2020年03月27日

▽和泉流狂言「宗論」「舟ふな」 3月29日日曜 NHKFM 午前6時00分〜 6時55分放送。

【ラジオで狂言】想像力が倍増

現代でいうところの「よしもと新喜劇」、人々の日常生活で沸き起こる笑いをテーマにした喜劇。

登場人物はほとんど無名の人々で、日々の出来事が題材。起承転結がはっきりして、1曲が短時間で終わり、気軽に観られる狂言の特長。


和泉流狂言「宗論」「舟ふな」

329日日曜 NHKFM 午前600分〜 655分放送。

【ご案内】高桑いづみ,【出演】野村萬,野村万蔵,能村晶人,野村万之丞

「宗論」

(シテ)野村 万蔵、(アド)野村 萬、(小アド)能村 晶人(3749秒)

「舟ふな」

(シテ)野村 万之丞、(アド)野村 万蔵(1157秒)


【あらすじ】

主人の供をして参拝に出かけた太郎冠者は、道中の渡し場で「ふなやーい」と船頭を呼ぶ。

主人が「ふね」と呼ぶように注意すると、太郎冠者は古歌を引用して「ふな」だと反論した。

主人も負けじと古歌をあげて「ふね」だとやり返すが、次々と古歌を引く太郎冠者に圧倒されてしまうのだ。

そこで主人は謡曲の『三井寺』の一節「〜ふねもこがれいづらん」と謡うが、次に続く謡が「ふな〜」だったために詰まった。

太郎冠者が「ふな人もこがれいづらん」と続けて謡ったら、主人が叱ってふなひき〜幕引きです。


【見どころ】

引用される古歌や謡曲の知識なくても、アホが主人をやり込めてしまうところに軽妙なおかしみがあって、あらゆるドラマの応用となる。

筒井康隆さんのような古典から、奇抜な発想をする民間芸能の解釈。

「現代吉本」と異なるのは魂の浄化機能が、物語起伏に邪気払いとして含まれている笑いの伝承文化。

posted by koinu at 09:00| 東京 ☀| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする