巧みなレトリックによる評論と「ものみな歌でおわる」など戯曲、「鳥獣戯話」「室町小説集」など小説で知られる花田清輝(1909〜1974)。
生誕110年を記念して、1994年以降ご遺族から寄贈された資料をもとに足跡紹介される。
https://www.kanabun.or.jp/exhibition/9165/、
2019年1月26日〜3月10日(日)
休館日は月曜日(2月11日は開館)
神奈川近代文学館第2展示室
花田清輝が深く傾倒したのは前衛芸術で、後に岡本太郎、埴谷雄高、野間宏らと「夜の会」で交流を深めた。
戦後日本の知識階級が左翼思想に大きく傾いたのに同調するように、共産党に入った時期があったが、その思想性に違和感を持って離れた。
高見順、吉本隆明との論争が注目された後、古典や歴史に目を向けて新たな世界を拓いていった。映画にも造詣の深かった花田と映画の関係資料も展示。
https://www.museum.or.jp/modules/im_event/?controller=event_dtl&input%5Bid%5D=92548