特徴1:相手の気持ちを考えない
一緒にいたくない人の代表は「自己中心的な人」です。そんな人に限って、自分が自己中であることに気付いていないもの。
気付かない分、厄介なので「直さなければ!」と思わないのね。常に“自分軸”でしか物事を考えられない。
でもね「相手軸で見る=相手の立場に立って考える」のは、いい人間関係を築くためにも、とても大切なことです。
人が不満を抱くことの原因は、「自分に対して気遣いがない=自分のことを大切にしてくれていない」と感じることが基本です。
「相手にしていることを、自分がされたらどう思うのか?」
相手の立場に立って物事を考える思考ができていないと、自分が同じことをされたら怒るようなことを、人にはやってしまう。
「自分がされたら嫌なことは、人にはしない」というのは、いい人間関係を築くために重要なこと。
でも自己中の人は、相手がどう思うか?よりも、「自分の都合」「自分の心地良さ」を悪気なく優先してしまいます。ときに相手の許容範囲を超えた、身勝手な要求をしてしまいます。
視野が狭いだけで、別に意地悪な人というわけではありません。本人に悪気がない分、自分がやっていることの過ちに気付いていないことが多いので厄介なのです。
さらに、相手に嫌われたところで「自分は悪くないのに!」とか、「相手がおかしいんだ」という判断をしてしまう人も多いもの。どうしてそんな、残念な判断をしてしまうのでしょうか?そこには自己中の人ならではの特徴があります。
特徴2:自分の「正しさ」を武器に、正当化する
大概は自分の中の理屈、正しさに固着して、「私は間違っていない」「私は正しい」と思っています。だから相手が違う意見だと「あなたは間違っている!」と否定してしまう。
でも、「正しさ」や「正義」というのも、人や状況によって変わってきます。そこに正解はありません。自分はそれを正しいと思っても、それは“自分の理屈”に過ぎないし、相手にとっては正しくないかもしれないのです。
もしも“自分基準の正しさ”ばかりを追及していく人生を選びたいのであれば、「1人で生きていく人生」を覚悟しなくてはいけません。そんな人の傍から、人は離れていくから、いつもあなたに合わせなくてはいけないから。
100%の正しさなんてものは存在しません。
正しさなんて、曖昧なものです。そんな曖昧なものを盾に正当化することが、正しい行為のわけはありません。そんなことよりも、相手に優しくできる人の方が、人間関係においては正解なんです。
“自分にとっての正しさ”に固着する人は、重大なミステイクを犯すことが多いものです。この結果は本当に大切な人すらも失ってしまう。
特徴3:相手との折り合いをつけない
自分の正しさに固着する人は、「正しいのだから、間違っている相手が合わせるべき」と思って相手が不満を抱いていても、折り合いをつけたり、譲歩したりすることをしません。これこそが致命的なこと。
なぜなら、“黙って離れていく人”とは違って、正直に不満があるのを伝えたり、注意をしてくれたりして、“あなたとの関係を改善していきたいと考えてくれる人”との関係すらも、壊してしまうからですね。
たとえ100%正しいとしても、それを押しつけ、相手に合わせさせるようでは、 関係は壊れていきます。
つまり最後は「気持ち」の問題。
自分の意を汲んで歩み寄ってくれたのであれば、たとえ思い通りにならなくても、「その気持ちさえあれば充分!」となる。