2020年06月23日

ドイツ表現主義(German Expressionism)

ドイツにおいて第一次世界大戦前に始まり1920年代に最盛となった芸術運動で、客観的表現を排して内面の主観的な表現に主眼をおくことを特徴とした。

建築、舞踊、絵画、彫刻、映画、音楽など各分野で流行し、「黄金の20年代」と呼ばれたベルリンを中心に花開いた。日本を含む世界各地の前衛芸術に影響を与え、現代芸術の先駆となった。

https://youtu.be/MLhDLL3MjSs

【概要】

ドレスデン(ドイツ帝国時代のザクセン王国)で1905年に、エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナーらの前衛絵画グループ「ブリュッケ」が生まれ、ドイツ表現主義と言われる運動の起点になった。

表現主義(Expressionism)は印象主義(Impressionism)に対する言葉で、不安の感情などを表現している。1911年にはミュンヘンでカンディンスキーやフランツ・マルク芸術家グループ「青騎士」が生まれ、彫刻や音楽などにも広がっていった。建築においても、メンデルゾーンのアインシュタイン塔などの作品がある。

ドイツ表現主義映画の代表作としては『プラーグの大学生』、『カリガリ博士』、『ゲニーネ』、『巨人ゴーレム』、『死滅の谷』、『吸血鬼ノスフェラトゥ』、『ファントム(英語版)』、『メトロポリス』、『M』などがある。

(Wikipedia)より


https://youtu.be/oG9jQBj1eqE


【関連書籍】

早崎守俊『ドイツ表現主義の誕生』三修社、1996 年

神林恒道・編『ドイツ表現主義の世界:美術と音楽をめぐって』法律文化社、1995年

土肥美夫『ドイツ表現主義の芸術』岩波書店、1991 年

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『死の商人』岡倉古志郎(岩波新書)

戦争を「糧」とし、昔は鉄砲から近年はミサイル、核兵器まで、つぎつぎに新兵器を開発しては売りさばく、世界の「死の商人」たちの生態と系譜をつづる実録物語。


目次

「死の商人」とは何か / 

「風とともに去りぬ」のバトラー船長

リンカンを怒らせたモルガン

大倉喜八郎の鉄砲商売

「死の商人」とは何か

「死の商人」に祖国はない

だが、「死の商人」は「愛国者」である

戦争の「おばけ」をつくる

II サー・バシル・ザハロフ-「ヨーロッパの謎の男」 / 

怪人物の生立ち

魚は水に放たれた!

敵と味方に潜水艦を売りこむ

「死の商人」の一騎打ち

兵器トラスト-ヴィッカースの発展

第一次大戦とヴィッカース

バルザック的人物

生きているザハロフ

III クルップ-「大砲の王者」 / 

フランダースの悲喜劇

クルップの雌伏時代

「死の商人」の片鱗

「大砲の王者」の宮廷

コルンワルツァー事件

ヒトラーのパトロン

ヒトラーの屍をこえて

IV IGファルベン-「死なない章魚」 / 

一九四八年七月二八日

IGファルベンの戦争犯罪

アニリン染料のなかから

ハーケン・クロイツとともに

「死なない章魚」の足

「解体」の茶番劇

軍国主義復活の支柱

デュポン-火薬から原水爆へ / 

デュポンは女性に依存する

フランス革命の後日譯

「火薬トラスト」

吊しあげられたデュポン

デュポンはナチスを助けたか

一年一ドルで国家に奉仕

原水爆時代

VI 日本の「死の商人」 / 

御用商人まかり通る

「海坊主」の弥太郎

欧米の「死の商人」に伍して

湧きたつ軍需ブーム

前渡金-漏れ手で粟をつかむ

「空だ、男の行くところ!

フェニックスは羽ばたく

星条旗のもとで

VII 恐竜は死滅させられるか / 

生きている恐竜

「死の商人」退治論

「死の商人」は反駁する

社会主義と「死の商人」

核・ロケット時代

世界をゆるがす軍備余廃の叫び

あとがき / 

(新日本新書)新版あり

https://www.youtube.com/watch?v=yxFzbHTAWyY

敗戦の年となる『1945年の日本の平均寿命は男性23.5歳、女性32.0歳」という話をご存知だろうか。この数字には、若干疑問符が付くかもしれないが、軍歌に「咲いた花なら/散るのは覚悟/見事散りましょ/国のため」とあるように、日本男子には「国のために命をささげる」ことが奨励された時代であった。典型的には、「神風特攻隊」で、若者の命が次々に奪われた。

この時代に大もうけしたのが、「死の商人」=軍需産業である。「ゼロ戦」の中島飛行機は、三菱重工を追いこして「航空機業界の王者になった」(本書164頁)。

敗戦の年・1945年に軍需工場が国有化されると、あとはやりたい放題。「まだ、納入されず、生産さえもされない幽霊製品に代価を支払わせるのだから驚いた話である。いわゆる『軍需補償』、つまり戦争被害にたいする損失補償は当時の金で総額500億円といわれ、そのうち200億円は、敗戦直前から直後にかけてのドサクサのおりに、支払われた」(本書166頁)とある。


変わり身が早いのも「死の商人」。戦後、三菱造船所は「アメリカの軍需工場」に変わった(本書167頁)


「死の商人」は時の権力者と結びついて、マスコミをも牛耳り、「平和のためには戦争が不可欠」と宣伝して平和を願う国民を戦争に引きずり込む。また、「死の商人」は、フェニックスのように祖国の敗戦をも乗り越えて、よみがえる。だから「死の商人」は、現在「軍需独占体の国際的結合」となって「恐るべき怪獣、怪竜」となり、「我が物顔で世界を徘徊している」(本書173頁)

posted by koinu at 09:00| 東京 ☁| 本棚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする