2023年06月03日
■『日曜美術館 選 アートと音楽 坂本龍一×日比野克彦』 NHK Eテレ 2023年6月4日(日)午前9:00 ~ 午前9:45 (45分)
2023年05月31日
特別展「永遠の都ローマ展」東京都美術館
特別展「永遠の都ローマ展」は、「永遠の都」と称されるローマの歴史と芸術を紹介する展覧会だ。世界でもっとも古い美術館のひとつ、ローマ・カピトリーノ美術館の所蔵品を中心とする作品とともに、2000年を超える歴史と文化をたどってゆく。
カピトリーノ美術館が建つカピトリーノの丘は、古代には最高神を祀る神殿が置かれ、現在はローマ市庁舎が位置するなど、ローマの歴史と文化の中心地であった。カピトリーノ美術館の歴史は、ルネサンス期の教皇シクストゥス4世がローマ市民に4点の古代彫刻を寄贈したことに始まり、以後、古代遺物やヴァチカンに由来する彫刻、ローマの名家からもたらされた絵画などを収蔵してきた。
多岐にわたるカピトリーノ美術館のコレクションは、古代ローマ帝国の繁栄を礎に、ヨーロッパにおける政治・宗教・文化の中心地として発展してきたローマの足跡をうつしだすものだといえる。同館の所蔵品を日本でまとめて紹介する初の機会となる本展では、彫刻や絵画、版画など約70点を通して、建国から古代の栄光、教皇たちの時代、そして近代に至るまでの歴史と芸術に光をあてる。
全5章のうち第1章では、ローマを象徴する「カピトリーノの牝狼」を起点に、古代ローマの建国にまつわる伝承や神話に光をあてる。ローマ建国神話を代表するエピソードのひとつが、軍神マルスと巫女レア・シルウィアのあいだに生まれた双子、ロムルスとレムスを育てる牝狼の物語だ。本章では、《カピトリーノの牝狼(複製)》を展示するとともに、建国神話を表す古代彫刻やメダルなどから、その表現の伝統をたどってゆく。
古代ローマ帝国は、紀元前1世紀、ユリウス・カエサルとその遺志を継いだオクタウィアヌス(のちのアウグストゥス)によってその礎が築かれ、続く皇帝たちのもとで繁栄することになった。第2章では、古代ローマ帝国の栄光に焦点を合わせ、歴代ローマ皇帝や帝国ゆかりの女性たちの肖像などを紹介。また、帝国の栄華を象徴する《コンスタンティヌス帝の巨像》の一部を原寸大複製で展示する。
数多くの古代遺跡を擁するローマは、17世紀以降、グランドツアーの隆盛などを背景に、イタリア内外の芸術家に着想を与えてきた。第5章では、古代建築やその装飾といったローマ美術からインスピレーションを得て制作された作品に着目。古代記念碑「トラヤヌス帝記念柱」を題材とする版画や模型に加えて、ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージやアントニオ・カノーヴァなどの名品も目にすることができる。
特別展「永遠の都ローマ展」
会期:2023年9月16日(土)〜12月10日(日)
会場:東京都美術館 企画展示室
住所:東京都台東区上野公園8-36
https://www.tobikan.jp/exhibition/2023_rome.html
2023年05月29日
2023年05月19日
スーパー歌舞伎 【Wikipedia】
三代目市川猿之助が1986年に始めた、古典芸能化した歌舞伎とは異なる演出による現代風歌舞伎。新橋演舞場などで上演されることが多い。第1作は梅原猛の脚本による『ヤマトタケル』であった。2014年より「スーパー歌舞伎II(セカンド)」として、四代目市川猿之助を中心とした作品を上演している。
【特徴】
3代目猿之助は、スーパー歌舞伎創作以前から宙乗りや派手な立ち回りなどエンターテイメント要素の強い「猿之助歌舞伎」を得意としたが、歌舞伎ファン以外に話題を広げた一方で、一部の保守的な論客からは酷評された。
スーパー歌舞伎ではさらに古典歌舞伎の踊りや立ち回り、見得、ケレン(観客を驚かせるような演出)、隈取り、下座音楽といった演出法や演技術を意識的に取り入れる[2]一方、中国の古典や日本の古代神話など、従来の歌舞伎の枠にとらわれない題材を脚本化した。猿之助はスーパー歌舞伎の特徴のひとつとして「真に現代人の胸に迫る物語性」を挙げ[2]、壮大で骨太な物語が基調となっている。制作に当たっては現代劇や京劇など多ジャンルの出演者やスタッフを取り入れて創作され、煌びやかな衣装と最新の照明や舞台装置、雄大な劇伴音楽などで世界観を作り込む、現代劇と古典歌舞伎の融合的作品群である。
スーパー歌舞伎(あるいはスーパー歌舞伎に代表される猿之助歌舞伎)は「ストーリー(Story)」「スピード(Speed)」「スペクタクル(Spectacle)」の「3S」を重視することを特徴とした。すなわち、先述の「真に現代人の胸に迫る物語性」、「メリハリのあるテンポ」、「宙乗りや早替りなどの視覚的な見せ方」といった従来の歌舞伎や新歌舞伎作品にはなかった新しい要素を持った歌舞伎作品群である。
2022年には歌舞伎座三月大歌舞伎において、三代目猿之助(二代目猿翁)の甥である四代目市川猿之助の主演・演出により、スーパー歌舞伎の一篇である「新・三国志」が「関羽篇」として上演されたが、このときは上演時間を削減するなどの制約の中での演出の都合上、スペクタクル部分を大幅にカットせざるを得なかった。これらの事情により副題にスーパー歌舞伎の名を冠さなかった[5]。
《スーパー歌舞伎の成り立ち》
スーパー歌舞伎の成り立ちについて、創始者である二代目猿翁(三代目猿之助)は、梅原猛とよもやま話に講じる中で出来たアイディアであったとしている。猿之助と梅原はたびたび演劇について討論し、おおむね以下のような結論にたどり着いた。
「江戸時代にできた古典歌舞伎の美意識や発想、演出法や演技術は素晴らしいが、物語は当時の世界観や道徳観による忠君愛国や義理人情的内容で、真に現代人の胸に迫るところが少ない。それに対しテーマ性のある内容を持つ明治以降の新歌舞伎は、近代劇的リアリズムを取り入れたため、歌舞伎本来の魅力であるべき歌(音楽性)と舞(舞踊性)に乏しく楽しくない。両方の長所を兼ね備えた"新・新歌舞伎"を創造すべきだ」
「それならいっそ先生が」という猿之助の言葉に梅原が応じて出来上がったのが、1986年(昭和61年)の『ヤマトタケル』である。
【初演】
1986年 『ヤマトタケル』原作・脚本:梅原猛(題材:ヤマトタケル)
1989年 『リュウオー・龍王』脚本: 中国京劇院院長の呂瑞明と奈河彰輔が共同執筆(題材:京劇の『鬧海』と『国姓爺合戦』)。戸部銀作監修、京劇俳優38人、歌舞伎俳優67人、計105人出演、中国語台詞に字幕スーパー。
1991年 『オグリ・小栗判官』作:梅原猛(題材:小栗判官)。ピーター・フォイ(米国):フライング・デザイナー。
1993年 『八犬伝』脚本:横内謙介(題材:南総里見八犬伝)
1996年 『カグヤ』作:横内謙介(題材:竹取物語)
1997年 『オオクニヌシ』作:梅原猛、脚本・演出:市川猿之助(題材:大国主の神話)
1999年 『新・三国志』脚本:横内謙介 (題材:三国演義)
2001年 『新・三国志II・孔明篇』同上
2003年 『新・三国志III・完結篇』同上
2014年 スーパー歌舞伎II『空ヲ刻ム者―若き仏師の物語―』作・演出:前川知大 (書き下ろし)
2015年 スーパー歌舞伎II『ワンピース』[8] 脚本:横内謙介(原作:マンガ『ONE PIECE』)
2019年 スーパー歌舞伎II『新版 オグリ』原作:梅原猛、脚本:横内謙介、演出:市川猿之助・杉原邦生
(中止)2020年 ステージアラウンド『スーパー歌舞伎II ヤマトタケル』脚本・演出:横内謙介、演出:市川猿之助(IHIステージアラウンド東京で開催予定だったが、コロナ禍で中止)
(予定)2024年 スーパー歌舞伎II『鬼滅の刃』脚本:横内謙介、総合演出:市川猿之助、演出:杉原邦生(原作:マンガ『鬼滅の刃』)
【スーパー喜劇】
スーパー歌舞伎と藤山直美の喜劇の融合を試みた企画が「スーパー喜劇」で、猿之助がエグゼクティブスーパーバイザーとして監修、藤山や松竹新喜劇の出演者と澤瀉屋一門の俳優たちが出演した。
2005年 『狸御殿』
原案:木村恵吾 作・演出:齋藤雅文 エグゼクティブスーパーバイザー:市川猿之助
2005.11/1(火)〜25(金) 大阪松竹座、2005.12/2(金)〜25(日) 新橋演舞場[9]
2015年 『かぐや姫』
脚本:佐々木渚 演出:齋藤雅文 エグゼクティブスーパーバイザー:市川猿翁[10]
【参考文献】
『スーパー歌舞伎――ものづくりノート』市川猿之助著、集英社新書(2003年)ISBN 4-08-720180-5
【Wikipedia】より
2023年05月16日
2023年05月03日
☆PIXIE'S ASTOUNDING LENORMAND ■ピクシーズ・アストウンディング・ルノルマン
スミスウェイトタロットやThe Golden Vanityなどの絵師で知られるパメラコールマンスミスの作画によるルノルマンカード。
☆PIXIE'S ASTOUNDING LENORMAND
■ピクシーズ・アストウンディング・ルノルマン
■サイズ:縦89mm×横57mm(カードのサイズ)■枚数:36枚
【関連記事】
『ウェイト=スミス・タロット物語 』いま明かされる世紀のカードの成立事情(ヒカルランド)
【香川 定之《350棟》2014年】
建築に強い関心のある香川定之は、自身が暮らす福祉施設の設計図を繰り返し描き続けている。その絵の中には香川の空想も混じり、夢と現実が混在していく。
【香川 定之《350棟》2014年】
https://obikake.com/column/19251/
【画像】
https://twitter.com/kushinon/status/972674473328484352
香川 定之
1944年生まれ、広島県在住。
広島市の福祉施設で暮らす。
四畳半の居室で、ベッドとテレビの間のわずかな隙間に画板を敷き、薄っぺらい紙の上にボールペンを走らせ、孤独で壮大な設計図を描き続けている。
描いた後は自ら処分することもあり、何十年にも及ぶ作品はほとんど現存していない。
2023年02月24日
合田佐和子展 帰る途もつもりもない
喜びの樹の実のたわわにみのるあの街角で出会った私たち もう帰る途もつもりもなかった
(合田佐和子 晩年の手稿より)
公式サイト
https://mitaka-sportsandculture.or.jp/gallery/event/20230128/
合田佐和子(1940−2016、高知出身)は、1965年の個展デビュー以来、オブジェや絵画、写真といったメディアを横断しながら創作活動を展開した美術家。
幼少からの収集癖と手芸を融合させた「オブジェ人形」で作家活動をはじめ、次第に奇怪でエロティックな立体へ作風を変化させていきます。69年以降は唐十郎や寺山修司によるアングラ演劇の舞台美術やポスター原画の制作ほか、70年代から独学で始めた油彩画では、銀幕俳優たちを独自のグレーがかった色調で描き出し、「異色の女性美術家」として世間の注目を集めた。80年代のエジプト滞在を機に、90年代以降は一転してそれまでの作風を脱ぎ捨てた明るいパステル調に変化し、内省に基づく独自の制作論の実践へと移行する。
没後初となる大回顧展では、初期のオブジェから初公開となる晩年の鉛筆画シリーズまで300点を超える作品や資料を通してその創作活動を検証して、途なき途を駆け抜けたひとりの美術家・合田佐和子の全貌に迫る。
出品予定:オブジェ、絵画、写真、イラストレーション、資料ほか 約300点
2023年1月28日(土)〜3月26日(日)
三鷹市美術ギャラリー
http://mitaka-sportsandculture.or.jp/gallery/
三鷹市下連雀3-35-1 CORAL5F

2023年02月14日
辻村寿三郎氏(人形作家)心不全のため死去
辻村寿三郎氏(つじむら・じゅさぶろう=人形作家)2月5日、心不全のため死去、89歳。葬儀は関係者で行った。喪主は2代目辻村寿三郎の川崎員奥(かずお)氏。
旧満州(現中国東北部)生まれ。11歳で中国大陸から引き揚げ、広島県で終戦を迎えた。22歳で上京後、人形制作を本格的に始めた。NHK「みんなのうた」の人形制作を辻村ジュサブロー名で手がけ、同局のテレビ人形劇「新八犬伝」「真田十勇士」が大ヒット。演出家、蜷川幸雄氏の舞台衣装なども手がけた。〔共同〕
◇ 寿三郎人形館みよし 辻村寿三郎人形館 広島 三次 ◇
http://www.mhst.jp/jusaburo/jyusaburo_miyoshi.htm
連続人形劇「新八犬伝」
2023年02月13日
「常滑の岡本太郎1952」展、INAXライブミュージアム(愛知県常滑市)
2023年02月12日
東京・青山の岡本太郎記念館で3月21日まで開催の企画展『弓指寛治 “饗 宴”』
「岡本太郎記念館はかつて太郎さんと敏子さんが住み、生活と制作をしていたところだ。1996年に太郎さんが亡くなり、1998年に敏子さんによって開かれた場所になった。
その記念館にもう一度「生活」を立ち上げ、敏子さんや太郎さんが何を見ていたのか、かつてここに居た人たちに思いを馳せる空間を用意したい。」 岡本太郎記念館
企画展『弓指寛治 “饗 宴”』
展示期間:2022年11月23日(水・祝)〜2023年3月21日(火・祝)
https://taro-okamoto.or.jp/exhibition/弓指寛治-饗-宴/
岡本太郎記念館
2022年12月04日
「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展 ―ピカソ、クレー、マティス、ジャコメッティ」
ドイツ生まれの美術商ハインツ・ベルクグリューン(1914−2007年)は、1948年からパリで画廊を経営しながら作品を集めて、世界有数の個人コレクションを作りあげた。
ベルクグリューンは晩年まで作品の購入と放出を繰り返して、コレクションに際立った特色を持たた。彼が最も敬愛した同時代の4人の芸術家たち、パブロ・ピカソ、パウル・クレー、アンリ・マティス、アルベルト・ジャコメッティの作品に重点が置かれている。彼らが共通して師と仰いだモダンアートの祖、ポール・セザンヌも加えた、粒選りの作品からなるコレクションは、創造性と生命力にあふれた20世紀の巨匠たちの芸術を堪能させる。
《開催概要》
「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展 ―ピカソ、クレー、マティス、ジャコメッティ」
◆ 国立西洋美術館 企画展示室(東京都台東区上野公園7番7号)
会期:2022年10月8日(土)〜2023年1月22日(日)
◆ 国立国際美術館(大阪市北区中之島4-2-55)
2023年2月4日(土)〜5月21日(日)
【主催】国立国際美術館、ベルリン国立ベルクグリューン美術館、産経新聞社、MBSテレビ、共同通信社
【公式HP】
2022年11月09日
『「アニメージュとジブリ展」一冊の雑誌からジブリは始まった』
スタジオジブリの原点を振り返る展覧会『「アニメージュとジブリ展」一冊の雑誌からジブリは始まった』が、2023年1月3日(火)から1月23日(月)まで、松屋銀座にて開催される。
http://spice.eplus.jp/articles/310403
鈴木敏夫が編集した1989年11月号までの12年弱にわたる『アニメージュ』をもとに、『機動戦士ガンダム』(1979)を軸とした爆発的なアニメブームから『風の谷のナウシカ』(1984)の成功、そしてスタジオジブリ誕生と『天空の城ラピュタ』(1986)までを振り返ります。そして、本誌を作るうえで確立していった鈴木流のプロデュース術とはどういうものであるか、それが後の作品制作にどのような影響を与えたのか、スタジオジブリのプロデューサーである鈴木敏夫の、“編集者”としての「もう一つの仕事」に着目します。また、鈴木敏夫と『アニメージュ』が日本ばかりか世界のアニメーションの歴史と昨今の日本文化に与えた影響も紹介します。
企画制作
ニュートラルコーポレーション
企画協力
スタジオジブリ・三鷹の森ジブリ美術館
協力
徳間書店、マクセル、特定非営利活動法人アニメ特撮アーカイブ機構
サンライズとジブリとは制作体制が真逆な関係にあった。しかし『アニメージュ』という雑誌がなかったら、アニメーションは全国的に広まわりはしなかった。
2022年11月02日
ジブリパークのお土産がすごすぎた
愛・地球博記念公園に開園したジブリパーク。スタジオジブリの世界観が広がる3つのエリアが先行オープンして、チケットを予約していた来場客が続々と入場した。
SNSにも来場客の感想が相次いで、屋内施設「ジブリの大倉庫」にあるショップ「冒険旅行団」で購入できるオリジナルグッズが話題となった。
ショップには約1250種類のグッズが並んで、愛知県の400年の歴史を持つ伝統工芸「有松鳴海絞」の手ぬぐいなど約500種類がパークオリジナル。ツイッター上では『耳をすませば』の世界がデザインされた琥珀糖の入ったビジュー缶や、『千と千尋の神隠し』に登場する湯婆婆の指輪など、購入したグッズの写真が次々に投稿されて、クオリティーの高さに喜ぶ声も上がった。高額のコラボ商品を200万円以上購入した客も出た。
時間によっては「入場制限がかかって2時間近く並んだ」「午後遅くなると売り切れが多くなった」との投稿もあり、来場者からは「早めに買うべき」「明日以降ジブリの大倉庫に行くみんなへ! 先にお土産屋に行くんだ! 何よりも混む ぞ!」などのアドバイスが寄せられている。
【ジブリパークのお土産がすごすぎた】映えるお菓子からファン歓喜のグッズまでおすすめ30選!
2022年09月11日
「地中海人ピカソー神話的世界に遊ぶ」展
開催中〜2022年9月25日(日)まで
生涯を通じて「地中海人」であり続けたピカソ。ピカソが作陶のモチーフとしたのは、地中海世界に古代から伝わる神話世界の住人たちや身近な自然界の動物たち、愛する闘牛などでした。
ヨックモックミュージアム
https://yokumokumuseum.com/1000/
1章 神話世界と動物たち
温暖な気候と豊かな海の幸に恵まれ、地中海沿岸には古代より文明が栄え豊穣な神話的世界が育まれていました。
ピカソが好んで描いた神話世界の住人たちを取り上げ、地中海文化の精神性がピカソに与えた影響を探ります。
2章 プロヴァンスの幸と鳥たち
ピカソが陶器制作をおこなっていたプロヴァンス地方は、豊かな自然環境の中、豊富な農作物や海産物に恵まれた地域でした。
日常の食卓を賑わせた食物、そして身近にいた鳩や梟を作品に残しました。
ピカソがモチーフとして取り上げた魚や鳥たちの作品を通して、ピカソが日常にむけた眼差しをたどります。
3章 闘牛:古代地中海世界からの儀式
スペイン人であるピカソの闘牛好きは有名でした。闘牛のシーンを、絵画作品だけではなく陶器作品にも数多く取り上げました。
4章 人間愛とヌード賛美
ピカソは人間を愛し人間を描いた画家でした。彼が陶器制作をおこなっていた時期、二人の女性がピカソのパートナーとなりモデルとなりました。この二人の女性、フランソワーズ・ジローとジャクリーヌ・ロックがどのようにピカソの作品に反映されたかを通し、人間の心理までも洞察するピカソの眼を見出します。
〒107−0062 東京都港区南青山6丁目15−1 ヨックモックミュージアム
03-3486-8000
「地中海人ピカソー神話的世界に遊ぶ」展の感想と完全ガイド
2022年08月07日
『水木しげるの妖怪 百鬼夜行展〜お化けたちはこうして生まれた〜』
水木しげる生誕100周年を記念した大型展覧会『水木しげるの妖怪 百鬼夜行展〜お化けたちはこうして生まれた〜』
六本木ヒルズ森タワー52階・東京シティビューで2022年7月8日(金)から9月4日(日)まで開催中。
【Eテレ・日曜美術館】でも紹介された。
「水木しげるの妖怪画」7月31日(日)午前9:00〜9:45
『ゲゲゲの鬼太郎』で知られる漫画家、水木しげる(1922〜2015年)は妖怪画家でもあった。
日本に古くから伝わる妖怪関連の文書を調べて、晩年には世界各地へ妖怪探索の旅に出かけ、生涯に数多くの妖怪画を描いた。
水木さん自身が体験した妖怪もあるが、多くの妖怪画は、精力的に行ってきた探究の成果であった。
https://mizuki-yokai-ex.roppongihills.com/
8月21日まで福島県のいわき市立美術館で「水木しげる 魂の漫画展」が開催中。
https://www.minpo.jp/news/moredetail/2022062698252
9月4日まで東京シティビューで「水木しげるの妖怪百鬼夜行展」が開催中。