2018年12月10日

阿修羅 あしゅらasura

修羅と略されたり,非天,無酒などと訳される>

(1) インドにおける悪魔の通称。しかし『リグ・ベーダ』においては,常に悪い意味とはかぎらず,特殊な神格をさす場合もある。ゾロアスター教のアフラ・マズダに相当する。しかし,元来,鬼神のイメージが強かったものと思われる。『リグ・ベーダ』においては,インドラはデーバ devaであり,バルナはアスラである。イランでは,アフラ ahura(asura)が最高神となり,ダイバ daiva(deva)の地位が下落し,悪魔の意味になる。アスラは後世インドでは「神 (sura) でない (a) もの」,すなわち「非天」と通俗語源解釈され,悪魔の意味になった。

(2) 仏教に取入れられたアスラは,生きとし生けるものが輪廻転生する6種の生存状態の一つ。また,仏教を守護する8種の神格的生物の一種で,鬼神の一つ。胎蔵界曼荼羅にも配置されている。阿修羅像には,法隆寺五重塔塑像中の奈良時代初期の『阿修羅坐像』,興福寺の乾漆造『阿修羅立像』がある。

〔ブリタニカ百科〕

https://youtu.be/iQulN-oWXxc

posted by koinu at 11:01| 東京 ☁| 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする