Anatole France 1844年4月16日 - 1924年10月12日 フランスの詩人・小説家・批評家。
『人生の真実は、美味で、恐ろしく、魅力的で、奇怪、甘くて、苦い。そしてそれがすべてである。』
『はたして人は、不徳なくして徳を、憎しみなくして愛を、醜なくして美を考えることができるだろうか?実に悪と悩みのおかげで地球は住むにたえ、人生は生きるに値するのである。』
『女性の服装に興味を持つのは、中身の女性に興味のない男性だけだ。』
『真に偉大な人びとに共通するいちばんの美徳、それは…彼らが誠実であること。彼らは自分の心から偽善を根絶している。』
『恋は単純で原始的な行為である。それは闘争である。それは憎しみである。恋には暴力が必要である。相互の同意による恋愛は退屈な労役にすぎない。』
『嫉妬は男においては弱さであるが、女にあっては一つの強さである。』
『本は人に貸してはならない。貸せば戻ってこないからだ。私の書斎に残っている本といったら、そうやって人から借りたものばかりだ。』
『賢く考えていながら、愚かに行動してしまうのが、人間の性だ。』
机上では雄弁に知識という武器を手に暴れまわっても、実際の現場に行くと、物怖じしてしまって身動きが取れないよくある現実。自分の頭の中と実際とに矛盾を起こさない人は数少ない。
『暴力にかかわることにはまったく参加せず、あらゆる迫害に苦しむことを覚悟すれば戦争はなくなるであろう。それが戦争をなくす唯一の方法である。』
『嘘を少しも含まない歴史書は、すこぶる退屈である。』
『悪は必要である。もし悪が存在しなければ、善もまた存在しないことになる。悪こそ善の唯一の存在理由なのである。』
『はたして人は、不徳なくして徳を、憎しみなくして愛を、醜なくして美を考えることができるだろうか?実に悪と悩みのおかげで地球は住むにたえ、人生は生きるに値するのである。』
『偉大なことを成し遂げるには、行動するのみならず夢を見なければならない。』 To accomplish great things, we must dream as well as act. 反芻したい言葉である。
アナトール フランス
Anatole France
1844.4.16 - 1924.10.13
フランスの詩人,小説家。パリ生まれ。
本名Françoise Thibault Anatole。
パリのセーヌ河畔の古本屋の一人息子として生まれる。イエズス会経営のスタニスラス学院に学び、ギリシャ・ラテンの教養を身につけた。ルコント・ド・リールの知遇を得て、高踏派詩人として「黄金詩集」(1873年)を発表するが、やがて関心は小説の方に向かい、「シルベストル・ボナールの罪」(1881年)によって名声が高まる。また「ル・タン」誌の文芸時評を担当して「印象批評」を世に広め、1896年アカデミー・フランセーズ会員に選ばれ、1921年ノーベル賞を受賞。
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