2019年02月18日

花田清輝展「転形期をいかに生きるか」

巧みなレトリックによる評論と「ものみな歌でおわる」など戯曲、「鳥獣戯話」「室町小説集」など小説で知られる花田清輝(1909〜1974)。

生誕110年を記念して、1994年以降ご遺族から寄贈された資料をもとに足跡紹介される。


https://www.kanabun.or.jp/exhibition/9165/

2019年1月26日〜3月10日(日)

休館日は月曜日(2月11日は開館)

神奈川近代文学館第2展示室


花田清輝が深く傾倒したのは前衛芸術で、後に岡本太郎、埴谷雄高、野間宏らと「夜の会」で交流を深めた。

戦後日本の知識階級が左翼思想に大きく傾いたのに同調するように、共産党に入った時期があったが、その思想性に違和感を持って離れた。

高見順、吉本隆明との論争が注目された後、古典や歴史に目を向けて新たな世界を拓いていった。映画にも造詣の深かった花田と映画の関係資料も展示。

https://www.museum.or.jp/modules/im_event/?controller=event_dtl&input%5Bid%5D=92548


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『アテンション 注目で人を動かす7 つの新戦略』(飛鳥新社)

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注目には3種類ある。

@即時の注目:感覚による数秒で揮発

A短期の注目:一時的な記憶の保管庫

B長期の注目:HDドライブに保存

3種類の注目を集めるのに使われる動機づけ →7種類のトリガー


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01 自動トリガー

感覚的刺激を与えて注目させる

色・シンボル・音など視覚・聴覚・触覚によって効果あげる。

02 フレーミング・トリガー

経験・性質・興味・文化的傾向などの文脈が判断基準に及ぼす影響の大きさ。

枠フレームを利用して「思考の惰性」を突破するのに「適応」と「議題設定」を活用。

03 破壊トリガー

相手の予想を裏切り、破壊して注目を集める。驚き(サプライズ) 単純さ(シンプリシティ)重要性(シグニフィカンス)の3S要素。

意味があり妥当で大事な要素が冒頭に含まれていること。

04 報酬トリガー

何か達成したら金品や物品を授ける 「外的報酬」、達成感といった心の満足を授ける「内的報酬」が長期における忠誠を育む。

05 評判トリガー

注目する・しないの判断に評判に依拠する。「専門家」「権威者」「大衆」へ、長期に注目を集める評判は「一貫性」「個性」「時間」によって構成。

06 ミステリー・トリガー

ウェイターがまだ料理の出てない注文について信じられないほど細かい記憶力を発揮する。

終わっていないタスクを忘れられない現象「サスペンス」「感情移入」「予期せぬ展開」

「クリフハンガー(ハラハラ状態)」 

07 承認トリガー

他者や社会から認められたいという欲求を利用。承認とは「認知」「評価」「共感」を満たす。自分に注目してほしいとか、人気者になりたいと望むことはタブーである。

以上7つのトリガーは、置かれた状況や相手により具体的手法が変化する。まず「相手を知る」=『ペルソナ』で具体的かつ存在する人とシンボリズム描くのが有効。アテンションとトリガーを駆使することで、人々が望んでいる音楽や映画を創作することが限りなく永遠に続けられる。

プロは新しいモノを生み出し、アマチュアはお金を払って💰、自己満足な詩集や音楽アルバムを消費する。人々や世界へ向かうよりは、一人称の幼稚な満足を望むからだ。

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