2021年03月05日

「湖のなかの島」 W・B・イエーツ

 ああ、明日にでも行こう、あの島へ そしてあそこに小屋を立てよう。  壁は泥土、屋根は草葺きでいい  豆の畑は畝を九つ、蜂蜜用の巣はひとつ その蜂たちの羽音のなかで独り暮そう。 

 ああ、あそこなら、いつかは心も安らぐだろう 安らぎはきっと、ゆっくりとくるだろう  水の滴りのように、また  朝靄から洩れてくる虫の音のように。 そして夜は深く更けても微明るくて 真昼は目もくらむ光にみちて 夕暮れには胸赤き鳥たちの群れ舞うところ。 

 ああ、明日にでもあの島へゆこう なぜならいまの僕には、いつも 昼も夜も、あの湖の水の 岸にやさしくくだける音が聞こえるからだ。  車道を走っていようと  汚れた歩道に立っていようといつも あの水の音がいつも 心の奥底のほうに聞こえるからだ。
 W・B・イエーツ『イエーツ詩集』加島祥造=訳編(思潮社)より 

この詩を書いた背景を作者は述べていて、加島祥造が訳している。

 

〈ロンドンに来てもまだ私はあの憧れの心を捨てきれずにいた。その憧れとは、アイルランドのスライゴーにいた十代の少年期に抱いたもので、あのころの私はアメリカのソローを真似て、ギル湖にあるイニスフリーという島で一人で暮らしたいとよく思ったものだ。で、ロンドンのあの忙しいフリート街を歩いていた時も非常に故郷を恋しく思う気持ちになっていた。ふと、ある店のウインドウのなかに小さな噴水を見た・・・・吹きだす水の上に小さな玉がのっていて、小さな水音とともにそれは水の上で跳ねていた。その水音を聞いて私は湖の水を思った。この刹那の追憶から私のあの詩「イニスフリー」が書かれたのだ。〉

ウィリアム・バトラー・イエーツ(1865-1939) William Butler Yeats
posted by koinu at 12:38| 東京 ☁| 本棚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

糸魚川市の山あいで地滑り発生

4日未明、新潟県糸魚川市の山あいで、地滑りが発生しているのが見つかり、住宅など6棟が全壊しました。けが人はいないということですが、県道が寸断され一時4人が孤立したほか、現場付近の23世帯37人に避難勧告が出されました。【NHKニュース】


砂防・地すべり技術センターの研究顧問は「現場にたくさん雪が残っている様子を見ると、気温の上昇によって多くの雪どけ水が発生して、地面に相当な量の水がしみこんだことが原因ではないか。地滑りが発生した場所は山の斜面で勾配があり、土の中の水分量も多かったために、流れ下る距離も長くなったと考えられる」と分析。


【避難している住民】

「橋の下の方は土砂がものすごい」

「しばらく帰れないらしいね。回復するのも面倒なんでしょ。お世話にならないとここで、避難でね」

来海沢地の方々より

posted by koinu at 09:00| 東京 ☁| 報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ニュージーランド沖で3度目の大地震 M8.0 日本への津波調査中

日本時間の5日午前4時28分ごろ、南太平洋のケルマディック諸島を震源とするマグニチュード8.0の大きな地震がありました。気象庁は、この地震で日本への津波の影響があるかどうか、調べています。
この付近では規模の大きな地震が相次いでいて、日本時間の4日午後10時半ごろにはニュージーランド北島の東の沖合を震源とするマグニチュード7.3の地震が、5日午前2時41分ごろには南太平洋のケルマディック諸島を震源とするマグニチュード7.4の地震がありました。
【NHKニュース】

ニュージーランド沖で3度目の大地震 M8.0 日本への津波調査中
#NewsDigest
posted by koinu at 07:33| 東京 ☁| 報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする