アメリカの次の大統領を決める選挙が5日に迫る中、共和党のドナルド・トランプ候補と民主党のカマラ・ハリス候補が、勝敗に大きく左右する激戦州で互角だという結果を示している。ただしその状況で、共和党が圧倒的に強いとされる中西部のアイオワ州において、信頼されている調査員による世論調査が、ハリス候補が3ポイント優勢という結果だったことが注目されている。
両候補は現在、7つの激戦州で接戦を展開している。支持率平均は11月4日の時点で、ペンシルヴェニア(選挙人19人)、ノースカロライナ(同16人)、ジョージア(同16人)、ミシガン(同15人)、ウィスコンシン(同10人)、ネヴァダ(同6人)の各州ではいずれも、両候補の支持率の差は1ポイント以内となっている。他方、アリゾナ(同11人)ではトランプ候補が3ポイント、リードしている。
3日の合同調査では、ほぼすべての激戦州で両候補の支持率の違いは統計上の誤差の範囲内に収まっている。
共和党が盤石とされ、激戦州には数えられていない州では2日、ハリス候補の支持率は47%、トランプ候補は44%で、ハリス候補が3ポイント優勢という結果を発表した(統計上の誤差はプラスマイナス3.4%)。
10月28日〜31日に808人を対象にしたひとつの世論調査の結果だが、担当したアン・セルツァー氏は世論調査の専門家として高く評価されているだけに、この調査結果が注目されている。
セルツァー氏はこれまで、アイオワ州における2016年と2020年の大統領選でトランプ候補の勝利を正確に予測したほか、複数の連邦議会選や知事選でも高い精度で実際の結果を予測している。
セルツァー氏の今回の調査結果によると、全体の支持率に加えて、アイオワ州の女性有権者の支持率はハリス候補が56%対36%で20ポイント、リードしている。また65歳以上の有権者の支持率も、55%対36%でハリス候補がリードしているという。
ハリス陣営はこの調査結果を特に強調していないものの、同じ中西部で「青い壁」と呼ばれるミシガンとウィスコンシン、さらにペンシルヴェニアといった激戦州で、ハリス候補が支持を固めていると期待を示す。
他方、デモイン・レジスターのこの調査結果について、トランプ候補は3日の集会で、「自分の敵の一人」による「偽の世論調査」だと一蹴した。
2016年と2020年の大統領選でトランプ候補は2回とも、アイオワ州で10ポイント近い差をつけて勝っている。
アイオワ州に割り当てられた選挙人は、6人。
BBCがセルツァー氏にアイオワ州の世論調査について尋ねたところ、「(二大政党の)どちらの候補も50%は得ていないので、いざ5日になったら何が実際に起きるか、まだ少し微妙な情勢だ」と話した。
【BBC】
[ロイター] - 米国土安全保障省傘下サイバーセキュリティー専門機関(CISA)のジェン・イースタリー長官は4日、米大統領選を巡る偽情報が急増しているものの、選挙結果に直接影響を及ぼすような活動の証拠は見られないと明らかにした。
今年の選挙は外国の敵対勢力による「前例のない量の偽情報」に直面しているとも述べた。
南部ジョージア州当局は先週、ハイチ系移民が同州の複数の身分証明書を持ち、複数回投票を行ったと主張しているインターネット上の動画について、「これは虚偽」とした上で「選挙直前に対立や混乱をあおろうとする外国からの干渉の可能性が高い」と指摘。米情報当局の高官はこの動画をロシアに関連付けた。
CISA高官は選挙後も来年1月6日まで外国勢力による偽情報拡散の取り組みが続く可能性が高いと述べた。
イースタリー氏は「選挙インフラはかつてないほど安全で、選挙当局は安全で自由、公正な選挙の実現に向けてかつてないほど準備が整っている」と述べた。
【ロイター】
[関連記事]〈アメリカの次の大統領を決める選挙が5日に迫る中、共和党のドナルド・トランプ候補と民主党のカマラ・ハリス候補が、勝敗に大きく左右する激戦州で互角だという結果を示している。ただしその状況で、共和党が圧倒的に強いとされる中西部のアイオワ州において、信頼されている調査員による世論調査が、ハリス候補が3ポイント優勢という結果だったことが注目されている。
両候補は現在、7つの激戦州で接戦を展開している。支持率平均は11月4日の時点で、ペンシルヴェニア(選挙人19人)、ノースカロライナ(同16人)、ジョージア(同16人)、ミシガン(同15人)、ウィスコンシン(同10人)、ネヴァダ(同6人)の各州ではいずれも、両候補の支持率の差は1ポイント以内となっている。他方、アリゾナ(同11人)ではトランプ候補が3ポイント、リードしている。
3日の合同調査では、ほぼすべての激戦州で両候補の支持率の違いは統計上の誤差の範囲内に収まっている。
共和党が盤石とされ、激戦州には数えられていない州では2日、ハリス候補の支持率は47%、トランプ候補は44%で、ハリス候補が3ポイント優勢という結果を発表した(統計上の誤差はプラスマイナス3.4%)。
10月28日〜31日に808人を対象にしたひとつの世論調査の結果だが、担当したアン・セルツァー氏は世論調査の専門家として高く評価されているだけに、この調査結果が注目されている。
セルツァー氏はこれまで、アイオワ州における2016年と2020年の大統領選でトランプ候補の勝利を正確に予測したほか、複数の連邦議会選や知事選でも高い精度で実際の結果を予測している。
セルツァー氏の今回の調査結果によると、全体の支持率に加えて、アイオワ州の女性有権者の支持率はハリス候補が56%対36%で20ポイント、リードしている。また65歳以上の有権者の支持率も、55%対36%でハリス候補がリードしているという。
ハリス陣営はこの調査結果を特に強調していないものの、同じ中西部で「青い壁」と呼ばれるミシガンとウィスコンシン、さらにペンシルヴェニアといった激戦州で、ハリス候補が支持を固めていると期待を示す。
他方、デモイン・レジスターのこの調査結果について、トランプ候補は3日の集会で、「自分の敵の一人」による「偽の世論調査」だと一蹴した。
2016年と2020年の大統領選でトランプ候補は2回とも、アイオワ州で10ポイント近い差をつけて勝っている。
アイオワ州に割り当てられた選挙人は、6人。
BBCがセルツァー氏にアイオワ州の世論調査について尋ねたところ、「(二大政党の)どちらの候補も50%は得ていないので、いざ5日になったら何が実際に起きるか、まだ少し微妙な情勢だ」と話した。
【BBC】
[ロイター] - 米国土安全保障省傘下サイバーセキュリティー専門機関(CISA)のジェン・イースタリー長官は4日、米大統領選を巡る偽情報が急増しているものの、選挙結果に直接影響を及ぼすような活動の証拠は見られないと明らかにした。
今年の選挙は外国の敵対勢力による「前例のない量の偽情報」に直面しているとも述べた。
南部ジョージア州当局は先週、ハイチ系移民が同州の複数の身分証明書を持ち、複数回投票を行ったと主張しているインターネット上の動画について、「これは虚偽」とした上で「選挙直前に対立や混乱をあおろうとする外国からの干渉の可能性が高い」と指摘。米情報当局の高官はこの動画をロシアに関連付けた。
CISA高官は選挙後も来年1月6日まで外国勢力による偽情報拡散の取り組みが続く可能性が高いと述べた。
イースタリー氏は「選挙インフラはかつてないほど安全で、選挙当局は安全で自由、公正な選挙の実現に向けてかつてないほど準備が整っている」と述べた。
【ロイター】
[関連記事]〈アメリカ大統領選〉トランプ圧勝も? ハリスを悩ます“四重苦”とアメリカの分断…ニューヨーク市民の声は
https://l.smartnews.com/m-KTjX9/09nb3y
posted by koinu at 08:32| 東京 ☀|
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