2019年02月27日

映画『カビリア』(Cabiria)

1914年イタリアのジョヴァンニ・パストローネが脚本・監督、モノクロ・サイレント映画。 

舞台は第二次ポエニ戦争のローマとカルタゴ、ティトゥス・リウィウス『ローマ建国史』をもとに、ギュスターヴ・フローベールの『サランボー』(1862)やエミリオ・サルガーリの『カルタゴは燃えている』(1908)を取り入れて、ガブリエーレ・ダンヌンツィオが脚色している。


(あらすじ)

バットーの娘カビリアはエトナ山の噴火の混乱で両親と離ればなれになる。フェニキア人の海賊に捕らえられて乳母ともにカルタゴで大僧正カルタロに奴隷として売られた。

カルタゴに敵情偵察の密命を受けて来ていたローマの軍人フルヴィアスとその奴隷マチステ(en)に巡り会って、乳母はモレクの神に生け贄にされようとしている少女を助けてくれと、バットー家家宝の指輪を見せる。

二人はカビリアを寸前で救い出し、追いかける群衆から逃走。フルヴィアスは断崖から海に飛び降り逃げ果せて、マチステと少女は、ヌミディアの王子マシニッサと、ローマ進撃中のハンニバルの弟ハスドルバルの娘ソフォニスバの密会の場に紛れ込む。

マチステは捕らえられて粉挽き臼の鎖に繋がれるが、カビリアはソフォニスバの召使いとして匿まわれる。だがフルヴィウスの復帰したローマ海軍は、アルキメデスの発明した太陽光の反射器による火災のために殲滅される。

遭難して海岸に打ち上げられたフルヴィウスをバットー家の家来が助け上げるが、彼の指輪に主人の家紋を見いだしたため館に運び込んだ。そしてカビリアが生きてるのが家族に知らされる。

マシニッサはヌミディアの政敵シュファクスに打ち破られて、沙漠に落ちのびた。ハスドルバルは娘をシュファクスに妻合わせて、ソフォニスバは絶望する。

10年ぶりにカルタゴに戻ったフルヴィウスは、マチステを臼挽き労役から助け出した。二人が沙漠を彷徨っているところを、ローマ軍に追い立てられたシュファクス軍に捕らえられてキルタの牢に入れられる。鉄枠を折り曲げて脱走するが、食料貯蔵所に籠城せざるをえなくなる。

シルタがローマ軍に援助されたマシニッサ軍によって包囲されて、シュファクスは囚われの身となり、ソフォニスバはマシニッサの懇願もむなしくローマでの晒し刑を宣せられる。マシニッサはマチステに依頼してかつての恋人に毒薬を届ける。ソフォニスバは苦悶の末絶命する。ローマに帰還する船の上では、親し気に語り合うフルヴィウスとカビリアの姿があった。

http://d.hatena.ne.jp/cinedict/20070728/1185678306

製作・監督・原案・脚本: ジョバンニ・パストローネ

撮影: ジョバンニ・トマティス/アウグスト・バッタリオッティ/カルロ・フランツェーリ/ナターレ・キウサーノ 

出演: リディア・クァランタ/ジーナ・マランゴーニ/ダンテ・テスタ/ウンベルト・モーツァルト 他 。


posted by koinu at 15:00| 東京 ☁| 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする