アメリカ良きインディー・オルタナシーンの雰囲気を表して、分かり易いメロディーと、緻密に計算されていながら、伸びのびとしたサウンドデザインを展開する。20年代の幕開けに相応しいアルバムが完成した。
1. Pinegrove / Phase
今最もチケットが取れないカルト的な人気ニュージャージーのインディーロック・バンド、Pinegrove 最新アルバム『Marigold』。英・名門【Rough Trade】と電撃契約した4作目となる。
2. Pinegrove / Moment
幼少期から友達だったエヴァン・スティーヴンズ・ホール(Vo)と、ザック・レヴィーン(ds)で、2010年に結成され3枚のアルバムを発表。
地元の街のDIYシーンにルーツを持つサウンドは、初期ウィルコのルーツ・サウンドやビルト・トゥ・スピルのオルタナティヴかつメロディックさを引き合い出される。
https://www.indienative.com/interviews/pinegrove
コナー・オバースト(ブライト・アイズ)やフィービー・ブリジャーズのようなアコースティック~オルタナ・カントリー~フォークなどにも通じるノスタルジーがある。
メロディメイカーでもあるヴォーカル、エヴァンの温かみのあるギター・ロック・サウンドと、エモ・リヴァイバルを通過した緩急のある優しいメロディーは新たなインディーロック・ヒーローの誕生を予感させる。