【漫棚通信ブログ版】という月刊漫画「ガロ」やマンガエリートの専門誌「COM」などから、現在進行で漫画関連したことに凄く詳しく探究しているサイトからの引用。
▼白土三平「忍者武芸帳・影丸伝」のラスト近く(最終巻の発行は1962年)。信長軍に捕えられた影丸は、四肢と首を五頭のウシに結び付けられ、処刑されます。処刑直前、影丸が無声伝心の法を使って、処刑を検分していた森蘭丸に伝えた最後の言葉。
「われらは遠くからきた。そして、遠くまでいくのだ………」
トリアッティ(1893-1964)は、アントニオ・グラムシらと共に1921年イタリア共産党を創立した人物。ファシスト政権下のイタリアからロシアに亡命。コミンテルンの指導者のひとりとなり、スペイン内戦にも参加。第二次大戦後は、イタリア共産党を「サレルノの転換」で左翼陣営の大同団結に導きました。
▼トリアッティの盟友で、一緒にイタリア共産党を作った人物に、アントニオ・グラムシがいます。日本でのグラムシ研究の第一人者・石堂清倫が1997年国際グラムシシンポジウムでおこなった特別記念講演のタイトル、これが「遠くから遠くへ ヘゲモニー思想の新しい展開」。おお「遠くから」だ。そして2001年石堂清倫が亡くなったとき、中野徹三の書いた追悼論文のタイトルが「遠くから来て、さらに遠くへ」
【漫棚通信ブログ版】
http://mandanatsusin.cocolog-nifty.com/blog/2005/11/post_ae10.html より
イタリア共産党のパルミロ・トリアッティ(Palmiro Togliatti 1893-1964)
イタリア共産党の指導者であり、構造改革の提唱者として知られる。イタリア王国のイヴァノエ・ボノーミ内閣で副首相、、イタリア共和国のアルチーデ・デ・ガスペリ内閣で法務大臣を歴任した。パルタイネームとして「エル・コリ」がある。
日本語版の著作集として、合同出版から『トリアッティ選集』全3巻、大月書店の国民文庫に『平和論集』『婦人問題講話』『統一戦線の諸問題』、青木文庫に『アントニオ・グラムシ』『コミンテルン史論』がある。【Wikipedia】より