2019年07月13日

Black Midi

 
ダンサブルなサウンドと、一度聴いたら癖になるキャッチーなメロディが響く。フロントマンのアレクシス・テイラーから特徴的な歌声で世界的人気を博すホット・チップ。

超待望の最新作『A Bath Full of Ecstasy』のリリースを来週に控えるなか、初の単独ツアーの詳細を発表。

1. Black Midi / Near DT, MI
2. Black Midi / Reggae
3. Black Midi / 953
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Hot Chip最新作『A Bath Full of Ecstasy』


ダンサブルサウンドと病みつきになるキャッチーなメロディ、フロントマンを務めるアレクシス・テイラーの特徴的な歌声で世界的人気のHot Chip が、最新作『A Bath Full of Ecstasy』のリリースと、初の単独ツアー発表。


https://youtu.be/BK2CuSQHNMs

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kula shaker dreams of rock & roll

『K 2.0』はデビュー・アルバム『K』のリリースから20年、バンドの再結成から10年の節目アルバムだった。
日本人ファンをとても大切にしているのが解る、日本盤限定トラックの「Dreams of Rock & Roll」が良い。ブリティッシュロック感溢れるフェイバリット。


『K 2.0』kula shaker
1. Infinite Sun / インフィニト・サン
2. Holy Flame / ホーリー・フレーム
3. Death Of Democracy / デス・オブ・デモクラシー
4. Let Love B (with U) / レット・ラヴ・ビー (ウィズ・ユー)
5. Here Come My Demons / ヒア・カム・マイ・デーモンズ
6. 33 Crows / 33 クロウズ
7. Oh Mary / オー・メリー
8. High Noon / ハイ・ヌーン
9. Hari Bol (the sweetest sweet) / ハリ・ボル (ザ・スウィーテスト・スウィート)
10. Get Right Get Ready / ゲット・ライト・ゲット・レディ
11. Mountain Lifter / マウンテン・リフター
【日本盤のみのボーナス・トラック】
12. Dreams Of Rock & Roll / ドリームズ・オブ・ロックンロール 

  • K /1996年 - 全英1位
  •  Peasants, Pigs and Astronauts/1999年 - 全英9位
  • Strangefolk/2007年 - 全英69位、オリコン32位
  • Pilgrim's Progress/2010年 - 全英117位、オリコン37位



ザ・ベスト・オブ・クーラ・シェイカー (Kollected - The Best Of)/

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2019年07月12日

バンド名は自然界の四要素CHON

訳分からないけどキャッチーにプログレなのに、爽やか要素を飄々と音楽性に取り入れて、超高度なテクでアウトプットする。バンド名CHONは自然界の四要素となる「炭素(Carbon)」「水素(Hydrogen)」「酸素(Oxygen)」「窒素(Nitrogen)」の頭文字。

サン・ディエゴで2008年結成されて、ジャズ/フュージョンも取り込み、ウェスト・コーストの爽やかさを感じさせる、インストゥルメンタル・プログレ・ロック・アクト。待望のサード・アルバム。
Mario CamarenaとErick HanselのギタリストとMarioの兄弟ドラマーNathan Camarenaという三人編成。
https://smash-jpn.com/live/?id=2745
最新作では「(今までのものより)ずっとシンプルな構成を取り入れつつも、自分たちの音楽性の最もクレイジーな部分をちゃんと押さえた曲を作りたかったんだ」Mario。「自分たちの曲はただでさえ難解だから、構成までも訳が分からないものにしたら、ついてくるのが大変になってしまう。このアルバムは、普段俺たちみたいなスタイルの音楽を聴かない人たちにもアピールできるものにしたかったんだ」


<収録曲>
1.Ghost / ゴースト
2.Cloudy / クラウディ
3.Gift / ギフト
4.Visit / ヴィジット
5.Petal / ペタル
6.Pitch Dark / ピッチ・ダーク
7.Rosewood / ローズウッド
8.If / イフ
9.Spike / スパイク
10.Dead End / デッド・エンド
11.Thanks / サンクス
12.Peace / ピース

【プロフィール】
マリオ(G)、エリック(G)、イサイア(B)、ネイサン(Dr)の4人組(エリック以外は3兄弟)。
自主制作EP「Newborn Sun」(13年)、「Woohoo!」(14年)を発表後、スメリアン・レコード(Sumerian Records)と契約。2015年に1stアルバム『GLOW』、2017年に2ndアルバム『HOMEY』を発表。2019年7月に3rdアルバム『CHON』を発表。
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2019年07月11日

令和新札の誕生

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一家に4枚、令和元年の新札を!
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Africa Express / Become The Tiger (feat. Sibot, Damon Albarn, Mr Jukes)

デーモン・アルバーンによるアフリカ・エクスプレスはアルバム『エゴリ』からの最初のシングル“Johannesburg”が公開。

https://youtu.be/bEwPfg5eVnY

Africa Express / Become The Tiger (feat. Sibot, Damon Albarn, Mr Jukes) https://youtu.be/n8tmx-NDrzc

EP『モロ』よりアフリカ・エクスプレスは詳細を発表して、『エゴリ』は南アフリカでレコーディングされた全18曲が収録。新作からの最初の楽曲としてグリフ・リースやモレナ・レラバ、レディオ123、シボットが参加した。

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『日本人の笑い』 宇井無愁

 笑いが武器だった時代には、人は敵を作るか憎まれるかする危険を冒さずには、うかつに笑えなかった。だが、笑いが労働エネルギーの再生産に役立つことがわかり出すと、笑わずにはいられなくなる。そこで百方手をつくして、あたりさわりのない笑いの対象を物色した。

 笑ったために敵にまわす気づかいのない相手に動物があった。動物笑話がそうして生まれた。それでも足りなくて、笑うべき架空の人物をさがし求めた。そのヤリ玉にあがったのが、昔話の人物である。


そこで死や困難や苦痛や失敗や悲嘆に直面した日本人は、笑うべからざる時に笑顔をつくる/理由がわかってくる。死や困難や苦痛や失敗や悲嘆は、いずれも目にみえない「敵」である。

古代人の感覚では、悪霊や死霊の襲撃にほかならない。この「敵」に対して現代の日本人も、無/意識に「防禦の武器」を面上に用意して、本能的に抵抗の姿勢を示すのである。

『日本人の笑い』 宇井無愁(角川選書)より

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2019年07月10日

記憶と条件反射

 隣家に犬がいる。戸外へは出さないらしいので姿は一度も見たことがない。夜中にほえている声から判断すると相当体躯たいくの大きな堂々たる犬らしい。ところが、この犬が時々不思議な鳴き方をする。人間が何か泣きごとでもいっているかと思うような声を出すかと思うと、首でも締めて殺されかかっているのかと思うような悲鳴を上げる。そうかと思うと癇癪が起こって悔しがってきゅうきゅういっているような奇妙な声を出す。だんだん気をつけてみるとそういう不思議な鳴き方をするのは、ほとんどきまって豆腐屋のラッパが遠くから聞こえてだんだん近よって来るときか、またはたぶん豆腐屋であろうかチリンチリンと鈴を鳴らしながら前を通るときであるらしい。どういうわけか知らないが、そのラッパや鈴の音を聞くと、堪えがたい恐怖か憤懣がこの犬の脳神経中枢をいらだたせるものと思われる。


 生理学のほうで「条件反射」という現象がある。この犬の場合はあるいはその一例かもわからない。まだ小さい時分に何かしら同じような音響のする場所でたびたびひどい目に遇った経験の記憶が、この動物の脳髄に焼き付けられたように印象されているのかもわからない。

 それともまた、この犬は何か耳の病気があって、ある一定の高さの音がとくに鋭く病的にその聴覚を刺戟するのかもしれない。これはただ犬の話であるが、われわれ人間でもよく考えてみるとこれとよく似た現象がいくらでもあるらしい。そこらの花盛りを見て心が浮き立ったり、秋の月を見て物を思わされたりするのもその一例であるが、これらは国民全体に共通な教育による「条件反射」のようなものである。しかしもっと特殊な例としては、芋虫を見るとからだがすくんでしまう人や、蜘蛛がはい出すと顔色を変えるようなのもある。中学時代の同窓で少し強い風の吹く日にはこわくて一歩も外へ出られないのがあったが、その男はまもなく病死してしまった。やはりどこか「弱い」ところがあったのかもしれない。

(昭和十年十月十日)


寺田虎彦「柿の種」岩波文庫より

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2019年07月09日

悪魔のおにぎり👿

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マヨラーズ味お握り。
中毒性が高い風味となっております。
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2019年07月08日

「女の顔」寺田虎彦

 夏目先生が洋行から帰ったときに、あちらの画廊の有名な絵の写真を見せられた。

 そうして、この中で二、三枚好きなのを取れ、と言われた。

 その中に、ギドー・レニの「マグダレナのマリア」があった。

 それからまたサー・ジョシュア・レーノルズの童女や天使などがあった。

 先生の好きな美女の顔のタイプ、といったようなものが、おぼろげに感ぜられるような気がしたのである。

 そのマグダレナのマリアをもらって、神代杉じんだいすぎの安額縁に収めて、下宿の間びかんに掲げてあったら、美人の写真なんかかけてけしからん、と言った友人もあった。

 千駄木時代に、よくターナーの水彩など見せられたころ、ロゼチの描く腺病質の美女の絵も示された記憶がある。ああいうタイプもきらいではなかったように思う。それからまたグリューズの「破瓶」の娘の顔も好きらしかった。ヴォラプチュアスだと評しておられた。先生の「虞美人草」の中に出て来るヴォラプチュアスな顔のモデルがすなわちこれであるかと思われる。

 いつか上野の音楽会へ、先生と二人で出かけた時に、われわれのすぐ前の席に、二十三、四の婦人がいた。きわめて地味な服装で、頭髪も油気のない、なんの技巧もない束髪であった。色も少し浅黒いくらいで、おまけに眼鏡をかけていた。しかし後ろから斜めに見た横顔が実に美しいと思った。インテリジェントで、しかも優雅で温良な人柄が、全身から放散しているような気がした。

 音楽会が果てて帰路に、先生にその婦人のことを話すと、先生も注意して見ていたとみえて、あれはいい、君あれをぜひ細君にもらえ、と言われた。もちろんどこのだれだかわかるはずもないのである。

 その後しばらくたってのはがきに、このあいだの人にどこかで会ったという報告をよこされた。全集にある「水底の感」という変わった詩はそのころのものであったような気がする。

「趣味の遺伝」もなんだかこれに聯関したところがあるような気がするが、これも覚えちがいかもしれない。

 それはとにかく、この問題の婦人の顔がどこかレニのマリアにも、レーノルズの天使や童女にも、ロゼチの細君や妹にも少しずつ似ていたような気がするのである。

 しかし、一方ではまた、先生が好きであったと称せらるる某女史の顔は、これらとは全くタイプのちがった純日本式の顔であった。また「鰹節屋のおかみさん」というのも、下町式のタイプだったそうである。

 先生はある時、西洋のある作者のかいたものの話をして「往来で会う女の七十プロセントに恋するというやつがいるぜ」と言って笑われた。

 しかし、今日になって考えてみると、先生自身もやはりその男の中に、一つのプロトタイプを認められたのではなかったかという気もするのである。



(寺田寅彦「柿の種」岩波文庫)より

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2019年07月07日

The Black Keys 9枚目 [Let's Rock ]

ザ・ブラック・キーズの9枚目のスタジオ・アルバム『“レッツ・ロック"』Easy Eye Sound/Nonesuch Recordsよりリリース。
5年ぶりの新作Let's Rock 』は、ボーカル&ギタリストのダン・オーバックと、ドラマーのパトリック・カーニーによるプロデュース。ダンが所有するナッシュビルのイージーアイ・サウンド・スタジオにて制作された作品。
圧倒的なグルーヴに基づいたrock 'n' roll、garage、ブルーズサウンドをベースに、バンドが醸造してきたストレートなロック・サウンド。



1. シャイン・ア・リトル・ライト
2. イーグル・バーズ
3. ロー/ハイ
4. ウォーク・アクロス・ザ・ウォーター
5. テル・ミー・ライズ
6. エヴリ・リトル・シング
7. ゲット・ユアセルフ・トゥゲザー
8. シット・アラウンド・アンド・ミス・ユー
9. ゴー
10. ブレイキング・ダウン
11. アンダー・ザ・ガン
12. ファイア・ウォーク・ウィズ・ミー
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Mac DeMarco (マック・デマルコ) のアルバム『Here Comes The Cowboy』

カナダ出身のシンガーソングライター Mac DeMarco (マック・デマルコ) がアルバム『Here Comes The Cowboy』をMac’s Record Label から リリース!
シングル「NOBODY」のミュージックビデオを公開。


1. Here Comes The Cowboy
2. Nobody
3. Finally Alone
4. Little Dogs March
5. Preoccupied
6. Choo Choo
7. K
8. Heart To Heart
9. Hey Cowgirl
10. On The Square
11. All Of Our Yesterdays
12. Skyless Moon
13. Baby Bye Bye
Mac DeMarco 「自分のアルバムのタイトルとシングルを決定した後に初めて、Mitski のアルバムと曲のタイトルについて知った」らしい。
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この声は私を不幸にする

あたりが静かになると妙な音が聞こえる。

 非常に調子の高い、ニイニイ蝉ぜみの声のような連続的な音が一つ、それから、油蝉の声のような断続する音と、もう一つ、チッチッと一秒に二回ぐらいずつ繰り返される鋭い音と、この三つの音が重なり合って絶え間なく聞こえる。

 頸を左右にねじ向けても同じように聞こえ、耳をふさいでも同じように聞こえる。

 これは「耳の中の声」である。

 平生は、この声に対して無感覚になっているが、どうかして、これが聞こえだすと、聞くまいと思うほど、かえって高く聞こえて来る。

 この声は、何を私に物語っているのか、考えてもそれは永久にわかりそうもない。

 しかし、この声は私を不幸にする。

 もし、幾日も続けてこの声を聞いていたら、私はおしまいには気が狂ってしまって、自分で自分の両耳をえぐり取ってしまいたくなるかもしれない。

 しあわせなことには、わずらわしい生活の日課が、この悲運から私を救い出してくれる。

 同じようなことが私の「心の中の声」についても言われるようである。


(寺田寅彦「柿の種」岩波文庫)より

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2019年07月06日

映画「新聞記者」が143館で公開

 内閣官房と女性記者の攻防を描いた映画「新聞記者」が143館で公開されて、「アラジン」や「スパイダーマン」とともに興行収入ランキングでトップ10入りしている。

「新聞記者」は公開から3日間で約4万9800人を集め、興行収入6232万円を上げた。都市部では満席の館もあった。

粗筋は東都新聞に「大学の新設」に関する秘密文書が匿名で届き、吉岡(シム・ウンギョン)が取材開始。内閣情報調査室の杉原(松坂桃李)は反政府的な人物のスキャンダル作りをしている。ある日、慕う先輩官僚が自殺して「大学の新設」に関わっていた。

企画から手がけた河村光庸プロデューサーは「かぞくのくに」「あゝ、荒野」などの話題作を製作して、2017年に東京新聞の望月衣塑子記者の新書『新聞記者』を読み、映画製作を決意。

「都合の悪い者」陥れる官邸のフェイクー『新聞記者』のリアル、望月記者らに聞く

https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20190705-00132919/

興収1億円突破 映画「新聞記者」への嫌がらせが止まらない

posted by koinu at 13:10| 東京 ☔| 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『新聞記社』望月 衣塑子(角川新書)

空気を読まず、出すぎる杭になる。私にできるのはわかるまで質問すること 


第23回 平和・協同ジャーナリスト基金賞 奨励賞受賞


【目次】 

第1章 記者への憧れ 


演劇に夢中になったころ 

小劇場へ、母と 

人生を方向付ける一冊の本との出会い 

記者の仕事をしていた父からの言葉 

吉田ルイ子さんのあとを追って 

TOEFLの得点に愕然 

留学先での大けが 

大学のゼミで感じた核抑止論ありきのマッチョさ 

入社試験は筆記が軒並み不合格…… 

新人研修で新聞を配達 

記者になり、いきなり後悔 

ヒールにスカートの新聞記者 

県警幹部との早朝マラソン 

「今すぐ車から降りろ!」 


第2章 ほとばしる思いをぶつけて 


鬼気迫る形相で警察に挑む先輩記者 

情熱をもって本気で考えるかどうか 

贈収賄事件で警察からの探り 

県版からはみ出せ! 

読売新聞からの誘い 

極秘に手に入れた不正献金リスト 

他紙との抜きつ抜かれつ 

くやしさで検察庁幹部に怒りの電話 

抜かれたら抜き返せ 

特捜部からの出頭命令、2日間の取り調べ 

「東京新聞は書きすぎた」 

内勤部署への異動 

整理部が教えてくれたもう一つの新聞 

転職に初めて意見を言った父 

武器輸出に焦点を定める 

相次ぐ門前払いのなかで 


第3章 傍観者でいいのか? 


編集局長への直訴 

菅野完さんが持っていた受領証 

母に何かが起きている 

「ありがとう、ありがとう」 

新聞記者になったのは 

朝日新聞「政府のご意向」スクープ 

眞子さま報道の裏側で 

尊敬している読売新聞が…… 

「貧困調査」には納得できない 

事実と推測を分ける真摯さ 

和泉補佐官との浅からぬ縁 

教育基本法の改正と安倍晋三記念小学校 

自分が出るしかない 

「東京新聞、望月です」 


第4章 自分にできることはなにか 


抑えきれない思い 

男性特有の理解? 

社内での協力者と共に 

見えない権力との対峙 

興奮して迎えた会見当日 

「質問は手短にお願いします」 

「きちんとした回答をいただけていると思わないので」 

記者たちからのクレーム 

想像を超えた広がり 

声援を受けて募ったやるせなさ 


第5章 スクープ主義を超えて 


突然の激痛 

あの手この手、官邸の対応 

記者クラブ制度の限界? 

不審な警告と身元照会 

産経新聞からの取材 

もっとも印象深い事件 

冤罪事件に國井検事が登場 

日歯連事件からの因縁 

隠したいことを暴いたその先で 

スクープ主義からの脱却 

心強い2人の記者 

目を合わせない記者たち 

輪を広げるために


内容(「BOOK」データベースより)


官房長官会見に彗星のごとく現れ、次々と質問を繰り出す著者。脚光を浴び、声援を受ける一方で、心ないバッシングや脅迫、圧力を一身に受けてきた。演劇に夢中だった幼少期、矜持ある先輩記者の教え、スクープの連発、そして母との突然の別れ…。歩みをひもときながら、劇的に変わった日々、そして記者としての思いを明かす。


著者について

●望月 衣塑子:1975年、東京都生まれ。東京・中日新聞社会部記者。慶応義塾大学法学部卒業後、東京新聞に入社。千葉、神奈川、埼玉の各県警、東京地検特捜部などで事件を中心に取材する。2004年、日本歯科医師連盟のヤミ献金疑惑の一連の報道をスクープし、自民党と医療業界の利権構造の闇を暴く。経済部記者などを経て、現在は社会部遊軍記者。防衛省の武器輸出政策、軍学共同などをメインに取材。

著書に『武器輸出と日本企業』(角川新書)、『武器輸出大国ニッポンでいいのか』(共著、あけび書房)。二児の母。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9B%E6%9C%88%E8%A1%A3%E5%A1%91%E5%AD%90

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ふくろうが鳴く?

 根津権現の境内のある旗亭で大学生が数人会していた。

 夜がふけて、あたりが静かになったころに、どこかでふくろうの鳴くのが聞こえた。

「ふくろうが鳴くね」と一人が言った。

 するともう一人が

「なに、ありゃあふくろうじゃない、すっぽんだろう」と言った。

 彼の顔のどこにも戯れの影は見えなかった。

 しばらく顔を見合わせていた仲間の一人が

「だって、君、すっぽんが鳴くのかい」

と聞くと

「でもなんだか鳴きそうな顔をしているじゃないか」と答えた。

 皆が声を放って笑ったが、その男だけは笑わなかった。

 彼はそう信じているのであった。

 その席に居合わせた学生の一人から、この話を聞かされた時には、自分も大いに笑ったのではあったが、あとでまたよくよく考えてみると、どうもその時にはやはりすっぽんが鳴いたのだろうと思われる。

 ……過去と未来を通じて、すっぽんがふくろうのように鳴くことはないという事が科学的に立証されたとしても、少なくも、その日のその晩の根津権現境内では、たしかにすっぽんが鳴いたのである。


(寺田寅彦「柿の種」岩波文庫)より

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2019年07月05日

21世紀の様相 ▽ピエール・ローラン・エマール

7月7日日曜 NHKFM 午前8時10分〜 午前9時00分

21世紀の様相 ▽ピエール・ローラン・エマール(1)

西村朗


「「鳥のカタログ」から 第7巻 第11曲「ノスリ」」メシアン:作曲

(ピアノ)ピエール・ローラン・エマール(9分41秒)

<PENTATONE PTC 5186 670(CD3)>


「「鳥のカタログ」から 第7巻 第12曲「クロサバクヒタキ」」メシアン:作曲

(ピアノ)ピエール・ローラン・エマール(7分50秒)

<PENTATONE PTC 5186 670(CD3)>


「「鳥のカタログ」から 第7巻 第13曲「ダイシャクシギ」」メシアン:作曲

(ピアノ)ピエール・ローラン・エマール(9分15秒)

<PENTATONE PTC 5186 670(CD3)>


「「ピアノのための練習曲」から 第1巻 第1曲「無秩序」 第2曲「開放弦」 第3曲「妨げられた打鍵」」リゲティ:作曲

(ピアノ)ピエール・ローラン・エマール(7分28秒)

<SONY CLASSICAL SRCR2130>


https://www4.nhk.or.jp/P446/





7月14日日曜 NHKFM 午前8時10分〜 午前9時00分


21世紀の様相 ▽ピエール・ローラン・エマール(2)

西村朗


「「ピアノのための練習曲」から 第1巻 第4曲「ファンファーレ」 第5曲「虹」 第6曲「ワルシャワの秋」」リゲティ:作曲(ピアノ)ピエール・ローラン・エマール(11分47秒)

<SONY CLASSICAL SRCR2130>


「「ピアノのための練習曲」から 第2巻 第7曲「悲しい鳩」 第8曲「金属」 第9曲「眩暈」 第10曲「魔法使いの弟子」」リゲティ:作曲(ピアノ)ピエール・ローラン・エマール(10分58秒)

<SONY CLASSICAL SRCR2130>


「「ピアノのための練習曲」から 第2巻 第11曲「不安定なままに」 第12曲「組み合わせ模様」 第13曲「悪魔の階段」 第14曲「無限の円柱」」リゲティ:作曲

(ピアノ)ピエール・ローラン・エマール(11分57秒)

<SONY CLASSICAL SRCR2130>


「「ピアノのための練習曲」から 第3巻 第15曲「白の上の白」」リゲティ:作曲

(ピアノ)ピエール・ローラン・エマール(3分53秒)

<SONY CLASSICAL SRCR2130>

https://www4.nhk.or.jp/P446/



ピエール=ロラン・エマール(ピアノ)

Pierre-Laurent AIMARD

現代音楽の旗手であり、古典作品を奏でる音楽家として高い評価を得ている。従来の境界線を飛び越えて、世界を舞台に邁進している。

演奏家に自由なプログラミングを託すコンサートや音楽祭のプロデュースも多い。

現在ドイツ・グラモフォン・レーベルと専属契約を結んで、初リリースしたバッハ「フーガの技法」でディアパゾン・ドール受賞、ル・モンド・ド・ラ・ムジークのショック賞、ビルボード・チャートのクラシック部門初登場1位、アメリカ「iTunes」クラシック・アルバムダウンロード・チャート第1位に輝く。

ニコラウス・アーノンクール指揮/ヨーロッパ室内管弦楽団と録音したベートーヴェンの「ピアノ協奏曲全集」(03年)と、ドビュッシーの《映像》と《練習曲集》を集めた録音(04年)が、それぞれエコー・クラシック賞受賞。アイヴスのピアノ作品《コンコード・ソナタ》と歌曲を集めたCDは、05年のグラミー賞受賞。

11年11月にはトッパンホール〈ル・プロジェ エマール〉に初登場、リサイタルだけでなく、マスタークラス、映画『ピアノマニア』試写会、個性的なコンサート「コラージュ―モンタージュ」など多彩な広がりを展開してる。

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『危険なビジョン』完全版2

〔ヒューゴー賞/ネビュラ受賞〕

いまあなたの手にあるのは、単なる本ではない、それは革命だ――奇才ハーラン・エリスンが、英米SF界の変革を試みた、原書で全23万9000語におよぶ書き下ろしアンソロジー。本書はヒューゴー&ネビュラ両賞受賞のライバー「骨のダイスを転がそう」をはじめ、ロドマン、ディック、ニーヴン、ヘンズリー、アンダースン、バンチ、クロス、エムシュウィラー、ナイトによる計10人11篇を収録した3分冊の第2巻。
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◎第2巻収録作品 
月へ二度行った男 
ハワード・ロドマン 
中村融訳 

父祖の信仰 
フィリップ・K・ディック 
浅倉久志訳 

ジグソー・マン 
ラリイ・ニーヴン 
小隅黎訳 

骨のダイスを転がそう 
フリッツ・ライバー 
中村融訳 

わが子、主(しゅ)ランディ 
ジョー・L・ヘンズリー 
山田和子訳 

理想郷 
ポール・アンダースン 
酒井昭伸訳 

モデランでのできごと 
逃亡 
デイヴィッド・R・バンチ 
山形浩生訳 

ドールハウス 
ジェイムズ・クロス 
酒井昭伸訳 

セックスおよび/またはモリソン氏 
キャロル・エムシュウィラー 
酒井昭伸訳 

最後の審判 
デーモン・ナイト 
中村融訳 

解説:若島正 


編者・ハーラン・エリスン
1934年、オハイオ州生まれ。10代後半からSFに興味をもつ。1956年インフィニティ誌に短篇が掲載されたのを皮切りに多数の作品を発表、全作書き下ろしの巨大アンソロジーである『危険なヴィジョン』(1967)を編纂して、アメリカSF界を代表する存在となった。
作家としてばかりでなく、批評家・TV番組のシナリオライターとしても活躍。独特のスピード感あふれる文体でアメリカSF界きっての鬼才と称されるエリスンの作品は、数多くのヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞を受賞している。2018年没。

本書の翻訳刊行は一巻で中断しており、半世紀ぶりに二巻目が続刊となった。古さを感じないアンソロジーで、地球の中心から叫んでるようなエリスンの声が聞こえる。
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2019年07月04日

明恵上人伝記

「梅尾明恵上人伝記 巻上」より


「十三歳の時、心に思はく、今は早十三に成りぬ。既に年老いたり。死なん事近づきぬらん。老少不定(ふぢやう)の習ひに、今まで生きたるこそ不思議なれ。

自ら鞭を打ちて、昼夜不退に道行を励ます。或る時は後の山の、木の空に木の葉深く積れる上に常に行きて座し、或る時は見解おこる様、かゝる五蘊の身の有ればこそ、若干の煩ひ苦しみも有れ。帰寂したらんには如かずと思ひて、何なる狗狼(くらう)・野干(やかん)にも食はれんと思ひ、三昧原へ行きて臥したるに、夜深けて犬共多く来りて、傍なる死人なんどを食ふ音してからめけども、我をば能々嗅ぎて見て、食ひもせずして、犬共帰りぬ。恐ろしさは限り無し。此の様を見るに、さては何に身を捨てんと思ふとも、定業ならずは死すまじき事にて有りけりと知りて、其の後は思ひ止まりぬ。」


「或る時、行法の最中に侍者を召して、「手水桶に虫の落ち入りたると覚えぬ。取り上げて放て」と仰せあり。仍りて出でて見るに、蜂落ち入りて死なんとす。急ぎ取り上げて放ちけり。

 又、坐禅の中に侍者を召して云はく、「後の竹原の中に、小鳥物にけらるゝと覚ゆる。行きて取りさへよ」と仰せられけり。急ぎ行きて見れば、小鷹に雀のけらるゝを追ひ放ちけり。此の如きの琴、連々也。

 或る時、夜深けて炉辺に眠るが如くして坐し給へるが、俄に、「あら無慙や。遅く見付けて、はや食ひつるぞや。火を燃して、急ぎ行きて追ひ放て」と驚き仰せられけるに、前なる僧、「何事候ぞ」と申せば、「大湯屋の軒にある雀の巣に、蛇(くちなは)の入りたるぞ」と仰せらる。深の闇にて有るに、怪しからずやと思へども、蠟燭急ぎ燃して行きて見れば、はや鎧毛に生ひて、羽なんども生ひてある雀の子を、大蛇飲みかけて、巣に纏ひ付きたり。急ぎ取り放ちにけり。」


「又、或る夜の夢に見給ふ、大海の中に五十二位の石とて、其の間一丈許(ばか)り隔てて、大海の興に向きて、次第に是を双べ置けり。我が踏みて行くべき石と思ひて、其の所に至る。信位の石の処には、僧俗等数多の人あり。然るに、信の石を躍りて初住の石に至るよりは、人なし、只一人初住の石に至る。又躍りて第二住の石に至る。此の如く次第に躍り著きて、十住の石を躍りて、又初行の石に至る。一々に踏みて、乃至第十地・等覚・妙覚の石と云ふまで至りて、彼の妙覚の石の上に立ちて見れば、大海辺畔なし。十方世界悉く礙(さはり)無く見ゆ。来れる方も遙かに遠く成りぬれば、此の所をば、人是を知らず。今は帰りて語らんと思ひ、又逆次に次第に踏みて、信位の石の処に至りて、諸人に語ると見る。」


「凡そこの上人、蟻・螻(けら)・犬・鳥・野人に至るまで、皆是、仏性を備へて甚深の法を行ずる者也、賤しみ思ふべからずとて、犬の臥したる傍にても、馬・牛の前を過ぎ給ふとても、さるべき人に向へるが如く問訊し、腰を屈めなどしてぞ通り給ひける。」




「梅尾明恵上人伝記 巻下」より


「上人常に語り給いひしは、「幼少の時より貴き僧に成らん事を恋願ひしかば、一生不犯(ふぼん)にて清浄ならん事を思ひき。然るに、何なる魔の託するにか有りけん、度々に既に婬事を犯さんとする便り有りしに、不思議の妨げありて、打ちさまし打ちさましして終に志を遂げざりき」と云々。

 上人禅定をのみ好み給ひて、一両年は少さき桶を一つ用意して、二三日、四五日の食を請ひ入れて肱にかけ、後の山に入り、木の下、石の上、木の空(うつほ)、巌窟(いはあな)などに、終日(ひねもす)終夜(よもすがら)坐し給へり。「すべて此の山の中に、面の一尺ともある石に我が坐せぬはよもあらじ」とぞ仰せられける。」


「或る時、又人の許より糖桶を進せたりけるを、後日に「其れこなたへ」とて前へ取り寄せ給ひけるを、結構の由に上に巻きたる藤の皮をむきて指出したりければ、やがて泣き給うひて、「糖桶は上を巻きたるこそ糖桶のあるべき様にて有るに、あるべき様を背きたる」とて、又いひ出してぞ泣き給ひける。此の如き事常に有りけり。」


「「譬へば、一日の中に行き著くべき所あるに、一人は、苦しく足痛けれども、杖にすがり兎角して暫くも止まらず、悩みながら其の処へ日の中行き著けり。一人は、余りに苦しく足の痛きまゝに、こらへずして有る石の上に休めり。心閑かに身安くして、歓喜極り無くして、此の石の上に仰のきに臥して空を見るに、浮雲(ふうん)風に随ひて西に行くこと速かなり。是をつくづくと守る程に、我が臥したる石東へ行く心地す。


歩は甚だ苦しく足の痛きに、此の石、船の如くして行く事速かなりと大いに悦び思へり。風吹き立ちて雲の早き時は、此の石はやく走る心地する時、独りごとに石に云ふ様、『目のまはるに、あまりはやくな行きそ、静かに行くべし。何となくとも、かくてはとく行き付くべきぞ』と云ふ。」」


(岩波文庫)より

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2019年07月03日

明恵上人集 (改版2009年)岩波文庫

「明恵上人歌集」より


「夢の世のうつゝなりせばいかゞせむ さめゆくほどを待てばこそあれ」


「山のはにわれも入りなむ月も入れ よなよなごとにまた友とせむ」


「あかあかやあかあかあかやあかあかや あかあかあかやあかあかや月」



「明恵上人夢記」より


「夢に云はく、石崎入道之家の前に海有り。海中に大きなる魚有り。人云はく、「是鰐也。」一つの角生ひたり。其の長一丈許り也。頭を貫きて之を繋ぐ。心に思はく、此の魚、死ぬべきこと近しと云々。」


「正義房之魂とて、たこの如き躰の物の生類なるあり。家の中に動き行く。義林房、之を取りて、刀を以てこそげ、なやして池中に投ぐ。其の形、亀に似て、向ひの岸へ行くべしと思ふに、底に沈み了んぬ。」


「夢に、自らの手より二分許り之虫、〔ふと虫の如し〕懇ろに之を出せりと云々。即ち懺悔の間也。」


「初夜の行法の時、水加持作法の間に眠り入る。夢に、我が身一尺許りの小さき竜と成ると云々。」


「大磐石有り。其の石に小さき穴有り。成弁、其の中に入りて思はく、出づるに猶称はず。義林房・縁智房、先づ此の石の上面かを過ぎたり。成弁、中に在りて義林房に告げて言はく、「いかゞして出づべき。」即ち、誦文を教へて成弁に誦せしむ。其の誦文、連歌の如し。いさなきのと云々。成、之を受け之を誦するに、大きなる□氷の日に尽くるが如く、誦するに随ひ次第に消ゆ。消え畢りて頭面漸く出づ。出で已りて又消えて腰に到る。今少し残れるを、とかくなして、抜きて之を出づ。磐石の残れるはぬけがらの様にて軽薄にして捨て畢んぬ。今は皆消えなむと思ふ。


明恵上人集 (改版2009年)岩波文庫 

「今は勝れて能き人もなく、勝れて悪き人もなし。何れも同じ様にて、善悪も見えわかず。是末代の故也。」

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