2020年03月03日

『太陽系最後の日』(Rescue Party )アーサー・C・クラーク

アスタウンディング・サイエンス・フィクション」1946年5月号掲載の短編小説。作者のデビュー作。


【あらすじ】

太陽は七時間後にノヴァと化して、太陽系全体の壊滅は避けられない運命だった。だが一隻の銀河調査船が、その星系の第三惑星に住む知性体を救うべく全速航行していた。

太陽が白色矮星となり地球が破壊される数時間前に、超光速航法で地球を訪れようとしていた。40万年前にも調査船が太陽系を訪れたが、知性が発見されず、60万年後に再調査が行われる予定だった。短期間に知性が発生する変化はしないと考えられていたが、200光年離れた惑星に地球からの電波が届いたのだ。地球に知性が誕生してると思われて、早急な調査がされる中で、太陽がわずか数時間後に爆発するのが判明した。


搭乗してきた異星人たちのミッションは地球にいる知的生命体(人類)を出来る限り救うことである。限られた時間の中で地球に降り立つが、地球人は発見できなかった。だが惑星間通信ステーションらしき施設を発見して、電波を使用して200年後に宇宙空間へ進出していると知り驚く。


爆発する太陽を背にして、銀河調査船は太陽系を脱出するが、文明を救えず落胆する。しかし惑星通信ステーション施設が太陽系の惑星を向いておらず、公転軌道面からも離れた空間を向いてたなどから、地球人を過小評価していたと思い返して、その空間に向かってみる。そこで調査団わは見たこともない大船団を目撃した。無謀にもロケットで恒星間宇宙を、地球人たちは渡ろうとしていたのだった。

《終わり》


『ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク 1  太陽系最後の日』中村融、早川書房、2009年刊行

posted by koinu at 09:44| 東京 ☀| 観測 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする