2019年11月26日

『超スピリチュアルな夢実現―振り子の法則トランサーフィン』 ヴァジム・ゼランド (徳間書店 )

「世界はあなたの思考や態度を写し出す鏡のようなものである」

賢人と違い、愚人は時分のたんこぶ一つひとつのお陰で、自分が犯した失敗の本質そのもを骨身にしみて理解してます。つまり本物の知識を身につけていることになるのです。きっと愚人だけが太古の知への道案内人になれるのでしょう。

『超スピリチュアルな夢実現―振り子の法則トランサーフィン』 ヴァジム・ゼランド (徳間書店 )より

トランサーフィンはありふれた楽観論ではなく、リアリティを意図的に操縦するための技法です。もしあなたが人一倍の楽観主義者で精神状態が正常であろうとも、心の快活さをいかなる状況でも保てるというわけではありません。楽観論者はすべてがうまくいくことをただ望んでいるだけですが、それが生まれついての性格のため、無意識にそう望むのです。しかし、もし私が悲観論者ならば、私はどうすればよいのでしょうか? 私個人を例に取ると、悲観論者です。現実への自分の接し方によって意識的にリアリティを操縦し始めるようになるまで、私のこの性格は人生を台無しにしてきました。でも、今の私に忌々しい出来事が起こると、「愉快、愉快」とうそぶき、意識的にすべてをひっくり返してやります。

こうしたふるまいは100パーセント効果を発揮し、結局、すべては成功裏に終わるのです。なぜなら、こうした接し方をすれば、出来事の展開は常に成功が待っている人生ラインへと向かうからです。今の私はリアリティを操縦しているのであって、リアリティが私を操縦しているのではありません。自分に見とれる傾向のある者たちは美しく育っていくが、まさにここに秘密がある。彼らは「もし自分で自分を気に入ってると、気に入る理由がますますたくさん現れる」という決まりに従っているのだ。形(イメージ)が自分の反映に対して「なんだか私は太ったわ。痩せなくちゃ!」と言うと、まったく話が違ってくる。鏡はそれに対して無表情にこう返事をする。

「ええ、あなたは太ってますから、痩せなくてはいけません」。

リアリティは、聞いたことを請け合いながら、こだまのように応対する。

で、ゲリー・ボーネルさんは、人間とは二つの要素から成り立っている存在だとして、

@トライアード(三位一体)

非物理的形体 基本的第一次存在・・魂(ソウル)のこと

創造された最初の瞬間から全体であり、完成された存在

Aダイアード(二元性存在)

物理的形体 基本的進化存在・・肉体(エネルギーをベースにした物質)のこと

『トランサーフィン鏡の「超」法則 リンゴが空へと落下する――奇跡の願望実現法 』ヴァジム・ゼランド (徳間書店 )


第3章「鏡の法則」

 わびしいリアリティは、まず初めに人間の意識上で生じ、それから徐々に物質化されつつ、現実へと移行していく・・

バリアントの流れ、振り子、過剰ポテンシャル、重要性、平衡力・・など。

 あなたがどんなに深い穴にはまっていようともすべてを変える。劇的に変えることが可能である。それがどうやって行われるか、さっぱりわからなくてもまったく問題はない。

この世界は二元鏡ともいうべき構造になっており、その法則をよく理解してトランサーフィンの秘策を実行すれば、リンゴが空へと落下するような、思ってもみなかった奇跡的な現実をもあなたは創造することができる。


ゼランドヴァジムТрансерфинг реальности  量子物理学者でロシア人作家 

「魂から肉体に与えられるギフト」を、トランサーフィン流にすると、トライアード(魂)と理性であるダイアード(肉体感覚意識)が一致する願望は必ず叶う。

既成社会が押しつけてくる多種多様な「振り子」に振られて、「望んでもない事を望むフリ」さえ止めればいいんです。

「思考の放射パラメータが同調するバリアントのセクターを顕在化させる」

「重要性を断ち切りバリアントの流れに乗っていく」「スライドを用いて理性と魂を一致させ、外的意図の風を起こす」

posted by koinu at 19:00| 東京 ☁| 本棚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『発狂した宇宙』フレドリック・ブラウン

本書をはじめて読んだのは1972年で、アントニー.バージェス「時計仕掛けのオレンジ」A Clockwork Orangeが、キューブリックによって映画公開された頃にあたる。「ブレードランナー」が登場する以前のSF映画で、精密に未来世界を映像化された話題作であった。
『発狂した宇宙』は総天然色ハリウッド映画のような展開で、悪夢のような異世界がみかけてくるプロットも巧みで、多元宇宙と平行世界にひきこむというアイディアは1948年に書かれたというのが驚異的だ。


『発狂した宇宙"What A Mad Universe!"』
第一次月ロケット計画は失敗に終った!
ロケットは地球に舞い戻って激突し、墜落地点にいたSF雑誌の編集者キース・ウィントンは粉微塵に吹き飛ばされたのか遺体は発見されなかった。
ところが彼はなんとも奇妙な世界に生きていた。
身の丈7フィートもある月人が街路を濶歩し、持ち貨幣を出したら発砲されスパイ呼ばわりされた挙句に、紫色の毛におおわれた怪物に追われる羽目になったのだ。
夜のニューヨークは、濃霧管制しかれて、一寸先きも見えない闇の街と化して夜行団が横行し、略奪、人殺し絶えないのだ。
地球はアルクトゥールス星人との戦闘で戒厳令にあり、防御目的だというのだ。
彼のいた出版社に出かけてみると、別のキース・ウィントンが編集者として存在しており、またもや本物のキースは追われてしまった。
月まで翔ぶ覚醒カクテル。肌の露出されたファッションの女の子たち。宇宙船に光線銃や透視装置。空中に浮かぶ人工頭脳。
「この発狂した世界はどうなっているのか」
キースは自分の存在を認めてくれるらしい、メッキ―という人工頭脳を探して土星へと宇宙飛行する。ドぺル総統の肩の上に浮遊する球体のメッキ―は、予言者か神官のような存在で、人々とテレパシィーで感応していた。キースは目眩を感じながら精神をメッキ―に傾ける。
「無限数ノ宇宙ガ同時ニ存在シテイルワケダ。 ソノナカニハ、コノ宇宙モ、キミガ住ンデイタ宇宙モフクマレル。 ドレモミナ同様ニ現実デアリ、 真実デモアル。 シカシ、宇宙ノ無限性トハナニヲ意味スルカ、キミニハ考エラレルカネ?」
この世界の支配者ドぺルに似た人物をキース・ウィントンは思いだす。
「ツマリ、無限ノナカニハ、想像サレ得ルスベテノ宇宙ガ存在スルトイウコトダ。 タトエテイエバ、コレトマッタク同ジ場面ガ展開サレテイナガラ、 タダキミ--アルイハキミニ相当スル人物--ノハイテイル靴ガ、 黒デナク茶色デアルヨウナ宇宙モ存在シテイル、トイウワケダ。ソンナフウニ異ッタ組合ワセノ宇宙ガ無限ニアルノダ。 タトエバ、キミガ人差シ指ニカスリ傷ヲシテイル宇宙モアレバ、 キミノ額ニ紫色ノ角ガ生エテイル宇宙モアルトイッタグアイデ--」
彼の元の世界で編集していたSF雑誌に、もっと誌面をSFの世界へしろという投書を書いてくる読者でドッペルバーグという少年。 その投書への返信記事を入稿した直後にロケット墜落事故にあったのだ。
「サマザマノ宇宙ノナカニハ、はっくるべりー・ふぃんガ実在ノ人物デ、 まーく・とうぇいんガ描写シタトオリノコトヲヤッテイル宇宙モアル。 実際ニハ無数ノ宇宙ガアッテ、 はっくるべりー・ふぃんガ、 まーく・とうぇいんヲ描写シタカモシレヌ、 アリトアラユル型ヲ実行シテイルトイウワケダ。 ソノ差異ガ大キイカ小サイカハ別ニシテ、 トモカク、まーく・とうぇいんガアノ本ノナカデ書イタカモシレヌコトハ、 スベテ事実デアルトイウ可能性ヲモッテイルノダ」
宇宙空間が無限に在るとすれば、 SF狂の少年ドッペルバーグのドッベルゲンガーの世界も、時間も平行して無数に存在するということになるわけだ。
そしてSF雑誌の編集者キース・ウィントンが、心から望む世界がこの宇宙のどこかに。


SFパルプマガジン関連図版
http://www.noosfere.com/showcase/

アメリカのSFパルプマガジン黄金期の奇想天外なムードが濃厚で、原色のケバケバしい1940年代SF世界のあらゆる要素がよこたわる。作者のSF批評精神がいたる処へ目配せされ、当時のSFそのものへのパロディも交えて、荒唐無稽な高揚とインチキ空間が愉快。
フレドリック・ブラウンは推理小説家としても、奇妙なアイディアを娯楽の中にえがく手腕にたけていた。
『THE BEST OF FREDRIC BROWN』の編者ロバートブロックは「彼は全作品に、努力、経験、ウィット、人生観、知識、発想、真実、フィクション、喜び、失望など、自己のすべてをつぎ込んだ。その作家としての人生そのものが此処にある」という。
『さあ気ちがいに』 Come and Go Mad (1949)などのを読むと、言葉遊びとアイロニーだけではなく東洋哲学の深部が内包されているに気ずく。
多元宇宙をテーマとした作品に分類されるものでは、F.K.ディックの『宇宙の眼』や『高い城の男』は多く読まれているかもしれない。小説としての完成度という視点からすると『高い城の男』が圧倒的に評価が高い。物語の核には「易」と「タオイズム」が設定されていて、それらをパラレルワールドを絡めた発想には、現実が徐々に異化していくさまを描く『発狂した宇宙』の影響が伺える。
『発狂した宇宙』早川SF文庫版の解説には「多元宇宙SFのあらゆる面白さとテクニックを全部ぶち込んだ集大成」と筒井康隆は記している。そこで『宇宙の眼』にも触れ、これらの作品に狂喜した筒井康隆は、異化効果をねらった『七瀬ふたたび』では、多元宇宙世界を一般小説のジャンルで見事な筆力によってクライマックスまで書上げた。
フレドリック・ウィリアム・ブラウン(Fredric William Brown、1906年10月29日 - 1972年3月11日フレデリック・ブラウンとも呼ばれるが、本人は好まなかったらしい(ロバート・ブロック談 --『フレドリック・ブラウン傑作集』より)


長編
発狂した宇宙 (What Mad Universe, 1949) ハヤカワ文庫SF
天の光はすべて星(別題: 星に憑かれた男) (The Lights in the Sky Are Stars, 1953) ハヤカワ文庫SF
火星人ゴーホーム(Martians, Go Home, 1955)ハヤカワ文庫SF
1990年アメリカにて同題で映画化されている。
宇宙の一匹狼 (Rogue in Space, 1957) 創元SF文庫
73光年の妖怪 (The Mind Thing, 1961) 創元SF文庫

短編集
宇宙をぼくの手の上に(別題: わが手の宇宙)(Space on My Hands) 創元SF文庫 ISBN 978-4488605056
天使と宇宙船 (Angels and Spaceships) 創元SF文庫 ISBN 978-4488605025
スポンサーから一言 (Honeymoon in Hell) 創元SF文庫 ISBN 978-4488605049
未来世界から来た男――SFと悪夢の短編集 (Nightmares and Geezenstacks) 創元SF文庫 ISBN 978-4488605018
さあ、気ちがいになりなさい (Come and Go Mad) 早川書房〈異色作家短篇集〉 ISBN 978-4152086754
フレドリック・ブラウン傑作集 (The Best of Fredric Brown) サンリオSF文庫
From These Ashes: The Complete Short SF of Fredric Brown(未訳)
子供向け
ミッキーの宇宙旅行(別題: ミッキーくんの宇宙旅行)(Mickey Astromouse)
「星ねずみ」を基にした絵本。
アンソロジー(マック・レナルズと共編)
SFカーニバル (Science-Fiction Carnival)創元SF文庫

推理小説
エド・ハンターシリーズ
シカゴ・ブルース (The Fabulous Clipjoint):MWA最優秀処女長編賞(初期にはアメリカ推理作家協会賞受賞と表記)
三人のこびと (The Dead Ringer)
月夜の狼 (The Bloody Moonlight)
Compliments of a Fiend ※邦訳未刊行
死にいたる火星人の扉 (Death Has Many Doors)
消された男 (The Late Lamented)
パパが殺される! (Mrs. Murphy's Underpants)
その他の長編
殺人プロット (Murder Can Be Fun(A Plot for Murder))
通り魔 (The Screaming Mimi):映画化 ダリオ・アルジェント「歓びの毒牙」、他
手斧が首を切りにきた (Here Comes a Candle)
不思議な国の殺人 (Night of the Jabberwock)
遠い悲鳴 (The Far Cry)
霧の壁 (We All Killed Grandma)
The Deep End ※邦訳未刊行
現金を捜せ! (Madball)
彼の名は死 (His Name Was Death)
B・ガール (The Wench Is Dead)
やさしい死神 (The Lenient Beast)
モーテルの女 (One for the Road)
3、1、2とノックせよ (Knock Three-One-Two)
交換殺人 (The Murderers)
悪夢の五日間 (The Five Day Nightmare)
短編集
まっ白な嘘 (Mostly Murder)
復讐の女神 (The Shaggy Dog and Other Murders)
Fredric Brown in the Detective Pulps (全19冊)
posted by koinu at 11:00| 東京 🌁| 本棚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする