2021年11月18日

『「木」から辿る人類史: ヒトの進化と繁栄の秘密に迫る』ローランド・エノス(NHK出版)

二足歩行、交易、産業の発展……すべて成功の鍵は「木」にあった。

ヒトはいかにして二足歩行を始め、文明を築き、驚異の発展を遂げたのか


定説では、石・青銅・鉄が重要な役割を担ったとされている。 

しかし、じつは「木」こそが歴史をつくった最も重要な鍵だと著者は言う。 


類人猿の樹上の巣から、交易に活用された木舟、多様な建築技術、エネルギー源としての木炭まで、つぶさに語られる木の驚くべき汎用性を通して、今まで見えていなかった新しい歴史の姿が現れる。 

人類学・建築学・生体力学など幅広い研究をもとに、構造的な特殊性をもつ木と、 創意工夫に長けた人類の700万年にわたる関係を、斬新な視点で解き明かす壮大な物語。 


『「木」から辿る人類史ヒトの進化と繁栄の秘密に迫る』

〈目次〉 

1 木が人類の進化をもたらした(数百万年前~1万年前

1 樹上生活の遺産 

2 木から下りる 

3 体毛を失う 

4 道具を使う 

2 木を利用して文明を築く(1万年前~西暦1600

5 森を切り拓く 

6 金属の融解と製錬 

7 共同体を築く 

8 贅沢品のための木工 

9 まやかしの石造建築 

10 文明の停滞 

3 産業化時代に変化した木材との関わり(西暦1600~現代

11 薪や木炭に代わるもの 

12 一九世紀における木材 

13 現代世界における木材 

4 木の重要性と向き合う 

14 森林破壊の影響 

15 木との関係を修復する

NHK出版 (2021/9/28)


木と人類の付き合い。まずは焚き火が、生活と精神を変革させた。

https://fin.miraiteiban.jp/takibichronicle/


  • 二足歩行、 交易、 産業の発展は木のおかげ
  • これまで人類史を大きく動かした最重要素材として、 「石・青銅・鉄」が挙げられてきました。『「木」から辿る人類史』では、 じつは「木」こそが真に歴史をつくった最も重要な鍵であるという全く新たな説が展開されます。 生物学者の著者エノスは、 生体力学の深い見識に基づいて、木がもつ構造的な特長を豊富な図や写真とともに解説。 古代から現代まで、 人類がいかに巧みに木の性質を利用したか、 その結果、 いかに驚異の発展を遂げてきたかを解き明かします。 人類学・地質学・建築学・社会史等、 幅広い分野の木に関する研究成果から、 「木と人類の関係」を新しくとらえ直した画期的なノンフィクションです。 
posted by koinu at 13:00| 東京 ☀| 本棚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする