2020年04月30日

『ラプンツェル』(Rapunzel)グリム童話より

『ラプンツェル』(Rapunzel)グリム童話より


ある夫婦には長年子供がいなかったが、やっと子供を授かる。妊娠した妻は隣に住む魔法使いの庭のラプンツェルを食べたくなる。やつれた妻に「ラプンツェルが食べられなければ死んでしまう」といわれた夫は、妻と子のために魔法使いの敷地に忍び込んだ。ラプンツェルを摘み取りすると、魔法使いに見つかってしまう。だが事情を聞いた魔法使いは、好きなだけラプンツェルを摘んでもいいが、子供が生まれたら渡せという。


やがて生まれた女の子は、魔女に連れて行かれる。ラプンツェルという娘は、森の中にある入口のない高い塔に閉じ込められた。魔法使いはラプンツェルの見事な長い金髪をはしご代わりに、窓から出入りする。ある日、森の中を歩いていた王子が美しい歌声に引かれ、塔に閉じこめられたラプンツェルを見つけて、塔に登る。初めて男性との性交渉を知ったラプンツェルは驚くが、やがて愛し合い、魔法使いに隠れて、夜ごと王子を部屋に招き入れて頻繁に性交を行う。そしてラプンツェルは妊娠する。(初版)


それを知って激怒した魔法使いはラプンツェルの髪を切り落として、荒野へ放逐する。何も知らずラプンツェルを訪ねてきた王子は、魔法使いから罵られて、全ての顛末を知って絶望して、塔から身を投げて失明するのだった。


7年後に盲目のまま森をさまよっていた王子は、双子の男女と暮らしているラプンツェルとめぐり会う。うれし泣きする彼女の涙が王子の目に落ちて、王子は視力を回復する。王子はラプンツェルと子供たちを伴って国に帰り、幸せに暮らした。


グリム童話

(Kinder- undHausmärchen)

posted by koinu at 13:00| 東京 ☀| 本棚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする