2017年09月02日

文學界の特集記事

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「文學界」9月号掲載の短篇小説「漸然山脈」(筒井康隆)の挿入歌「ラ・シュビドゥンドゥン」が作詞作曲と歌を筒井康隆、ピアノ演奏山下洋輔で実現。

筒井康隆さんtwitterより

「久しぶりに新たな小説の着想を得た。絵画や音楽の世界に小説は追いついていないのではないかと思ったのが最初である。絵画には抽象絵画が五万とあるし、音楽にはジョン・ケージをはじめ日本では武満徹を嚆矢とする現代音楽が沢山ある。しかしこれに相応する小説というのは、確かにだいぶ近づいていると思えるものもあるにはあるが、小説のほんの一部分であったりして、完全に絵画、音楽に肩を並べたと言えるものはない。

ではわしが書いてやろうではないかと思いついたのである。これを小説でやるには完全なディコンストラクションが必要である。文章のみならず言語すべてにわたって再構築しなければならぬ。」


「…山下洋輔が綺麗な楽譜を送ってきてくれた。前奏ができたので送っておいたのだ。…」


「六本木のスタジオへ。ここはいつも山下洋輔が練習に使っているところで、グランドピアノがある。すでに山下氏や武藤旬編集長や、村松Gはじめ顔なじみのジャムライスの面面、それに文藝春秋の動画撮影班が来てくれている。稽古らしきもの一回と本番らしきもの三回で終ってしまった。…思い返せば山下氏のピアノで歌ったのは初めてだったのだ。」

https://youtu.be/6MduyOCa36M

 
《「ラ・シュビドゥンドゥン」がYouTubeで公開された。朝日の大上朝美に見せたところ吃驚して、新聞のコラムと朝日デジタルで記事にしてくれるらしい。「漸然山脈」が好評なので、次回作にとりかかる。》筒井康隆

この映像を見て「ラ・シュビドゥンドゥン」って、一体何だ?と思ったら、筒井康最新作「漸然山脈」を読んでみたくなる。作品挿入歌なので「漸然山脈」を読んだら、音楽アイディア真の凄さが漸然脈々と伝わる名曲となっている。

こうして掲載された「文學界」9月号の購買もとんとん上がっていく。メディアミックスに作者自身が発想して、音楽創作を演じる試み。

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posted by koinu at 09:03| 東京 ☔| 本棚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする