出会ったとたん結婚、しかも夫はあのレディファーストの国アメリカで仕事を理由に新婚旅行をキャンセル。
これで2人の人生航路に波風が立たなかったら―― というところを、ジョン・クロムウェル監督は笑いもまじえてたくみにさばいてみせる。
ジェームズ・スチュアートはこういう配役にはぴったり。 キャロル・ロンバードも輝いている。 実生活のキャロルはむしろ不運続きで、デビューを前に顔に傷を受けたり、苦労の末「知性的美人でユーモアあるスター」として名声を得、 この「貴方なしでは」主演の年にクラーク・ゲイブルと再婚したが、 わずか3年後に飛行機事故で世を去った。
原作:ローズ・フランケン
監督:ジョン・クロムウェル
脚本:ジョー・スワーリング
撮影:レオン・シャムロイ
音楽:ルー・フォーブス
出演:キャロル・ロンバード/ ジェームズ・スチュアート
1939年 アメリカ作品