2019年03月28日

映画『山〈モンテ〉』

現代イラン映画界の巨匠アミール・ナデリ監督がイタリアでオールロケを敢行し、宗教・自然・人間のすべてと対峙する孤独な男の戦いを描いたドラマ。

中世後期のイタリア。南アルプス山麓にある小さな村の外れで暮らすアゴスティーノと妻ニーナ、息子ジョバンニ。壁のようにそびえる山に日光を遮られて作物が思うように育たないため村人のほとんどが去って行ったが、アゴスティーノたちは先祖の墓や亡き娘の墓があるこの地を離れられずにいた。アゴスティーノは飢えた家族のためあらゆる手を尽くすが、周辺の村の人々からは異端者として差別され、ついにはそこで暮らすことさえ禁止されて家族は離れ離れになってしまう。神や自然、そして人間からも見棄てられたアゴスティーノは、たったひとりで忌まわしき山と対峙することになり……。

映画『山〈モンテ〉』

monte-movie.com

初公開: 2016年11月24日 (イタリア)

監督: アミール・ナデリ


第73回ベネチア国際映画祭で「監督・ばんざい!」賞を受賞。2016年・第17回東京フィルメックス特別招待作品。

「イタリアはある時代、山の陰になっていた国だった。でも誰かが山を削り、太陽の光を照らしたからこそ、ミケランジェロやダ・ビンチのような英雄を生んだ。でも今のイタリアの状況を見ると、経済的にも政治的にも再び、影で覆われているように思います。でもこういう映画を見て感化された若い子が、自分でも何かを変えることが出来るかもしれないと思ってくれるでしょう」アミール・ナデリ監督

posted by koinu at 15:00| 東京 ☀| 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする