2019年10月15日

『The Angel/ 天使』ウィリアム・ブレイク

I dreamt a Dream! what can it mean!

And that I was a maiden Queen,

Guarded by an Angel mild:

Witless woe was ne'er beguil'd!

And I wept both night and day,

And he wip'd my tears away,

And I wept both day and night,

And hid from him my heart's delight.

So he took his wings and fled;

Then the morn blush'd rosy red;

I dried my tears, & arm'd my fears

With ten thousand shields and spears.

Soon my Angel came again:

I was arm'd, he came in vain;

For the time of youth was fled,

And grey hairs were on my head.


わたしは一つの夢を見た! その夢の心はなに?

わたしは ひとりの天使に守られた

未婚の女王さま それなのに

切ない悲しみの はれるひまも無かった!


そして わたしは泣いた 夜も昼も

そして かれはわたしの涙をぬぐってくれた

そして わたしは泣いた 夜も昼も

そして かれから隠した わたしの心の喜びを


そこでかれは 翼に乗って 飛び去った

やがて朝が ばら色にあからんだ

わたしは涙を乾し わたしの恐怖を武装した

一万もの 楯や槍で


まもなく わたしの天使はもどってきた

わたしは武装しており 天使は近よれない

青春の時は飛び去り

そして白髪が わたしの頭にあった



『ブレイク詩集』/ 寿岳文章 訳(世界の詩55・弥生書房)より


ウィリアム・ブレイク(William Blake, 1757年11月28日 - 1827年8月12日)

イギリスの詩人、画家、銅版画職人。

預言書『ミルトン』の序詞「古代あの足が(And did those feet in ancient time,)」は1918年にヒューバート・パリーによって音楽が付けられたものが聖歌『エルサレム』として、事実上のイングランド国歌となっている。

posted by koinu at 08:50| 東京 ☁| 本棚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする