2020年06月01日

カント『純粋理性批判』講談社コミックス

漫画:近藤たかし 著:佐藤文香


「恋とはなんだ?」「人間とはなんだ?」「わかるとはどういうことなんだ?」

哲学徒のぶち当たる壁に光を与え続ける永遠の名著「純粋理性批判」をまんが化。原著は認識論にコペルニクス的転回をもたらし、現在でも大きな影響を与え続けている。難解なことでも有名なこの書をアンドロイドと人間の恋を通して学べる格好の入門書にしました。認識論とは? そして恋とは何か? がちょっぴり分かる本です。

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【目次】

プロローグ

第一章 感性と悟性

第二章 モノ自体と現象ーコペルニクス的転回ー

第三章 理性

エピローグ

(講談社)20200512日刊行


「傾向性」(功利主義流儀の、快楽と苦痛)に従う倫理学は、「倫理的行為主体の意志の他律」によるものである以上、(カント倫理学の枠内では)倫理学の名に値しない。

カント倫理学で肝心要なのは、「倫理的行為主体による善意と自由意志に基づいた、自律的な道徳法則の自己立法」である。有限な倫理的行為主体の人間には、「行為の格律」と「普遍的な道徳法則」の「完全な一致」が不可能である以上、カント倫理学の体系を満たす為に、所謂、「実践理性の三つの要請、意志の自由、霊魂の不死、神の存在」がなされる。 
posted by koinu at 16:19| 東京 🌁| 本棚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする