2020年06月16日

江戸川乱歩『陰獣』の映像化ドラマ

闇の脅迫者〜江戸川乱歩の『陰獣』より テレビ大阪・今週水曜日昼再放送

出演:佐野史郎、川島なお美、山下真司、佐藤仁美、中丸新将、佐藤二朗、吉満涼太、ふせえり、乃木涼介

脚本:尾崎将也 監督:国本雅広 音楽:仲西匡

製作:メディアミックス・ジャパン

2001年テレビ東京・女と愛とミステリー)


【あらすじ】

探偵小説家・寒川は愛読者という美しい実業家夫人・静子から、同業者の大江春泥について尋ねられる。

7年以上前の女学生時代に捨てた恋人・平田一郎から「大江春泥」は自分の筆名だと明かす手紙を受け取ったと言う。

これから「着々君への復讐計画を進めて行く」、君の身辺はすべて見えている、「寝室の秘密」まで静子の行動を微細に記述して来ていた。


この「悪戯」を辞めさせると静子に請け合った寒川は、雑誌編集者から情報収集するが居場所はつかめない。


新たな脅迫状には静子を殺す前に「夫の命を、お前の目の前で奪」うと宣言した。春泥の小説『屋根裏の遊戯』を思い出して、寒川が天井裏など探索するが手がかりは掴めない。

二日後に隅田川で小山田六郎の変死体が発見されて、1か月経ても犯人の手掛かりはない。


この間に静子との関係を深めていた寒川は事件について、推理した検事宛の意見書を静子に見せる。

「平田からの脅迫状は実は小山田の

書いたもので、その変死は、静子との

怪しい遊戯の果てに川に転落したもの」とする結論に安堵の色を静子は見せる。二人は「秘密の逢瀬」をもち、乗馬用の鞭を持参した静子の要求に答え、寒川もSM的遊戯にふける。


20日経て新しい情報とともに頭を冷やした寒川は新しい推理を語り、色香で誤魔化そうとする静子を押しのける。

それによると平田一郎は実在せず、大江春泥の全作品と、小山田殺しの筋書きを描いたのは?


雑誌『新青年』19288月増刊号、9月号、10月号に三回連載。編集長・横溝正史の宣伝もあって、乱歩は華々しい復活を遂げる。登場する二人の探偵作家のうち、「寒川」は甲賀三郎、「大江春泥」は乱歩自身をモデルにして、春泥の著作はセルフパロディとして乱歩の小説名が作中に複数ある。


【江戸川乱歩を読む】

http://aozora.binb.jp/search.php?s=%E6%B1%9F%E6%88%B8%E5%B7%9D%E4%B9%B1%E6%AD%A9


フランス映画『陰獣』(バーベット・シュローダー監督。INJU, La bete dans l’ombre, 2008)も制作されて翻案異色SM映画となっている。

https://youtu.be/Y7fi0CHTJns

ヒロインの芸妓・玉緒に抜擢されたパリ在住の日本人モデルさんがエロい。

https://youtu.be/hoRknmv8IU8

posted by koinu at 21:00| 東京 ☀| TV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする