4月19日(土) 19:00〜19:45 放送時間 45分
NHKE TV
9000年前に埋葬された女性は、神や精霊と交信し、いやしをもたらす人物だった?
首の骨や歯に残された特徴、豪華な副葬品。最新科学がそのミステリアスな姿に迫る。
豪華な副葬品、首の骨の異常、歯に空いた謎の穴。9000年前に埋葬された女性の骨から、彼女が実はシャーマン、つまり、神や精霊と交信し、人々をいやす存在とらしいことが分かった。最新DNA解析が、肌や目の色だけでなく、彼女の暮らしや社会的な役割までを浮かび上がらせる。さらに、CGによる顔の復元や、共に埋葬された子どもの骨の分析から、謎に包まれた古代の女性シャーマンの真実に迫る。(ドイツ2024年)
ドイツテレビ番組のドキメンタリーが、古代ミステリーに迫る。
CG映像での復元技術が、実物でありますね。
地球ドラマチック - NHK
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地球ドラマチック - NHK
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【語り】早見沙織
【制作】〜south & browse/ZDF/ARTE/ZDF STUDIOS(ドイツ2024年)制作〜
女性の「シャーマン」が埋葬されたのは紀元前10世紀。この頃、そこから240kmほど離れたトルコ南東部に、農耕が発達する前の重要な過渡期の狩猟採集民の複合集落あるいは宗教的施設と考えられるギョベックリ・テペが建設された。
女性の年齢は25歳から30歳、死因は自然死で泥レンガ造りの建物の床下に埋葬されていた。近くの建物の下には、他に14人が埋葬されていた。
住居の床下に死者を埋葬するのはPPNA期では一般的だが、考古学者が驚いたのは、女性の墓が大きな石灰石の塊で覆われていたことだ。この時代の埋葬としては珍しい。
墓の発掘を進めると、さらに驚いた。女性の体の上に、オーロックス(絶滅した野生のウシ)の頭蓋骨が置かれていたのだ。下あごは頭蓋骨から外され、女性の足元に置かれていた。他にもヤマウズラの翼やテンの脚、ヒツジやヤギなど、動物の骨が墓穴のあちこちに置かれていたとみられる。
人類史上の重要な時期に埋葬された女性の遺骨と副葬品は、この女性が果たした重要かつ意外な役割を物語る。
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トルコ南東部、チグリス川のほとりで発見された1万2000年前の女性の遺骨に関する最新の研究で、女性は生前シャーマンだったかもしれないことが明らかになった。
女性の遺骨が発見された場所の近隣にあるギョベクリ・テペ。遺骨と同時期のおよそ1万2000年に建てられ、複合集落あるいは宗教的施設として使われていた。
ARTnews JAPAN
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メノルカ島にあるエス・カリッチ洞窟から、3000年前の人間の毛髪を染めたものを入れた容器が見つかった。
はるか昔にどのように薬物が使われていたのかを示す貴重な証拠となる。
先史時代のヨーロッパにおける精神作用をもつ薬物の研究では、古代の容器に残されていた物質や、儀式が行われた場所にあった向精神性植物の残骸などの間接的なものしか見つかっていなかった。
エス・カリッチの「儀式的に埋められた」毛髪を分析したところ、アトロピン、スコポラミン、エフェドリンというアルカロイドの存在が確認された。アトロピンとスコポラミンは、島に自生するナス科のマンドレイク(Mandragora autumnalis)やヒヨス(Hyoscyamus albus)、シロバナヨウシュチョウセンアサガオ(Datura stramonium)などに、エフェドリンはジョイントパイン(Ephedra fragilis)に含まれている。
アトロピンとスコポラミンには幻覚作用があり、錯乱状態や知覚の変化を引き起こす。研究では、シャーマンによる儀式の際に、現実世界と霊界をつなぐため、意図的に摂取された可能性があるとしている。
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posted by koinu at 12:45| 東京 ☀|
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