2021年02月07日

『Sモームが薦めた米国短篇』小牟田康彦 編訳

名作の案内人としても名高いサマセット・モームがアメリカの大都市以外に住む、手軽に文学書が手に入らない読者のために選んだ20世紀初頭の英米短篇46篇から米国作家の6篇を厳選して新訳。

 【目次】

「贈り物」ジョン・スタインベック

「再訪のバビロン」F・スコット・フィッツジェラルド

「フランシス・マカンバーの短い幸せな生涯」アーネスト・ヘミングウェイ

「エミリーに一輪のバラを」ウイリアム・フォークナー

「詩は金になる」コンラード・バーコヴィッチ

「ローマ熱」イーディス・ウォートン

編訳者 あとがき


四六判上製256頁 2,500(税別)

ISBN978-4-89642-538-3 C0097


このところアメリカの短編小説がさまざまに、乱反射して面白く読んだりします。


「キリスト教を教会という場所や制度に閉じ込めることをやめ、個人の手に『霊性』を開放したために、アメリカの近代文学は、日本やイギリスのように、徹底的な世俗化をともないながら展開することはなく、「身近なもの」への注目が、そのまま『霊的なもの』への関心や思索を導くような、超越的な文学、アレゴリーやら象徴主義やらを招きよせやすい、いわば『前近代の香りの高い』文学を、産み出すことになった。」

平石貴樹『アメリカ文学史』より。

posted by koinu at 10:00| 東京 ☀| 本棚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする