2020年08月08日

「犬山伏」「盛久」

「NHKFM 能楽堂」89日日曜 午前600分〜 午前655


「一調 玉の段」(謡)梅若 実、(小鼓)横山 晴明(700秒)


「犬山伏」(山伏)井上 菊次郎、(僧)佐藤 友彦、(茶屋)佐藤 融、(犬)井上 松次郎(1328秒)


「盛久」(シテと地謡)長山 禮三郎、(ワキと地謡)松浦 信一郎、(地頭)波多野 晋、(地謡)上野雄三、(地謡)長山 耕三(1940秒)


「融」(独吟)長山 禮三郎(420秒)


Webサイト:https://www4.nhk.or.jp/P4395/

  

「犬山伏」

旅の僧が茶屋で休んでいると、山伏がやってきて、横暴にも肩箱を持てという。仲裁に入った茶屋の主人が、獰猛な犬がいて懐いたほうを勝ちと提案する。そして僧にそっと耳打ちして、犬の名は「虎」と言い、名前を呼べは懐くと教えてくれた。

僧が「虎」を読み込んだ経を唱えている間は、犬はおとなしくしていたが、山伏が祈り始めると急に吠え出し、噛みついてくる。山伏は犬に追われて、逃げ出してしまうのであった。


「盛久」

源平の合戦後に囚われの身となった平家の侍 盛久(シテ)は、源頼朝の家臣 土屋三郎(ワキ)に護送されて、京から鎌倉へ下る。

清水寺の観音を信仰してきた盛久は、最期の望みとして清水寺参拝を土屋に願い果たすと、東海道を下って鎌倉へと至るった。処刑は明日と知らされて、盛久は『観音経』を読誦して観音に最後の祈りを捧げる。明朝に処刑場へ赴くが、処刑執行人が太刀を振り下ろそうとした刹那、太刀は折れて盛久は助かる。

すぐさま源頼朝に召された盛久は、暁どきに不思議な夢を見たことを明かす。実は、処刑に先立ち少しまどろんでいたところ、観音から「汝に代わるべし」との夢託があったのだった。すると頼朝は同じ夢を見たと明かして、盛久が助かったのは観音が起こした奇蹟であったと判明する。感涙に咽ぶ盛久。頼朝は盛久のために酒宴を催して、めでたい席に相応しい舞を舞うよう所望する。盛久は颯爽と舞を舞ってみせ、天下泰平を言祝ぐ。

posted by koinu at 09:00| 東京 ☁| 観測 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする