2020年03月02日

100分de名著アーサーCクラーク

SF界の巨星アーサー・C・クラークが、予言した人類の未来。

通信衛星の発明者にして、SF黄金時代を創り出した作家。豊富な科学知識に基づきつつも、想像力の翼を羽ばたかせたその作品群は、来たるべき未来を大胆に予言する。 

人類にとって進化とは何か

科学はユートピアを作れるのか

宇宙に知的生命体は存在するのか


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SF小説の原点になっている哲学・物理学が、第一回放送『太陽系最後の日』に紹介される。


人類の宇宙進出というアイデアを、最初に大胆に提唱したのは、イギリスの物理学者 JD・バナール。1929年27才の時に「宇宙・肉体・悪魔 理性的精神の敵について」では、スペースコロニーや人間の改造など、極端に進んだ 未来世界が描かれている。

これを読んだアーサー・C・クラークは刺激的なインスピレーションを受けて、『都市と星』『銀河帝国の崩壊』『幼年期の終わり』などのSF小説を構想して、アメリカ宇宙開発への科学的な知識を与えた。


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100de名著アーサーCクラーク》

2回目放送は『幼年期の終わり』知的生命体オーバーロードが未熟な地球世界へ降り立つたつ驚異の物語。

3回目放送は『都市と星』遥か未来に人類は誕生と死さえも完全にコントロールする、都市ダイアスパーから真理を求めて扉を開く存在が現れた。

4回目放送は『楽園の泉』地上3万6000kmの「宇宙エレベーター」建設に挑む天才技術者の前に大きな壁が立つ。安全に「宇宙エレベーター」を建設できる候補地は聖なる山スリカンダ。が予定されている。

https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/96_clarke/


『宇宙・肉体・悪魔 理性的精神の敵について』(JD・バナール)

翻訳は残念ながら現在廃版になっていて、以下で原文を閲覧できる。

 The World, the Flesh & the Devil (JD Bernal, 1929)

https://www.marxists.org/archive/bernal/works/1920s/soul/


第一章 I The Future -- 未来 --

第二章 II The World -- 世界 --

太陽帆船やスペースコロニーや飛躍した人類進化など、未来イメージが物理科学として明晰に登場する。

On earth, even if we should use all the solar energy which we received,

地球では、例えもし我々が受け取る太陽エネルギーの全てを使ったとしても、

we should still be wasting all but one two-billionths of the energy that the sun gives out.

我々はなお無駄にしている、太陽が放出する全エネルギーの20億分の1以外を。

When the technicalities of space navigation are fully understood there will,

宇宙航行の諸技術が完全に理解されたとき、

from desire or necessity, come the idea of building a permanent home for men in space.

願望あるいは必要から、人の永住の地を宇宙に建設しようというアイデアが浮かぶ。

Imagine a spherical shell ten miles or so in diameter, made of the lightest materials and mostly hollow;

10マイル(16km)程度の球形の殻を想像せよ、最も軽く、ほとんど空洞の物質でできている;

この目的のため新たな分子素材がふさわしいだろう。

for this purpose the new molecular materials would be admirably suited.

posted by koinu at 13:00| 東京 ☔| TV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする