるスナイパー。イラクでは若者たちからヒーローとして崇められる伝説的存在であったが、その後の行方は今も判明しておらず、ISISに殺害されたとの噂もあるが遺体は見つかっていない。

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2017年08月26日

中東国々で『ワンダーウーマン』が反発される

『フランス24』は中東国々では映画『ワンダーウーマン』が、レバノンでの上映禁止になり、アルジェリアやヨルダン、チュニジアでも上映の規模縮小や映画祭参加が見送られると報じた。
これらの国々で『ワンダーウーマン』が反発されるのは、主演女優のガル・ガドットがイスラエル人で、パレスチナ占領や数々の戦争犯罪をくり返してきたイスラエル軍で新兵訓練所のトレーナーとして2年間従事したのが理由に挙げられる。


「女性の権利のためのチャンピオンであり、フェミニスト、女性主導の映画のための先駆者だと、ガドットを称えている人々にとって、フェミニズムとは万人の為のものなのでしょうか?ガザやヨルダン川西岸の女性たちも、(パレスチナにルーツを持つ)私のような女性も、フェミニズムの恩恵を受けることができるのでしょうか?」「私も、女性が先駆者やリーダーとなることを望んでいます。ただ、その中心にガドットのような人物がいることは望みません」ラーザン・アルカーニによる米外交専門誌『フォーリンポリシー』寄稿。

反戦と正義の二面性 「米国の戦争観」を象徴

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2017年08月25日

『チャイナタウン』( Chinatown)ロマン・ポランスキー監督

CHINATOWN 1974年 アメリカ
BSプレミアム8月25日(金)午後1時00分〜3時12分


  1930年代のロサンゼルス、チャイナタウン。私立探偵のジェイク(ジャック・ニコルソン)は、モーレイ夫人と名乗る女性から夫の愛人調査を依頼されるが、やがて本物の夫人(フェイ・ダナウェイ)からクレームをつけられ、殺人事件に巻き込まれていく…。
   名脚本家ロバート・タウンのオリジナル・シナリオ(アカデミー賞オリジナル脚本賞受賞)を、異邦人的姿勢を一貫させた映画作りで知られるロマン・ポランスキー監督がノスタルジックなムードを満載させながら人間のどろどろした運命と関係性に迫っていくハードボイルド・ミステリー。ジェリー・ゴールドスミスのジャジーな音楽も素晴らしい効果を上げている。
後に、ジェイク役を気に入ったジャック・ニコルソンが自ら監督主演して、事件の10年後の日々を描いた続編『黄昏のチャイナタウン』も製作された
(「Oricon」データベースより)


テナント/恐怖を借りた男
●鬼才ロマン・ポランスキー監督が自ら主演を務めたサイコ・スリラー初DVD化
●イザベル・アジャーニ、シェリー・ウィンタース、メルビン・ダグラスら豪華共演
●現実と妄想の境界で、小心実直な男が徐々に常軌を逸していく恐怖を描く


【ストーリー】
ポーランド人のトレルコフスキーは、パリのアパートの一室を借りた。前に住んでいた女性シモーヌは、この部屋から飛び降り自殺を図ったという。壁の穴に押し込まれていた1本の前歯。部屋に残されていた女性のドレスと化粧道具。煙草の銘柄や飲物の好みの変化……。やがて彼は周囲の人々によって自分がシモーヌに変えられていく事を感じ始める。被害妄想は次第に膨れ上がり、ある夜、その妄想は現実と化す……。


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2017年08月20日

映画『ベイビー・ドライバー』

カーチェイスの名画を踏まえた、音楽に大きな役割を果たしている作品。主人公は強盗の逃亡を助ける天才ドライバーで、待っているときも追っ手から逃げるときも、ずっと好きなラップ曲を聴いている。「ドライヴ」と「ラ・ラ・ランド」を合わせたみたいなミュージカル・カーチェイス映画。



「ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」などで知られるエドガー・ライト監督が、音楽にのせながら驚異の運転テク発揮する若きドライバーを描く。

天才的なドラインビングで犯罪者の逃走を手助けする「逃がし屋」ベイビーは、子どもの頃の事故の後遺症で耳鳴りに悩まされている。音楽によって外界から遮断されると、耳鳴りが消え驚くべき運転能力を発揮する。こだわりのプレイリストが揃ったiPodが仕事の必需品だ。

ある日、運命の女性デボラと出会い、逃がし屋から足を洗うと決めるが、才能を惜しむ犯罪組織のボスに脅されて、無謀な強盗に手を貸すのだった。

http://www.babydriver.jp


■監督 エドガー・ライト ■出演 アンセル・エルゴート/ケビン・スペイシー/リリー・ジェームズ/エイザ・ゴンザレス 

■113分、アメリカ ■東京・新宿バルト9、大阪・梅田ブルク7ほかで19日公開

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2017年08月19日

映画『夜明けの祈り』

隠された事件とパンドラの箱に残る希望 。第二次世界大戦直後のポーランドには隠された事件があった。

若き女医マチルドはフランス赤十字病院で働いていて、修道院のシスターが助けを求めてきた。このわ赤十字病院が手当てする患者はフランス人傷病兵なので、ここではできないと伝えるが、シスターは雪の積もった屋外で祈るばかりで引き下がらない。病院の仲間には内緒で、マチルドは修道院に向かう。 そこには出産間近で苦しむ女性だった。医師としての経験も少ないマチルドは出産を手伝う。しかし医者の助けを求めないのがおかしい。お腹の大きい女性が1人ではなく、何か隠されているようだ。

ドイツが敗退した後にやってきた、ソ連兵が修道院を襲って、シスターたちを繰り返しレイプしたらしい。何人もの修道女が身ごもったが、肌を見せられないシスターたちは公表できない。カトリック教会に厳しい新政権によって、修道院が潰されてしまう危険もある。この秘密を口外しないことをシスターに約束して、赤十字病院の同僚には内緒のまま、マチルダはたったひとりで7人の出産に関わる。第二次大戦直後のソ連兵によって、数多くの女性が陵辱されたが、実態が明らかになるまで多くの時間を要した。

パンドラの箱が開いて、苦しみと悲しみが世界に広がった。それでも箱の底には希望が残されているのだろうか?

http://yoake-inori.com/

■監督 アンヌ・フォンテーヌ 

■出演 ルー・ドゥ・ラージュ/アガタ・ブゼク/アガタ・クレシャ 

■115分、フランス・ポーランド合作 

■東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、大阪・シネ・リーブル梅田ほかで公開中


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