「あなたは私の運命よ。でも私はこの運命が気に入ったわ」王妃
「僕たちは紋章の双頭の鷲となりましょう」スタニスラス
ジャン・マレーが舞台で上演するためにコクトーが書いた作品。どんな役をしたいかと尋ねるとマレーは「1幕は沈黙、2幕は饒舌、3幕目は階段落ち」と答えた。この3つの条件によって作られた舞台。
初公開: 1948年9月22日
【映画製作】「美女と野獣」と同じくジャン・コクートが脚本を書きおろし、自ら監督した一九四七年作品。撮影は「旅路の果て」「血の仮面」のクリスチァン・マトラが監督、音楽は「美女と野獣」「ルイ・ブラス」のジョルジュ・オーリックが作曲、美術監督は「美女と野獣」「ルイ・ブラス」のクリスチャン・ベラール、装置担当も同様ジョルジュ・ヴァケヴィッチである。主演は「しのび泣き」「フロウ氏の犯罪」のエドウィジュ・フィエールと「美女と野獣」「ルイ・ブラス」のジャン・マレーが、コクトオ原作の舞台劇と同じく顔を会わせる。助演は練達のジャン・ドビュクール及びジャック・ヴァレンヌ、舞台にも映画にも活躍しているシルヴィア・モンフォール「ルイ・ブラス」のジル・ケアン、エドワード・スターリング、アブダラー等である。