2020年03月07日

『〈ホームズ〉から〈シャーロック〉へ』マティアス・ボーストレム

――偶像を作り出した人々のドイルによるその創造から、世界的大ヒット、無数の二次創作、「シャーロッキアン」の誕生とその活動、遺族と映画/ドラマ製作者らの攻防、そしてBBC『SHERLOCK』に至るまで―― 140年に及ぶ発展と受容のすべてがわかる、初めての一冊。 ミステリマニア必携の書! 


受賞! 

スウェーデン犯罪小説作家アカデミーベスト・ノンフィクション賞/ドイツ・シャーロック・ホームズ協会青いカーバンクル賞/アガサ賞ベスト・ノンフィクション賞/ロンドン・シャーロック・ホームズ協会トニー&フリーダ・ハウレット文学賞 


4BCD552F-7156-4F8C-BEB5-C3626E0E426D.jpeg


(…)これは「シャーロック・ホームズ」というキャラクターの創造と発展と受容を本格的に総合し俯瞰した、世界で初めての研究書なのだ。 

コナン・ドイルの伝記は、彼が亡くなった一九三〇年で終わる。しかし本書では、ドイルの遺族たちがその後「シャーロック・ホームズ」に振り回される姿が、辛辣に描き出されている。また映画の研究書ではあまり描かれることがない、クランクインに至るまでの関係者の駆け引きや苦悩、さらに作られずに終わってしまった顚末までが語られる。 

そして今まで日本ではほとんど知られることがなかったのが、「シャーロッキアン」がどのようにして生まれ育っていったのかということだ。(…)本書のおかげで、英米のシャーロッキアンたちがどのようにして「シャーロック・ホームズ」を受容し育てていったのか、そしてどのような騒動に巻き込まれ、道を阻まれようとしてきたのかが、わかるようになったのである。(平山雄一「監訳者あとがき」より) 


内容

ドイルによるその創造から、世界的大ヒット、無数の二次創作、「シャーロッキアン」の誕生とその活動、遺族と映画/ドラマ製作者らの攻防、そしてBBC『SHERLOCK』に至るまで―140年に及ぶ発展と受容のすべてがわかる、初めての一冊。


5BCC66D1-0833-4092-829C-BDACFAEF5E00.jpeg

著者について

マティアス・ボーストレム(Mattias Boström) 

1971年、スウェーデン生まれ。作家、編集者、シャーロック・ホームズ研究家。ベイカー・ストリート・イレギュラーズに所属するシャーロキアンとして、30年にわたり精力的にホームズに関する執筆活動と、書籍、冊子の編集に従事している。本書のスウェーデン語版Från Holmes till Sherlock は、スウェーデン犯罪小説作家アカデミーのベスト・ノンフィクション賞を受賞した。また、英語版はアガサ賞ベスト・ノンフィクション賞を受賞し、エドガー賞候補にもあげられた。ストックホルム市郊外に妻とふたりの娘と暮らす。 


平山雄一(ひらやま・ゆういち) 

1963年、東京都生まれ。東京医科歯科大学大学院歯学研究科卒業、歯学博士。日本推理作家協会、『新青年』研究会、日本シャーロック・ホームズ・クラブ、ベイカー・ストリート・イレギュラーズ会員。著書に『明智小五郎回顧談』(ホーム社)、『江戸川乱歩小説キーワード辞典』(東京書籍)など、訳書に、ジャック・フットレル『思考機械【完全版】』(全二巻)、バロネス・オルツィ『隅の老人【完全版】』(以上作品社)、ファーガス・ヒューム『質屋探偵ヘイガー・スタンリーの事件簿』(国書刊行会)など。 


ないとうふみこ 

上智大学英語学科卒業。翻訳家。訳書に、アンドルー・ラング『夢と幽霊の書』(作品社)など。子どものころからの野球ファンでもあり、フィル・ペペ『コア・フォー──ニューヨーク・ヤンキース黄金時代、伝説の四人』(作品社)の訳書もある。 


中村久里子(なかむら・くりこ) 

立教大学文学部心理学科卒業。翻訳家。訳書に、ヨナス・ヨナソン『世界を救う100 歳老人』、『国を救った数学少女』、スザンヌ・ジョインソン『カシュガルの道』(以上西村書店)など。 


posted by koinu at 13:00| 東京 ☁| 本棚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする