上司に辞表を叩きつけたスパイらしき男。自宅に戻った男は催眠ガスを浴びて目が覚めると、そこは見知らぬ村だった!
村の住人はすべて番号で呼ばれ、村は「No.2」と呼ばれる人物により管理されていた。男に与えられたナンバーは、「6」だった !
「ここは何処だ?」「村だ。」
「何が欲しい?」「情報だ。」
「どっちの味方だ?」「いずれ判る。さぁ秘密を吐くんだ。情報だ、情報だ。」
「喋るものか!」「どんな手段を講じてでも喋らせる。」
「名前を言え?」「新しいNo.2だ。」
「No.1は誰だ?」「お前はNo.6だ。」
「番号なんかで呼ぶな!私は自由な人間だ」
<村>の至るところにはカメラが配置され、住人は常に監視されている。もし脱走を試みようものなら、跳ね回りながら彼らを監視する白くて大きな球体「ローヴァー」に阻まれ、その内側に包み込まれて窒息させられてしまうのだ。
No.6は、No.2から辞職した理由を吐くように強要されるが、見えない巨大な権力に抵抗し、知力と体力の限りを尽くして切り抜けて、常に<村>から脱出することを画策する。しかしNo.2を出し抜いたと思っても次のNo.2が入れ替わり立ち替わり現れて、決してNo.6を<村>から脱出させはしないのだ。
今日もまた、新しいNo.2が No.6を責め苛む・・・。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
『プリズナーNo.6』(原題:the Prisoner)は、1967年にイギリスで製作された連続テレビドラマで、現在でも一部に熱狂的なファンをもつカルト的な作品である。主演・企画・監督(一部の回)はパトリック・マクグーハン(Patrick McGoohan, 『刑事コロンボ』の「仮面の男」「祝砲の挽歌」の犯人役など)。各話約52分、全17本。
英国の諜報部員である主人公はある日、上司に辞表を叩きつけ、辞職する。そのまま自宅に帰り、旅立とうと自宅で荷造りをするが、何者かの手によって催眠ガスで眠らされる。眼を覚ました主人公は「村」と呼ばれる国籍不明の場所にいることを知る。「村」には彼の他にも多くの者が「プリズナー」(囚人)として拉致されてきており、それぞれ自分の正体を隠したまま、番号で呼ばれている。
「ナンバー・シックス」という番号を与えられた主人公は、毎回、新しい「ナンバー・ツー」と呼ばれる「村」のリーダーから「辞職の理由」と「知っている情報」をたずねられるが、頑なに回答を拒否する。なお、「ナンバー・ツー」の上位に「ナンバー・ワン」が存在し、色々、「ナンバー・ツー」に指示を行うが、声と姿は最終回まで伏せられている。 「ナンバー・シックス」は毎回「村」からの脱走をはかり、「ナンバー・ツー」もあの手この手で彼の秘密をあばこうとする。この両者の知恵比べがドラマの主軸であるが、その間にもいろいろなドラマがある。
ジャンルとしてはSF的なスパイものであるが、斬新で前衛的な演出や哲学的なメッセージが随所にちりばめられており、現在でもカルト的な人気を保っている。
作品の中の「村」はセットではなく、イギリスのウェールズにあるホテル・ポートメイリオンが使われたが、それは最終回のオープニングで初めて明らかにされた。 登場する車についても、非常にマニアックな作りとなっており、冒頭に登場するロータス・セヴンを始め、ロータス・エラン、ジャギャー・Eタイプ等が登場し、カーチェイス?を繰り広げる。もう一つ忘れてならないのは、「村」のタクシーで使われているミニ・モークであり、特異なキャラクターであったモークを一躍メジャーにしてしまった感がある。
(Wikipedia)
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
1 地図にない村(Arrival)
ある組織に属する男。だが上司に辞表提出後、自宅にてガスで眠らされてしまう。気がつくと彼は得体の知れない村にいた。そこでNo.2と呼ばれる男から「情報をよこせ」と迫られる。記念すべき第一話。何とも不可思議な村は謎だらけ。
2 ビックベンの鐘(The Chimes of Big Ben)
同じ境遇の女スパイと出会ったNo.6。二人は村の面々を欺きながら、秘密裏に脱出を画策する。:手が込んだ脱出劇。だがその結末は...パイロット版でもある別バージョンが存在する。
3 A B & C(A, B, and C)
No.2は他人の夢に入り込む技術を利用、No.6から情報を得ようと試みる。成功しかけた作戦だったのだが...SFサスペンスたる側面を魅せる一篇。
4 我らに自由を(Free For All)
村では No.2を決める選挙が公示され、No.6 は対抗馬に仕立てあげられる。選挙の中で混迷、翻弄されるNo.6。:選挙の目的とは...管理社会への皮肉。
5 暗号(The Schizoid Man)
髭をはやし別人となったNo.6。やがて現れる同じ姿をしたもう一人の男。その男は自分こそNo.6だと名乗るのだが...ニセ黄門ならぬニセNo.6との対決。
6 将軍(The General)
人々を短時間で教育できる村のラジオ番組。その陰には将軍と呼ばれる者の指示があったのだ。SFとして先見性の高さが光る話。
7 皮肉な帰還(Many Happy Returns)
外へ出ると人気なく閑散とした村。これを好機と思ったNo.6はイカダで海から脱出を試みる。無間地獄のように続く世界。ある意味、テーマの一つが語られた話ではないか。
8 死の筋書(Dance of the Dead)
村にカーニバルの季節がやって来た。招待状が送られたNo.6。これを機に彼を屈服させようと画策するNo.2。そんなある日、No.6はある場所で小型ラジオを見つける。シリーズ中唯一無比で怖いNo.2。
9 チェックメイト(Checkmate)
人を駒として繰り広げられる村のチェス。その盤上にはNo.6がいた。だが突然、意に反したルークの駒は病院へ連れて行かれてしまう。村の管理システムが少しだけ明らかになる一篇。 10 No.2 旗色悪し(Hammer Into Anvil)
No.2から質問攻めを受けるNo.73。絶叫の中、No.6の目の前で飛び降り自殺をしたNo.73。激しく敵対するNo.6とNo.2。やがてNo.6は奇怪な行動を取り始める。混乱を誘うNo.6と相対するNo.2との心理戦は見事。
11 暗殺計画(It's Your Funeral)
No.6のもとへ女が訪れた。彼女は父がNo.2の暗殺計画を進めていると告げる。追い返すNo.6だったのだが...二重三重に仕組まれた真の計画の目的とは?
12 反乱分子(A Change of Mind)
委員会はNo.6を呼び出し、村の人々から彼に対する苦情が殺到していると告げられる。やがてNo.6は治療と呼ばれる処置を施されようとしていた。現実と虚構の間で困惑するNo.6は転向したのだろうか?
13 思想転移(Do Not Forsake Me, Oh My Darling)
村に呼ばれた男とNo.6は精神を肉体間で入れ替える装置に掛けられてしまう。No.6は元の体を取り返すため、装置を開発したセルツマン博士を捜す事に。本線と逸れる話だが、そのストーリー、オチともに傑作。
14 悪夢のような(Living in Harmony)
草原を歩くNo.6。やがて男達に襲われ、ハーモニーと呼ばれる西部の街に連れて来られる。そしてその街で保安官を命ぜられるのだが。本作らしいパラレルワールドと思いきや...
15 おとぎ話(The Girl Who Was Death)
クリケットに興じる英大佐が爆死した。そしてNo.6に「スニップ博士のロケットを破壊せよ」と命令が下る。まもなく調査を開始する彼の前に謎の女が現れる。つながりのないストーリー。タイトル通りに摩訶不思議なお話。
16 最後の戦い(Once Upon a Time)
No.1から期限を言い渡されたNo.2。最後の手段としてNo.6に逆行催眠を掛け、幼少期の精神面から切り崩そうと試みる。No.6一騎打ちをしてNo.2の心臓を止めた。
17 終結(Fall Out)
No.6はNo.1への接見の権利を得るが、No.2を殺した罪で裁判となる。いままでのNo.2をすべて蘇生させて「反逆」についての議論をする。 彼らは No.6に「この村を導いてくれ!」と頼みます が彼らは依頼しておきながらNo.6のスピーチを聞こうとはしない。No.1らしき男の仮面を剥ぎ取るとサルの顔、そこに一瞬だがNo.6の顔が見えたのだ。不屈の忍耐力と闘争心そして誰にも支配されない強さと社会の不条理から、No.6は一個人による徹底抗戦の象徴として村を脱してゆく。
製作総指揮:パトリック・マクグーハン
製作:デイヴィッド・トンブリン
音楽:ロバート・ファーノン、ウィルフレッド・ヨーゼフ
撮影:ブレンダン・J・スタッフォード
提供:エヴリマンフィルムズ、ITC
キャスト
No.6(主人公)(パトリック・マクグーハン):小山田宗徳
No.2(ガイ・ドールマン):若山弦蔵
コッブ(ポール・エディントン):近石真介
新No.2(ジョージ・ベイカー):浦野光
No.2(レオ・マッカーン):早野寿郎
No.2(コリン・ゴードン):富田耕生
No.2(エリック・ポートマン):久松保夫
No.12(ジョン・キャッスル):中田浩二
No.1(?)
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
http://www.youtube.com/v/f6gPztzkNMQ&hl=ja&fs=1&color1=0x006699&color2=0x54abd6
http://www.youtube.com/watch?v=Bp4A4Q_4bUo
http://www.youtube.com/watch?v=3ZWI35jDXCA
インターネット上にはファンによる「プリズナーNo.6」関係のサイトが多数存在する。
http://homepage1.nifty.com/taka35/theprisoner.htm
http://www.arden.to/prisoner/
http://www.kotoba.ne.jp/~dune/index.cgi?k=no6
http://homepage3.nifty.com/alpha-1/photo/SOFT_PRISONER_J.html
http://www.bekkoame.ne.jp/~taka_no6/prison/prison.html
http://www.the-prisoner-6.freeserve.co.uk/
http://www.anorakzone.com/prisoner/
http://www.retroweb.com/prisoner.html
http://www.roger-goodman.supanet.com/
http://www.netreach.net/~sixofone/index.htm
「プリズナーNO.6」は何度もTV再放送されて、VTRや LDにもシリーズ化されてきた。今では DVDシリーズでも販売されて、全世界にカルトなファンを持つドル箱となっている。その原点となったのは秘密諜報員ジョン・ドレイク Danger Manであった。
秘密諜報員ジョン・ドレイク
http://hello.ap.teacup.com/koinu/826.html
Danger Man (1960-67)
http://www.youtube.com/watch?v=z0vKOXz79DM
「プリズナーNo.6」リメイク
テレビドラマ「プリズナーNo.6」が、米AMCと英ITVによってリメイクされる。スパイを辞して国外退去しようと試み、とらわれる“No.6”にジム・カヴィーゼルが、彼を監視する“No.2”にイアン・マッケランが扮する。2009年放送予定。
は、「バットマン・ビギンズ」のクリストファー・ノーラン監督が「プリズナーNo.6」映画化の準備を進めている。
http://www.myspace.com/thetimeslondon

