2020年12月17日

『水の迷宮』種村季弘(国書刊行会)

『水の迷宮』種村季弘(国書刊行会)

泉鏡花賞作家の種村季弘が30有余年にわたって書いた、我が国最高の幻想文学作家・泉鏡花を論じる力作評論、エッセー、講演録16編を集大成。 

『泉鏡花集成』(ちくま文庫)の伝説的な名解説をはじめ、約半分が今回はじめて単行本に収録される作品。 

川上弘美との対談、「鏡花、彼岸の光明」も収載。 

装丁、見返しは、小村雪岱の画を使用。美麗愛蔵版。 


【目次】 

水中花変幻 

水辺の女 

摩耶夫人三相――鏡花・迷宮・金沢 

胎児を孕む化物屋敷――泉鏡花『草迷宮』 

泉鏡花―水の迷宮 

読みたくなる鏡花 


II 

「泉鏡花集成」解説 

絵のように美しい物語 

悪と温泉 

女の世界 

洪水幻想 

迷宮の怪 

顔のない美女 

水源の女神 

女と人形 

火の女 水の女 

10 三人の女 

11 芸の討入り 

12 ハイカラなピカレスク小説 

13 愛と死の戯れ 

14 魔の山 


III 

鏡花再演 

言語の受難・言語の解体――三田英彬『泉鏡花の文学』 

『海の鳴る時』の宿 

三階から上――鏡花の化け物 

縮地気妖の怪 

玄関のない家 


IV 

泉鏡花と白山信仰 

泉鏡花作品に見るオシラ様 

鏡花、彼岸の光明 [対談・川上弘美] 


解題 齋藤靖朗


種村季弘

1933~2004年。東京大学文学部独文科卒。國學院大學教授。著作集『種村季弘のネオ・ラビリントス』全8(河出書房新社)、訳書ホッケ『迷宮としての世界』美術出版社(共訳)、『怪奇・幻想・綺想文学集 種村季弘翻訳集成』(国書刊行会)などがある。

posted by koinu at 13:00| 東京 ☀| 本棚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする