
碁盤は宇宙、碁石は星のかわりで、カレンダー、占いに使われた。
紀元前770〜前221年ころ春秋・戦国時代には、囲碁は戦略、政治、人生のシミュレーションゲームとして広まった。
天元(北極星 碁盤中心の点)
碁盤の目は19×19=361目で、古代中国の五行説での一年の360日に対応している。余る一目を中央の「天元」に擬して、万物の根源と考えて数を合わせていた。
天元の名を与えたのは天文学者の棋士・二世安井算哲(渋川春海)であったらしい。碁石の黒と白は「陰陽」を表している。「日置盤」は罫線が通常の碁盤と同じ19×19路ではなく、21×21路になっている。